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怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!
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Posted by ブクログ
やはり、良いよねぇ。 又さんかっこいい。 読み返すのは “小豆洗い” 「この先はおやめなせぇ」 江戸っ子訛りがうつりそうです。 あんなにかっこよく話せたら気持ちよいでしょう。 今年、最終巻が出ます。
ハードカバーからの再読。以前ハードカバーで読んだときは初の京極夏彦で、旧字体や京極夏彦独特の文体に、読むのに時間を要したが、再読までの間の時間に、いくつか京極さんの本を読んだおかげか、比較的すらすら読むことができた。妖怪話をもとに、人間の住まう『現実』を明らかにする、御行又市とその仲間たちご一行の活...続きを読む躍には目を見張るものがある。そしてこの作品を読んで一言。「やはり一番怖ろしいものは人間である」。
巷説百物語
懐かしいなーと思って読み直したくなりました😀 又市の名言がかっこよすぎる👍🏻 軽快に読めるのに内容は深い、心理描写が秀逸です!
魅力的なキャラクターと各話のバックグラウンドにある妖怪譚に惹き込まれる。言葉遣いは古臭いもののとても読み易く、時代物の入門編としても良さそう。 『嗤う伊右衛門』を先に読んでいたことで、特に最終話は又市の心中に抱える翳りが手に取るように分かった。
社会人K、「怪淡活が“山岡百介とおぎん、又市によって、最後に奇想天外の仕掛けで解決するシリーズ。哀切を極めた結末となる」
京極さんもこれで何冊目だろうか。これもおもしろかった。キャラがいいですよね。 ネットで調べてみたらこれはアニメになったみたいですね。大人の日本昔話として多くの人に普及させてほしい。 妖怪って昔は恐れられていたんだろうけど、江戸時代ではやっぱり娯楽や金儲けの道具だったんだろうと思う。心霊写真という...続きを読むのが一時期はやりましたよね。あれとおんなじ。 デジカメになってからなぜか言われなくなりましたが、きっと幽霊はデジタルには対応していないんでしょうね。 妖怪の説明が冒頭であり、それに絡んだ物語が展開していくというものです。京極氏の独特の言い回しや雰囲気がにじみ出ていて安心して読むことができます。 ほんと繰り返し読みたくなるような作品です。
大好きなシリーズの再読です。妖怪に興味を持って、少し勉強していたのですが、それで読むとまた別の目線から見ることができました。 今まで、小説の中に登場する妖怪は初めて知るものが多く、名前を見て「ふーん」と思う程度でしたが、なぜこのタイミングでこの名前が出てきているのか、妖怪の由来を知った後だとそれ...続きを読むが理解できりょうになりました。 そしてなにより登場人物の名前。そのようかにまつわる人物の名前や妖怪の名前をそのまま引用したものだとわかりました。 このシリーズをこれから再読していこうと思っていますが、楽しみで仕方ないですね。
普通、一つのシリーズを気に入ると同じ作者の違うシリーズが読めなくなる。一つのシリーズにつき一人のヒーローが原則だから、その絶対者、哀川潤とか京極堂とかがいないのが寂しくて。 でもこれ読んで、刀語りとかに手を出してみようと思った。むしろ京極堂シリーズに戻れるかが問題。 京極堂のがグロい。怖い。
一見、不可解な事件を、小悪党の御行一味があやかしに見立てて鮮やかに決着させる。変幻自在な語り口で物語を紡ぐ著者の筆が冴え渡っています。 江戸時代末期の天保年間。怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男・小股潜りの又...続きを読む市、垢抜けた女・山猫廻しのおぎん、初老の商人・事触れの治平、そして、何やら顔色の悪い僧・円海。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れていく…。 「小豆洗い/白蔵主/舞首/芝右衛門狸/塩の長司/柳女/帷子辻」の七編から成る時代小説。血腥い事件とあやかしを結び付けて着地させるだけでも凄いのですが、そこから妄執や情念、果ては人間の業まで立ち昇らせる著者の手腕に唸らせられっぱなしです。また、怪談とは言っても、単なる絵空事ではなく、それを生み出す人間の想像力を介して現実を映し出している作品でもあります。「必殺仕事人」を彷彿とさせるキャラ立ちした登場人物たちの手際の良さも堪能でき、シリーズ化も納得の著者渾身の一作です。
再読。 改めて巷説百物語シリーズを「遠巷説百物語」まで揃えたので、第一巻の本作から読み始める。 物怪話しにからめて、世の悪人悪事をバッサバッサと切っていくその手際がまことに鮮やか。又一はじめおぎん、治平がなんとも魅力的で引き込まれる。 どういうふうに落とし前をつけるのだろうという話もあるが、又一...続きを読む達に絡め取られる悪人とおなじように、自分も見事に絡め取られて話の落とし所に納得してしまう。 切ない話も多いのだが基本的に悪事は裁かれるので読後感は悪くない。
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