歩兵の本領

歩兵の本領

649円 (税込)

3pt

名誉も誇りもない、そして戦闘を前提としていない、世界一奇妙な軍隊・自衛隊。世間が高度成長で浮かれ、就職の心配など無用の時代に、志願して自衛官になった若者たちがいた。軍人としての立場を全うし、男子の本懐を遂げようと生きる彼らを活写した、著者自らの体験を綴る涙と笑いの青春グラフィティ!

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歩兵の本領 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは、兵隊の話!士官ではない。鉄拳制裁は、表向き、真は世渡り下手の苦労人たちなんだよ。そんな彼らが自衛隊と言う柵のなかで織りなす物語。

    0
    2023年07月03日

    Posted by ブクログ

    自衛隊。
    閉鎖された組織だからこその絆が素敵です。
    限定された環境だからこそ受け継がれていく伝統や思いやりに感動します。
    男臭くて素敵な小説です。

    0
    2015年06月20日

    購入済み

    一度で終わらない

    何回も読みました。
    読むたびに、登場人物の心を深くまで知る事ができる気がします。

    0
    2019年06月14日

    Posted by ブクログ

    「君、いい体してるね。自衛隊入らない?」

    この言葉が流行ってたのはいつだろう。アイドルタレントじゃあるまいし、自衛官を街頭でスカウトするのかよって笑っていたけど、どうやらホントにこの言葉で自衛官を集めていた時代があったらしい。

    バブル時代よりも前の高度成長期、日本は超売り手市場で就職内定なんてい

    0
    2013年08月30日

    Posted by ブクログ

    2023.02.15
    私の中学の野球部のひとつ上の先輩は、先輩だから威張ってました。
    野球はヘタでした。せめて尊敬できるヒトが1人でもいれば、こういう短編にもなったかもしれませんが、私の中学時代の理不尽を書いたら「イヤミス」になってしまうなあと、本編とは関係ない読後感。

    0
    2023年02月15日

    Posted by ブクログ

    人間味溢れつつもカラッとした雰囲気の短編。
    私は集団行動が苦手で部活すら続かなかったタイプなので、読書を通してこういう世界を垣間見るのも良いなと。

    0
    2022年06月18日

    Posted by ブクログ

    単行本で出版されたとき、買いそびれてた本。
    う~ん。もっと、硬い本かと思ってた。

    幻冬舎アウトロー文庫で員数合わせの話は読んだことある。本書の話はチョット違ってたけど。
    70年代の自衛隊。理由のない虐めや暴力が横行するんだけど、浅田先生の文章力と設定で読まされてしまう。地連の街頭スカウトが職場だろ

    0
    2020年11月10日

    Posted by ブクログ

    1970年頃の自衛隊を舞台にした短編集。戦争の記憶を引きずる川原准尉の話(若鷲の歌)内務が悪い小村二士が半長靴を失くして戸惑う話(小村二等兵の憂鬱)和田士長と渡辺一士の諍いの話(バトル・ライン)青年援護会の借金に喘ぐ赤間一士の話(門前金融)これから自衛隊に入営する米山の話(入営)佐々木二士と今野二士

    0
    2018年12月09日

    Posted by ブクログ

    団塊世代が若かりし日の自衛隊の物語。当時は、ゲバ棒をもった革命家気取りの馬鹿学生が、自衛隊を目の敵にして、マスコミもそれに同調するような世相だったそうだ。しかも時は、高度成長期。一般企業ではどんどん給料も上がっていく中、3K+薄給の自衛隊に入る若者たちには、さまざまな事情があった(なので、この若者た

    0
    2018年10月23日

    Posted by ブクログ

    自衛隊へ勧誘されて入隊した若者の経験を描く。1970年代の自衛隊の様子が描かれる。まだ旧軍体験者が少数だが残っていた時代だ。作者も自衛隊の経験者だと解説にあった。

    0
    2018年10月19日

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