ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
三十年近くコンビナートの荷役をし、酒を飲むだけが楽しみ。そんな男のもとに、十五夜の晩、偶然、転がり込んだ美しい女──出会うはずのない二人が出会ったとき、今にも壊れそうに軋みながらも、癒しのドラマが始まる。表題作ほか、青少年の鑑のような高校生が、ふと足を踏み入れた極道の世界で出会ったヒットマンとの、短くも充実した日々──「銀色の雨」。子供のころ、男と逃げた母親との再会をイタリアを舞台に描く「ピエタ」など、“浅田マジック”が冴える全七篇。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
短編小説。どの話も、男女のいろんな愛のカタチが切なく、そしてとても優しく描かれていた。 読み終わった後、じわーっと胸に暖かさが残る。それはどことなく月明かりのようなぼんやりとした暖かさにも似ていて、「月のしずく」っていうタイトルがとてもよく似合う本だと思った。 通勤中に電車で読んでいたのだけれど...続きを読む、どうしても涙をこらえられなくて、目に涙をいっぱいためながら本を読んでる変なひとになっちゃった。 失敗したっていい、どんな間違いをしたっていい、ちゃんと自分に見合う素晴らしいひとが身近にきっといて、その素晴らしさを拾い上げられるひとにならねば、と思わせられました。 全部好きだったけど、特に好きだったのはパリで出逢った画家の恋人が忘れられない女性のはなし。 「オルヴォワール」 美しい響き。フランス語の美しさを知っているからこそ、最後に交わすフランス語の別れの挨拶がとても切なく、潔く、美しく心に響きました。
浅田次郎さんの作品らしい7つの短編集。 ヤクザ、中国人、不器用な男や女が登場し、男と女の関係がまずある。 帯の題にもなっている「月のしずく」が一番だったかな。 美人で次々と男を替えるような女性リエが、金持ちで妻帯者の男性と関係を結び、赤ん坊が出来る。 当然の展開で、結局ケンカ別れになるが、たまたま...続きを読むその場面に出くわしたのが、中年の労務者辰夫。 女性を介抱し小汚ない自分の家に泊めてあげるが、それまで彼女と関係を持った男とは異なり、女性のことを考えて手を出さない。 彼女にとっては新鮮で、心が通うようにもなるが……。 不器用な男の辰夫は、実にいい味を出している。 彼女と関係を結ぶ男性とは真逆だ。 指名手配中のヤクザ岩井章次とその女菊枝、年下だが母親が菊枝のことを可愛がっていた関係で、幼い頃から面識のある和也との、不思議な生活を描く「銀色の雨」も良かった。
7つの短編集。老若男女の主人公、どの視点でも全く違和感なく入り込めるのが浅田次郎の力量。 自分の幼少期の経験もあるのだろうか…
積読してた7篇の短篇集。どれもこれも素直にいいと思います。月のしずく、聖夜の肖像、ピエタの男性は健気だなぁ。
男女の愛情であったり、親子の愛情であったり、色んな“情”に溢れた、なんかいい話ばかりの短編集。 熟練の大将が、素材も調理方法も全て異なる料理を次々と出してくれるのを、美味い美味いと言いながら食べているかのように読み進めていきました。 中でもグッときたのは 『聖夜の肖像』 『銀色の雨』 『流璃想」 ...続きを読む『ピエタ』 でした。って全7篇のうち4篇も選んでちゃ世話ないですね。 どれも面白かったです。
短編集。『銀色の雨』『月のしずく』がよかったです。久しぶりに大人の男と女の物語を読んだような気がします。どれも終わり方に余韻が残って、この後二人はどうなったのか?たぶん幸せになったのだろうと思う。そんな風に思わせる読後感の良い全7編でした。
あまりこういった恋愛小説の類は読まないのですが。。。 浅田次郎さんという作家はとてもエモーショナルで、私の中では「泣かせの次郎」。これでもかと泣かせを迫るのですが、どういうものかそれが余りいやらしくない。そのあたりの上手さがこの作家の特徴のように思います。 一方、冷静になって考えると、しばしば「...続きを読む何でそうなるの?」と思われるストーリーの必然性の無さが気になるところも有ります。特に長編ではそのあたりが気になってました。 短編は今回が初めてです。やはり「何故」は感じるところが無いとはいえません。しかし短い場面を切り取るという短編の特性ゆえでしょうか、長編よりもその傷が浅くて済むようです。長編よりも寄り爽やかで、一気に読み上げました。
2015.10再読 読んで処分しようと思ったものの、読んだら処分できなくなった短編集 2023.07再読 旅先持参、処分。やっぱりいい。 月のしずく ☆☆☆☆☆→☆☆☆☆ 聖夜の肖像 ☆☆☆☆ 銀色の雨 ☆☆☆→☆☆☆☆ 琉璃想 ☆☆ 花や今宵 ☆ ふくちゃんのジャック・ナイフ ☆☆ ピ...続きを読むエタ ☆☆☆
初めての浅田次郎、とても良かった。 複雑な人間関係がテーマなのかな、男と女、妻と夫、親と子。 読み終えた後に、どこか寂しさを感じる
浅田次郎さんって、こんな物語を書く人だったんだっけ? と、言うと失礼なんだろうな。女性が書いたのかな?と思ってしまうような物語もあったりします。人恋しくなってくる本です。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
月のしずく
新刊情報をお知らせします。
浅田次郎
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
天子蒙塵 1
母の待つ里
中原の虹(1)
壬生義士伝 1
兵諫
マンチュリアン・リポート
珍妃の井戸
シェエラザード(上)
「浅田次郎」のこれもおすすめ一覧へ
▲月のしずく ページトップヘ