パロマー

パロマー

638円 (税込)

3pt

中年男性,職業不詳,妻と娘1人,パリとローマにアパートを所有.それがパロマー氏だ.彼は世界にじっと目を凝らす.観察に徹しようとする彼は,しかし….視覚的・文化的・思索的経験という3種の主題領域がそれぞれ記述的・物語風・瞑想的に書きあらわされ,三層に三重に積み重なって27の短篇が響き合う,不連続な連作小説.

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パロマー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    海が見たくなる。波を目で追いながら、パロマー氏のように抽象的世界に遊んでみたい(できないだろうけど)。

    0
    2018年01月17日

    Posted by ブクログ

    浜辺・・・好きですね・・・本の中の浜辺ですけれど・・・風に吹かれて時を忘れられるような場所に憧れます・・・カルヴィーノの肖像って見たことないんですけど濃い顔なのかな

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    カルヴィーノの作品でも1、2を争う解り易さのおかげで、突拍子もない幻想譚にも素直に感動できる。ボルヘスの『伝奇集』と併せて読むと別世界へすっ飛ばされること間違いなし。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「見えない都市」でもそうであったように、カルヴィーノは、この「パロマー」でも各文章群を数学的な配置に収めることに成功している。パロマーの場合のそれは、3、という数字を基にするもので、あるいは「ソナタ形式」の入れ子、とでも言ったらよいかも知れない構造である。註には、この本が出現する章の順番通り以外にも

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    2008年11月19日~20日。
     小説なのかエッセイなのか哲学書なのか、ただの自意識過剰人間のつぶやきなのか。
     なんだかんだいっても面白い。

    0
    2018年01月06日

    Posted by ブクログ

    哲学的で難解。でも読み終わる頃には、パロマー氏に不思議な親しみを感じ、パロマー氏的視線で世界を見るようになっているかも。

    0
    2011年12月07日

    Posted by ブクログ

    知識人パロマー氏が眼に見える世界を内省的に言語化・・・っていうよりも、私にはたまに見かけるようなちょっと挙動不審な面白いおじさんが何を考えていたのか・・・みたいな、ほほえましくちょっと要領の悪い中年男性が浮かんでしまい。オチで笑ってしまいました。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    自然科学的な物事の観察が、だんだん哲学的な範囲に及んでくる。カルヴィーノ自身もきっとそういう性質だったんじゃないかと思うが、こういう人は一定数居るだろう。でも主人公も言うように、結局自分に帰結する以上、見方にも限度がある訳で、あまり内向的になりすぎず他者との関わりを持たないといけない。自戒も込めて。

    0
    2018年06月17日

    Posted by ブクログ

    【本の内容】
    中年男性、職業不詳、家族は妻と娘一人、パリとローマにアパートを所有―これがパロマー氏だ。

    彼は世界にじっと目を凝らす。

    浜辺で、テラスで、沈黙のなかで―。
    「ひとりの男が一歩一歩、知恵に到達しようと歩みはじめる。

    まだたどりついてはいない。

    」三種の主題領域が交錯し重層して響き

    0
    2014年10月04日

    Posted by ブクログ

     あらゆる事を観察し、思考し、沈黙する。
     おそらく、何事も成す事無く去る。

     果たしてこれを小説と呼んでいいのか。
     誰かを理解するなんて事は、誰にもできないのかもしれない。
     クロウタドリの口笛のように。

     それはそれとして、読んでいる間中ずっとエドワード・ゴーリー描くところのイアブラス氏の

    0
    2013年02月06日

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