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自動運転アルゴリズム開発会社の社長・坂本が拘束された。襲撃犯はその身柄と引き換えに首都高封鎖を要求! 緊迫のAIミステリ
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Posted by ブクログ
SF、といっても今(2024年)から5年後の未来。なので、ちょっとだけIT技術が進化しているほぼほぼ現代社会を舞台にしたエンタメ小説となっていて、ストーリー構成、キャラクター造形、テーマの事件性や今日性、なにより物語の面白さからすぐにでも映画になりそう。自動運転車が衝突が避けられない場合に犠牲者をど...続きを読むうやって選択するか(トロッコ問題)というプログラムに隠された設定、アルゴリズムにおける恣意性の有無にまつわる物語は、SFというよりも謎解きの趣きだし、またそのプログラムの開発元の社長であり開発者自身である主人公のエンジニアが、爆弾犯に拉致されてからの救出劇はタイムリミットサスペンスとして面白い。プログラムにおけるアルゴリズムは一種の文体であり、ひいてはその作者の「その人らしさ」も現れる。爆弾の自動爆破を設定しているソースコードから爆弾犯の性格や人格が推理されていくという展開は、SFというジャンルだからこそ小難しい理屈から解放されて読書が楽しめるのだと思う。著者自身もエンジニアということだからかも知れないが、人類が生み出した技術が人命を左右する以上それは市民社会で管理・監視されるべきであるというテーマの着地点も、オープンソースというエンジニアリング的な発想を強く感じる。
自動運転車が普及された近未来の日本で、自動運転のアルゴリズムを開発する企業の社長の乗っている車がカージャックされた。 目的は? 二転三転する展開、やがて明らかになるおぞましい真相とその先の感動。余韻のすごく良い作品でした。傑作。
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安野貴博
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