東大生、教育格差を学ぶ

東大生、教育格差を学ぶ

1,034円 (税込)

5pt

本人が変えることのできない「生まれ」(性別・地域・世帯収入など)によって最終学歴などの教育結果に差が出ることを「教育格差」と呼ぶ。日本の学校制度で教育格差がどのように生じうるのか、地元やクラス、部活で周囲と距離を感じてしまう理由はどこにあるのか。出身家庭の世帯収入が平均的に高いというデータがあるなど、日本の教育格差をある種象徴する東大生が、自らの教育体験を語り、学び、葛藤する。

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東大生、教育格差を学ぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    教育社会学の入門としても読めるし、東大生の実態への野次馬根的な本としても読める。本書内で学生が、知ることと実践することには乖離がありつつも、知ること自体に意味を見出しているのが素晴らしいと感じる。
    自分が東大卒なので、学生の感想や議論には違和感を持たなかったが、他の人の感想を読むとそうではないようで

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    2023年06月23日

    Posted by ブクログ

    自分自身が首都圏の公立進学校出身で現在も都内の大学に在学中で、実際にこの講義を受けていた学生と環境が近く、語られる経験が似通っており、学生の意見に共感したりしなかったりしながら読んだ。
    教育社会学をテーマとした本書だが、登場する学生の中には教育に関心があった訳ではなく、これからも教育関係の仕事に就く

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    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    私は東大生ではないが、偏差値の高い大学で学んだので、教育格差を学ぶ学生たちの感想が自分とすごく近く、共感しながら読んだ。

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    2023年04月01日

    Posted by ブクログ

    まず、東大生の言葉の運用能力が高いと思った。
    印象的だったのは、他者の合理性と異質な他者への想像力。

    0
    2024年04月16日

    Posted by ブクログ

    男子は上半身裸で体育、黒髪最高、生まれながらの犯罪者はいない。
    今も昔も変わらない問題を生徒が考えるのに意義があります。
    経済だけでなく教育も30年変わらないのかと涙出ました。私たちの責任ですね。

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    2023年06月13日

    Posted by ブクログ

    ぼんやりと感じていた教育格差について深く考えるきっかけになった。同世代の人の意見を元に話が展開していくが、共感する意見も、ハッとさせられる意見もあっていろいろな気づきが得られた。
    対話形式なのでスルスルと読める。

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    2023年06月02日

    Posted by ブクログ

    特別SESが高い家庭ではなかったが、親が教育熱心だったお陰で(隠れた意図的養育)学業に困ってこなかった。一方で、大学進学、就職と周囲の環境が変わるにつれて、周囲に優秀な人が増え、自分の家庭との経済格差を感じるようになった。塾に行くこと、浪人すること、幼少期の種々の習い事等に制限のあった自分と裕福な家

    0
    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    学生の感想パートを通読すると、何とはなく、いかにも東大生だったらこう答えるよな、という臭みが目立つような気がする。といっても、きれいに視点や論点を敷きならべているので、標準的な教材としての価値はあるのだろう。
    中学校、高校の部活動は、教科学習以外の軸で生徒の自己実現のチャンスを用意するとか、生きてい

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    2023年04月10日

    Posted by ブクログ

    まず、知ることが大事だと感じた。
    偏差値の高い東大生でも自分が恵まれた環境にいることにさえ気付けない人がいるのだなと。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    興味深いテーマではあったが、良くも悪くも結局は「東大生」という枠組み(もちろん彼らも皆それぞれ多様な人生を歩んでいるのだが)の中でのディスカッションなのだ、と感じた。しかし、このような学びの機会によって、先ずは自分たちの育ちの環境について思いを馳せることができたのは、学生たちにとってとても有益だった

    0
    2023年09月07日

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