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私はこうして作家になった! 苦節二十年。どうしても小説家になりたかった男は卓越した商才と博才を駆使し、ついに悲願を成就した。「二足のわらじ」を履きながらも小説を書きつづけ、競馬で飯を喰ってきたのはなぜか? それは生活の糧を得られなければ、小説に専念できず、当然デビューなど果たせないからである。痛快人生必勝エッセイ。
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Posted by ブクログ
浅田次郎の小説家になるまでの「二足のわらじ」生活と 競馬に関するエッセイ。 蒼穹の昴しか読んだことなかったので、本書の内容、文体とのギャップに驚いた。まじめな人なのかと思ったら、おもろいおっさんだった。 全然、競馬について知らないけど、それでも面白く読めた。
浅田さんはどのように小説家になったのかを知りたくて読んだのですが、内容のほとんどが競馬に関する心構えやコツでした。が、小説家になるいきさつもちゃんと書かれていて満足。ギャンブルはしないのでわかりませんが、人生にも通じる教訓ばかりで勉強になります。うーん、一度でいいから競馬場へ行ってみたい。
2部構成になっていて前半は作家になるまでの道のり、後半はギャンブルについての氏の考え方です。 特に後半は競馬の楽しみを知るためには比類なきものになっていると思います。 競馬に限らず、氏の観察の仕方は様々な場面で役立つことでしょう。
1番なるほど、と思ったのは競馬の話よりも二足のわらじで小説家として成功したところ。競馬はやったことないのであれなんですが、機会あればやってみます。
この本で初めて浅田さんの人柄を知ってびっくり。 自衛隊やらちょっと裏側の社会経験やら社長やら… 波乱万丈の人生を送っていて、ますます興味を惹かれました。 勝負師の価値観を知ることができる本。 読めば他の著作をまた新しい視点で見れるかも。 (ただ内容の半分は競馬の極意です。でも競馬興味ない僕でも面...続きを読む白く読めました。競馬という題材を通じて価値観を知るという感じでどうぞ)
大きく2部に分かれていて、前半は自叙伝的な内容、後半(といっても本の2/3くらいを占めていますが・・・)は競馬のお話し。 著者は自身を「プロ」と呼ぶほどの勝負師で、競馬歴は長く、「運」「投資金額」「予想」などなどについて、経験に裏打ちされた哲学を、お上品なかたたちは眉をひそめてしまうような言葉遣い...続きを読むをちりばめながら披露しています。 また、昔の競馬場の様子や市井の人々の様子がユーモア溢れる表現で描かれており、一気に読んでしまいました。 ギャンブルに抵抗がある人は無理かもしれませんが、抵抗のないかたは存分に楽しめるかと思います。
作家・浅田次郎の競馬本。競馬の鉄則について指南する。 馬券の軸は先行馬。追込み脚質を軸にしてはいけない。穴をあけるのは人気薄の逃げ馬。突然先行して負けた追込み馬は、次回も買い。テンにズブくなった先行馬は当分消し、等々。競馬ファンであれば、だいたい判っていることではあるけれど、この法則を実際適用するの...続きを読むが難しくて、いつも悩んでしまう。馬券を買うにあたって、実際に適用できなければ意味がない。ということで、読んでいて疑問を感じる部分もあるけれど、それは彼のように長年競馬をやっていれば、ある程度わかることなのかもしれない。
第一部の「私はこうして作家になった」は、二足のわらじを履いてきた著者が、何故そうなったのかやその日々について書いており、興味深く読んだ。 第二部の「私は競馬で飯を食ってきた」は、競馬をするための心構えや著者の馬券の買い方など、競馬好きには大変面白い内容なのではないかと思う。 競馬を知らなくとも楽しめ...続きを読むると書かれていたが、若干ではあるが出てきた専門用語の意味が分からず、また専門的な話で競馬を知らない人には、猫に小判といったところかも知れない。 もっとも第二部が本書のメインであるだろうし、タイトルからして、その内容は想像に難くないことを考えると文句は言えない。 というわけで、競馬ファンにはオススメの内容であり、それ以外の人も競馬の本という認識のもと読むのであれば、面白いのではないかと思う。
浅田次郎さんにこんな一面もあったのか、という印象を持った一冊。ギャンブラーとしての生活や、考えていたことが書かれていて蒼穹の昴なんかとは全然違う、、いや、考え方としては通じる部分もあったかな、とにかく新しい一面だな~と思えた一冊でした。サクッと読める割に、「2足のわらじを履いても人間の力は半分になら...続きを読むず、しっかりやれば2倍にもなる」とか「そうかも」と思うことも書いてあっておもしろく読めました。
浅田先生のコラム。書かれている経歴を読んで、先生の小説の源に納得させられた。あと、これを読んで競馬場に行きたくなった人もいるのではないでしょうか?
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