作品一覧

  • ナイフをひねれば
    3.9
    1巻1,200円 (税込)
    「われわれの契約は、これで終わりだ」彼が主人公のミステリを書くことに耐えかねて、わたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは探偵ダニエル・ホーソーンにこう告げた。翌週、ロンドンの劇場でわたしの戯曲『マインドゲーム』の公演が始まる。初日の夜、劇評家の酷評を目にして落胆するわたし。翌朝、その劇評家の死体が発見された。凶器はなんとわたしの短剣。かくして逮捕されたわたしにはわかっていた。自分を救ってくれるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作!/解説=三橋曉
  • 殺しへのライン
    3.9
    1巻1,200円 (税込)
    『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホーソーンとわたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは、初めて開催される文芸フェスに参加するため、チャンネル諸島のオルダニー島を訪れた。どことなく不穏な雰囲気が漂っていたところ、文芸フェスの関係者のひとりが死体で発見される。椅子に手足をテープで固定されていたが、なぜか右手だけは自由なままで……。傑作『メインテーマは殺人』『その裁きは死』に並ぶ、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!/解説=若林踏
  • ポピーのためにできること
    3.9
    1巻1,518円 (税込)
    イギリスの田舎町で劇団を主宰するマーティン・ヘイワードは地元の名士。次回公演を控えたある日、彼は劇団員に一斉メールを送り、2歳の孫娘ポピーが難病を患っていると告白。高額な治療費を支援するため人々は募金活動を開始したが、この活動が思わぬ悲劇を引き起こす。関係者が残した大量のメール、テキスト・メッセージ、メモ書き、新聞記事、SNS投稿。資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは?――イギリスで20万部突破、タイムズ紙が「21世紀のアガサ・クリスティー」と評した犯人探しミステリー。圧巻のデビュー作!
  • カササギ殺人事件 上
    4.2
    1~4巻1,018~1,100円 (税込)
    1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!
  • その裁きは死
    4.1
    1巻1,200円 (税込)
    【ミステリランキング4冠! 第1位『このミステリーがすごい! 2021年版』海外編・第1位〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10 海外部門・第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇・第1位『2021本格ミステリ・ベスト10』海外編】実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。裁判の相手方だった人気作家が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182”。被害者が殺される直前に残した謎の言葉。脚本を手がけた『刑事フォイル』の撮影に立ち会っていたわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査にふたたび引きずりこまれて──。年末ミステリランキングを完全制覇した『メインテーマは殺人』に並ぶ、シリーズ第2弾! 驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。/解説=大矢博子
  • メインテーマは殺人
    4.1
    1巻1,119円 (税込)
    自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかというのだ。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。ワトスン役は著者自身、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ! 7冠制覇『カササギ殺人事件』に並ぶ圧倒的な傑作登場。/解説=杉江松恋
  • ジャングル・ブック
    4.0
    1~2巻616~704円 (税込)
    ある夜、ジャングルで虎に追われた男の子が、狼の住む洞穴に迷い込んできた。母狼にモーグリと名付けられ、ジャングルの掟を学びながらたくましく成長し、十年後ついにオオカミの王者となる。名作が甦る!
  • 新訳 ジャングル・ブック
    -
    1巻792円 (税込)
    オオカミが暮らすジャングルに、人間の赤んぼうが迷いこんできた!? 母オオカミは、この子をモーグリと名づけ、オオカミの子として育てることに! こわい教師のクマのバルーや、狩りの名手の黒ヒョウのバギーラが、ジャングルのおきてを教えてくれた。少年になったモーグリは、トラのシア・カーンと命をかけて戦う。その結末は!? 少年モーグリと野生の動物たちとの大冒険! ノーベル文学賞作家キップリングの代表作! 小学校中学年から読みやすい新訳による名作物語の決定版。【小学中級から ★★】
  • ガリバー旅行記
    3.9
    1巻704円 (税込)
    寝ている間に手足と体をしばられ、台車にのせられて小人国の都につれてこられたガリバー。小山のような人間に、都は大さわぎ! 左足を鎖でつながれたガリバーは、小さな皇帝と会うが……。
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    謎解きが2つあるなんて!という贅沢作品。
    他の作品も読んだけど、これが一番ラスト4分の1くらいが怒涛の展開でおもしろかった。クリスティ愛に溢れていてそっちも読み返したくなる。

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    2024年05月23日
  • ナイフをひねれば

    Posted by ブクログ

    〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ4作目。いま最も刊行が楽しみなシリーズの一つである。

    本書の魅力は、何といっても、現実と虚構がごちゃまぜになったメタ性にある。作者のホロヴィッツが探偵ホーソンのワトソン役で登場し、ホロヴィッツの周囲の人物や出来事がことごとく実名で描かれるのである。

    お世辞にも良好な関係性を築けているとはいえないホーソンとホロヴィッツだが、今作ではホロヴィッツがホーソンに契約の打ち切りを宣言するところから物語が始まる。しかし、このシリーズでは毎回悲劇に見舞われるホロヴィッツ。今回はなんと殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまうのだ。こうなっては頼れるのは、あの男しかいない。

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    2024年05月12日
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犯人誰なの?と気になったところで上巻が終わり、下巻に入ったが、なんと言うことか。肝心の最終章がないなんて。
    しかも作者は亡くなってしまっている。スーザン同様、これは腹が立つ。

    アランの書いた小説の続きみ気になるが、現実世界で起きたアランの死についても滅茶苦茶気になるため、徐々に小説の終わりがないことについては気にならなくなってきた。
    アランの妹や元妻、恋人と次から次へと現れる容疑者(読者には全員容疑者に見える)。
    動機はいかに…これまたどいつもこいつも殺りそうなのである。

    スーザンが謎を解くまで、一気読みに近かった。
    小説とリンクするところがあると思いきや、まさか現実のアリバイとして小説の

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    2024年05月07日
  • ヨルガオ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    アンソニー・ホロヴィッツ作品を読むのは4作目。
    作中作「愚行の代償」単独でも十分に高品質なミステリーなのに、それが現在(設定は2016年)の事件と共鳴しあって、8年前に結審した筈の殺人事件と今の行方不明事件が同時に解決する、という、またまたアクロバティックな展開に今回も脱帽です。
    独特な性癖のひとが多めに出てくるのは、少々食傷気味ではあるけれど、アティカス・ピュントものとして続く限りはある程度避け難いのかも。

    これだけ制約がある中、続編で同じクオリティを保てるのかしらん、と次が心配になるくらいの傑作でした。

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    2024年05月09日
  • ヨルガオ殺人事件 上

    Posted by ブクログ

    「カササギ殺人事件」で、上下巻もので上巻を読み終えた段階での感想にはほぼ意味が無いと身に染みたので、上下巻読み終えたあと下巻の方に感想記入

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    2024年05月07日

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