竹沢尚一郎の作品一覧
「竹沢尚一郎」の「ホモ・サピエンスの宗教史 宗教は人類になにをもたらしたのか」「社会とは何か システムからプロセスへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「竹沢尚一郎」の「ホモ・サピエンスの宗教史 宗教は人類になにをもたらしたのか」「社会とは何か システムからプロセスへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、社会人類学を専門とし、
現在は国立民族博物館教授である著者が、
「社会」のあるべき姿を考察する著作です
筆者は、ホッブス、ディドロ、アダム・スミス、デュルケーム、コントなど
近代社会科学の基礎を作った思想家たちを概観したうえで、
今日における社会統合の困難の一として、フランスにおける移民問題を紹介。
そして、水俣での市民運動などをてがかりに
上述の社会科学が前提としてきた、
閉鎖的で均質な、システムとしての社会像を批判し
多様性と複数性からなるプロセスとしての社会像の構築を提唱します。
近代の創生期において、複数性に注目したスピノザへの注目
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「社会」という語は、どのような意味や役割を担わされてきたのか。
十七世紀以降のヨーロッパで、それは初め、統治や富の増大を目的に国家が介入する空間として認識された。
後に、貧困・暴力・不衛生など、「社会的な」問題が拡大し、それに対処するための対象となった。
社会を複数の要素からなる複合的なものとしたのはスピノザである。
人が他者とともにより良き生を築くための場という彼の構想に、社会の可能性を読む。
[ 目次 ]
はじめに
第1章 社会の発明―ホッブズ、スピノザ、ルソー
第2章 社会の発見―統治性と社会問題の出現
第3章 社会の科学の成立 ―社会主義と社会学
第4章 社会と文化―文