ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
深夜の高速道路で語られる百物語、学校を彷徨う伝説の幽霊、子連れでの散歩中に遭遇した呪いの物件……。古今語り継がれる「怪談」の数々を、ホラー界の旗手が戦慄のアップデート。精緻な技巧と無慈悲な想像力が邂逅を果たすとき、そこに真の〈恐怖〉が現出する――。「小説」ならではの企みに満ちた、著者真髄特濃短編集。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
全7話の短編集。どの話もとても面白く、作品の世界に引き込まれ、先が気になって気になって一気読み。 一話読むごとに、ストーリーや場面を思い返しながら余韻に浸って。 澤村伊智さんの小説は初めて読んだけど、この方の発想力はすごいなぁ。 日頃からホラーが好きで、色々な怪談には触れているけど、今までに出会った...続きを読むことがない種類の怪談で楽しめました。
最後の「怪談怪談」がすごかったです。どんなオチになるのかまったく想像がつきませんでした。怖くもあるし、切なくもある。新鮮な発想でした。 「笛を吹く家」もやるせなくて好きです。
「怪談怪談」が本当にすばらしい。澤村伊智という作家が死者というものにいかような視線を投げるかということ、それによって怪談を小説にする者のある矜持を示される。
短編集です。 どれもが映画になってほしい 納得の怖さ…。 どんどん次へ読み進めたくなる 秋の一冊をぜひ!
大好物の怪奇短編集に加え、表紙の不安にさせてくるイラストが秀逸で迷わず購入。 「高速怪談」と「涸れ井戸の声」は別のアンソロジーで読みましたが、特に後者は何回読んでも面白く好きな作品です。「笛を吹く家」のある意味怖いオチや「こうとげい」の民俗学的ホラーなどバラエティに富んだ作品が読めて楽しめました。
怖い話ばかりの短編集。オカルトもヒトコワもあり。 どの話も面白かったけど『うらみせんせい』が印象に残った。オチにゾッとした。 蒸し暑い夏の夜に読み返したい。
全体を通して、うっすら不気味でぞわっとする感じの怖い話でした。ホラー苦手なくせにホラーが好きなわたしにはちょうどいい怖さだったかも。 個人的に怖かったのは「こうとげい」 「うらみせんせい」はグロ注意です…。 「怪談怪談」のラスト、なんで言おうとしたのか自分の中で答えが出せなかったのが心残り…。
既読の作品も多かったけど、どれも最後にドンデン返しやあっと思わせる仕掛けがあって好き。 「笛を吹く家」や「苦々陀の仮面」が良かった。
ゾクっとするような作品は少なかったけど、やっぱり期待に応えてくれる作家さんだった。伏線というか、構成に工夫があるので、楽しませてくれる。 『高速怪談』 東京から大阪まで車を乗り合わせた主人公たち。それぞれが語る怪談や途中で描かれた不気味な女の絵など不穏な空気がが高まったところで「僕が堀だと何を根拠...続きを読むに信じているんですか」と言い出す男。これはヤバい!となってからの、思いもよらぬオチ。なんなんだ(笑)とはなったけど、読んでる間、それこそジェットコースターに乗ってるみたいに緩急がすごかった。 雑談の中に実在するホラー映画や漫画家の名前などが出てきて、澤村さんも好きなんだろうなとニヤニヤしてしまった。 『笛を吹く家』 夫婦と息子の三人で散歩をしていて見つけた廃墟。曰くつきの家。子供が消えるという噂。そこへ通っているらしき妻と息子。……これは違う意味で怖い。 残念ながらネタは途中でわかってしまったけど、このオチを怖いと思えるかどうかは読者の立場でも変わってくると思う。ちなみに私は怖かった。 『苦々陀の仮面』 国際映画祭でグランプリを獲った「苦々陀(くくだ)の仮面」というホラー映画。弱冠25歳の無名の監督や若いスタッフに注目が集まる。メディアの記事やHP、SNSなどで構成された作品。主演俳優の自殺報道から、母親の訴えとともに撮影中の暴行疑惑が浮上して……。 これも途中まではすごく怖かったんだけど、ネタが割れてしまってからは失速。もっとわけのわからない理由で死んでいく方が怖かったんじゃないかな。 『こうとげい』 新婚旅行の最後に向かった山奥の避暑地。泊まっているホテル以外、人家も店もほとんどない。足をのばした林の奥に廃旅館を利用したらしきカフェを見つけた夫婦は美しい姉弟からもてなしを受けるが……。 澤村さんらしい畏怖の対象が描かれた作品。こういうの、やっぱり上手いよね。 『うらみせんせい』 気づくと中学校の校舎にいた主人公たち。なぜか校舎から出られなくなった彼女たちを学校の怪談で知られる顔が無い「浦見先生」が襲う。 ネット小説にありそうな設定だけど、これも最後に捻りがある。子供たちが襲われるんだけど、容赦なくやられる様がエグい。映像化したら面白いだろうなと思ったけど、ある事が一発でバレてしまうからダメか。 『涸れ井戸の声』 他アンソロジーで既読。先輩作家西村から譲り受けた未発表原稿。そこには読んだ人々が今までで最も怖かったと言う短編「涸れ井戸の声」を探し求める西村の様子が書かれていた。 「牛の首」のように「怖い」という評判だけが聞こえてきて、実際はどんな話がはっきりわからない。読みたい欲求だけが募っていく。気にしなければ、忘れてしまえば、脅威ではない存在なんだろうけど、作家、まして恐怖を追求している作家が無視できるはずもなく。一読では怖いなと思ったけど、再読した今はそんなに(笑)。ただ、どんな話なのか読んではみたい。 『怪談怪談』 霊能者の取材の約束についての伝言メッセージ。夏休みの林間学校での出来事を書いた小学生の手記。奇妙な水彩画。オリエンテーションの打ち合わせをする大学生たちの音声記録。脈絡のない断片的な記述が、やがて一つの真実に繋がっていくのが凄い。それを嬉しそうに語る滝という人物が一番怖かったけど。
読み損ねていた短編集を満喫!✨ どれも…ちゃんと怖くて、さすがだなぁという感じw 好みだったのは「こうとげい」かなぁ、 でも「うらみせんせい」もよかったし、 「高速階段」もゾワゾワきたし、 「笛を吹く家」もそう来たか!って感じだし、 「苦々陀の仮面」もいろいろそそるし、 「涸れ井戸の声」もかなりそ...続きを読むそるし、 「怪談怪談」にもやられたし… うーん、もう一度最初から読みたくなっちゃったな!www
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
怪談小説という名の小説怪談
新刊情報をお知らせします。
澤村伊智
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ぼぎわんが、来る
斬首の森
Jミステリー2024~SPRING~
ひとんち 澤村伊智短編集
アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿(話売り) #1
邪教の子
ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
うるはしみにくし あなたのともだち
「澤村伊智」のこれもおすすめ一覧へ
▲怪談小説という名の小説怪談 ページトップヘ