作品一覧

  • ビアス怪談集
    3.0
    1巻660円 (税込)
    無気味な超自然の世界を描く世界代表怪談集。「ポーの再来」「短編の巧者」といわれるビアスの名作。人間の心に潜む超自然に対する恐怖心を鋭く捉え、簡潔直截な手法で描く! ――悪魔の辞典で知られるビアスは、短編小説を組み立てさせれば、彼ほど鋭い技巧家は少ない。評価がポーの再来というのは、確かにこの点でも当っている。そのうえ、彼が好んで描くのは、やはりポーと同じように、無気味な超自然の世界である……と芥川龍之介をして言わしめた。ビアスの短編中、怪奇と幻想に満ちた妖異談を選び、名だたる難文を見事な新訳にしておくる。
  • 新編 悪魔の辞典
    4.1
    1巻858円 (税込)
    恋愛-一時的の精神異常だが、結婚するか、あるいは、この病気の原因になった影響力から患者を遠ざけるかすれば、簡単に直る。…このような風刺と機知に富む社会批評で、19世紀末アメリカのジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(1842-1914?)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。(解説=長田弘)

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  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼
    3.3
    1巻671円 (税込)
    ある男が橋の上で絞首刑になろうとしていた。足元の板が外され川に落ちた彼が、敵の銃弾を逃れてたどり着いたところとは(「アウルクリーク橋の出来事」)? 森に住む女が恋人からの求婚を頑なに拒んだ理由とは(「豹の眼」)? 『悪魔の辞典』の著者として有名なビアスは、苛烈な南北戦争や長男の決闘死といった自らの経験をもベースに、ひたすら「死」を描き続けた短篇の名手でもあった。その代表的な14篇を収録。
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

    Posted by ブクログ

    岩波文庫などで、著者の『悪魔の辞典』以外の短篇もいくつか読んだはずなんだけど。ビアスってこんなに面白かったか…と思いました。編纂がよかったのかな、それとも翻訳や解説が。それにちょうど現在の私自身の「調子」のようなものともよく合っていたような。幸運な出会いでした。

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    2011年09月02日
  • 新編 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

     風刺と機知に富む社会批評で、
    アメリカ草創期のジャーナリズムで
    辛辣な筆を揮ったピアスの箴言警句集。
    その中で面白かったのが、
     「王子さま」
       ロマンスの中では田舎娘に、
      現実の生活では友人たちの細君に
      愛情を施す青年紳士。
     「電話」
       気に食わぬ奴を寄せつけないでおく
      便宜の一部を放棄せざるを得ぬ悪魔の発明品。
    である。
     読んだ瞬間、思わずふいてしまった。
    確かに、その通りであるな、と思った。
    「悪魔の発明品」という言葉が好きだ。

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    2010年01月27日
  • 新編 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    原語で読めたらさらに面白かろうに!
    言葉遊びと、辞書のように他の類義語に対応させているのでより面白い。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    一番のおすすめは『友情』
    天気の良い日は二人ぐらい十分乗れるが、悪い日にはたったの一人しか乗れない船。

    他のおすすめとしては『大砲』『批評家』『殺人』『お金』『阿片』『尊敬』などが素晴らしい。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

    Posted by ブクログ

    ひねくれものとあまのじゃくは必携だと思う。ただし読み過ぎると穿った見方を獲得しすぎて多分社会生活に影響します。

    0
    2009年10月04日

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