2020年の恋人たち

2020年の恋人たち

836円 (税込)

4pt

母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。

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2020年の恋人たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大好きな島本さんの作品がまた一つ増えました。
    彼女の描く食と恋愛の描写は本当に唯一無二で。
    恋愛で満たされることと食事で満たされることって共通する何かがあると最近思うんだよね。
    そこで満たされなくても生きていけるけど満たされたときの幸福は凄まじい。
    ずっと読みたくて文庫化されるの待ち望んでいた本。

    0
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    最後に大切なものが残るなら
    冒険するのも楽しそう。
    自分の好きを選んでいけばいい。
    それが、恋でも愛でも
    友情でも家族でも
    対等ならいいね。

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    主人公の葵の性格がサバサバしている。
    その中に隠されている過去から自己の発見まで、
    何かと不思議だからすらすら読める面白い作品だった

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

     こんなにモテる主人公の話は初めてでした。本人は無意識なんだろうけど、異性を惹きつける何かがあるんだろうなぁと読んでいて思いました。

     育てられた境遇のせいか、幸せになること?人自体に興味がない主人公。母が亡くなっても感情的な悲しみは伝わってこない…。

     難しい主人公でしたが、面白かったです。

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    金の力で何とかする男、妻子持ちの魅力的な男、無骨で職人気質な男、女性には色んな男が近づいてくるんだなぁ。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    この物語の主人公の葵は、なかなか厄介だ。男には頼りたくないと思いながらも恋をしやすく、女臭くはないタイプだけど男を惹きつけやすい。

    ワインバーを営んでいた母が突然事故死してから、葵の生活は一変する。遺された店を継ぐのか、そして同棲しているのに会話をすることもなくなった引きこもりの恋人との関係はどう

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    ついにアラフィフとなってしまった私は、恋愛モノの本を読んでもイマイチ共感しきれなかったけど。この本の主人公の考え方&感覚にはとたも共感できた。

    例え愛に飢えていても、なんでもいいのではない。
    むしろ自分が求める心地の良い愛というのは、ストライクゾーンは年を追うごとに、経験を積むほどに狭くなる気がし

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    島本理生さんの瑞々しさは今も変わらない。
    女性の心の内にある言葉を丁寧に描くことに関して、島本さんは特に長けていると思う。
    主人公の葵がいくつもの経験を重ね前に進んだり、立ち止まったり、でも彼女は決して後戻りなんてしていない。
    そんな中で印象に残る言葉、
    「どうして自分の責任でしたことに、後悔しなけ

    0
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    自分から背負いにいってしまう女性。そんな彼女がさまざまな男性と出会い、お店を通じて、彼女自身を再認識する物語。


    この後は自分の生活を整理しています。

    私は男性だが、彼女に似て自分を忘れてしまう。私の場合、他人の意見に乗り自分を見失い苦しくなる判断と、自分を貫き後悔する判断をともに経験している。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    最後の加藤シゲアキの解説を含めて完結した気がする。うまく生きていくのが苦手な女性だなあとつくづく思う。

    0
    2024年05月23日

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