作品一覧
-
4.1
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
自分自身が首都圏の公立進学校出身で現在も都内の大学に在学中で、実際にこの講義を受けていた学生と環境が近く、語られる経験が似通っており、学生の意見に共感したりしなかったりしながら読んだ。
教育社会学をテーマとした本書だが、登場する学生の中には教育に関心があった訳ではなく、これからも教育関係の仕事に就くことはないであろうと語る人もいる。私も教育現場が孕む様々な問題については社会の構成員として関心があるが、将来的に教育を職とすることは無いであろうと思う。けれど、先述した学生が講義を終えて参加した座談会で語るように、直接は教育に関係ない立場だったとしても、企業の人事を考えたり、子育てをしたりするにあた