北田絵里子の作品一覧

「北田絵里子」の「関心領域」「穴の町」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 関心領域
    NEW
    -
    1巻2,750円 (税込)
    おのれを「正常」だと信じ続ける強制収容所の司令官、司令官の妻と不倫する将校、死体処理班として生き延びるユダヤ人。おぞましい殺戮を前に露わになる人間の本質を、英国を代表する作家が皮肉とともに描いた傑作。2024年アカデミー賞国際長編映画賞受賞原作
  • グレート・サークル
    4.7
    1巻4,070円 (税込)
    幼い頃から空の世界に魅了されていたマリアン。空軍での従軍を経て、生涯の夢である地球一周飛行挑戦の途上、彼女は消息を絶った──50年後、ハリウッド映画でマリアン役を演じるハドリーは、明かされることのなかった秘密に近づいていく。英国最高峰ブッカー賞最終候補作
  • あのこは美人
    3.8
    1巻2,970円 (税込)
    整形中毒のルームサロン嬢。アイドル好きの美容師。赤ちゃんが欲しい会社員。恋愛に悩むアーティスト。容姿や家柄、学歴、結婚、妊娠――。韓国女性を取り巻く呪縛を乗り越えて、今日も彼女たちは強く生きていく。ソウルの一角に暮らす女性たちのオムニバス。
  • ウエスト・サイド・ストーリー〔新訳版〕
    4.7
    1巻990円 (税込)
    少年ギャング抗争の間で生まれた、禁じられた恋。伝説のブロードウェイミュージカルのノベライズを、新訳で刊行。解説/大串尚代
  • レイラの最後の10分38秒
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏にあるごみ箱の中で、娼婦が息絶えようとしていた。死後も続く10分38秒間の意識の中で、彼女は、5人の友人とひとりの最愛の人と過ごした日々を思い出す。居場所のない街の片隅でみつけた、汚れなき瞬間を映し出した物語
  • 穴の町
    3.5
    1巻2,750円 (税込)
    郊外の名もなき町々についての作品を執筆中の「ぼく」。とある町に滞在し、誰も乗らないバスの運転手をはじめとする町の住人に取材をする。あるとき、街区に大きな穴が空きはじめ、町は消失し始める……。オーストラリア発・カフカ、安部公房の系譜を継ぐ寄想小説。〈ガーディアン〉誌で「力強く、かつ不穏」と評された物語。
  • 荒野にて
    3.4
    1巻2,200円 (税込)
    孤独な15歳の少年は、殺処分が決まった老競走馬をひそかに連れ出し、遠くに住む伯母のもとへ荒野を行く旅に出る。胸を打つ物語。アンドリュー・ヘイ(「さざなみ」)監督映画原作。4月12日(金)公開! ヒューマントラストシネマ渋谷他、全国順次ロードショー
  • レッドカード 汚職のワールドカップ
    -
    不正はまだ続いている!――オリンピックを超える世界的なスポーツイベント、サッカーW杯。だが、その開催権獲得の裏で動いているのは巨額の不正な金と陰謀だ。本書は、ロシアがW杯の開催権を得るために使った不正な取引の数々――賄賂、エルミタージュ美術館の絵画提供、審判の代理買収――からFIFAの汚れた理事たちの姿までを次々と明かしていく。映画化決定の迫真のノンフィクション
  • ダーク・スター・サファリ ― カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅
    4.8
    1巻3,080円 (税込)
    それは旅というより、姿を消しつづける行為であり、 〈暗黒星の彷徨=ダーク・スター・サファリ=〉にほかならない。 チャトウィン『ソングライン』、ブーヴィエ『世界の使い方』に続く、 「オン・ザ・ムーブ」シリーズ第3弾。 アフリカの光と闇の奥をめざして、サファリをつづける。スワヒリ語の「サファリ」とは「旅」を、そして「音信不通になること」を意味する。 ハイエナ、象牙の密輸、ゴミ溜め、酷使されるロバ、 丸石敷きの路地にある剥き出しの汚水溝、 薄暗い小屋へ客を誘いこむ暗い目をした女…… セローがアフリカの地で見出した、西洋近代とはちがった「世界のあり方」とは? 原著 Dark Star Safari: Overland from Cairo to Cape Town
  • ソングライン
    4.4
    1巻3,080円 (税込)
    「自分自身が最も強く影響を受けた作品は他でもない本書『ソングライン』である。 この分厚い物語をガイドブック代わりに、ぼくはオーストラリアを北から南へと縦断した」 ――石川直樹(解説・写真) オーストラリア全土に迷路のようにのびる目にはみえない道―ソングライン。 アボリジニの人々はその道々で出会ったあらゆるものの名前を歌いながら、世界を創りあげていった。 かつてのドリームタイムに大陸を旅した伝説のトーテムの物語に導かれ、チャトウィンは赤土の大地に踏み出す。 人はなぜ放浪するのか――絶えずさすらいつづけずにはいられない人間の性を追い求めた チャトウィンが、旅の終わりに見出したノマティックな生き方の真実とは? 紀行文学の最高傑作を写真家・冒険家 石川直樹氏の解説付で復刊。
  • 夜が来ると
    3.9
    1巻2,420円 (税込)
    夜、家を虎がうろついている……海辺の家で一人暮らす75歳のルースのもとに、ある日ヘルパーのフリーダが現れた。不思議な魅力を持つフリーダに、ルースは次第に心を許すようになるが。オーストラリアで多数の文学賞に輝いたサスペンスと抒情に満ちた傑作長篇。
  • プリムローズ・レーンの男(上)
    3.5
    1~2巻836円 (税込)
    オハイオの田舎町で「プリムローズ・レーンの男」と呼ばれてきた世捨て人が殺された。なぜか一年じゅうミトンをはめていたその老人は、殺害時、すべての指が切り落とされミキサーで粉々にされていた。ノンフィクション作家のデイヴィッドは、編集者にこの事件を調べるよう求められた。愛妻の死後、断筆を続けていたが、この事件には何か特別なものを感じる。作家は調査に乗り出すが、信じがたい事実が次々と明かされ…。
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    死ぬ時ってこうなのかな、とまだ見ぬ死に思いを馳せた。ファンタジーだけど、こうなるといいな、私はレイラみたいに寛容に生きてるかな、って反省した 90

    0
    2023年12月28日
  • グレート・サークル

    Posted by ブクログ

    ボリューム満点で、私自身終わりまで読んでサークルを閉じられるか不安だったが、半分過ぎた辺りから怒涛の勢いで読み終えた。

    マリアンとハドリーがどう重なっていくのか…と思ったが、なるほどその役割を担うのね。

    それぞれの生い立ちや、時代ならではの生きづらさを吹っ切るように空へ向かう姿が、このページ読み終えると沁みるなぁ…

    0
    2023年12月21日
  • グレート・サークル

    Posted by ブクログ

    これは面白かった!
    話の大きさ、物語性、構成、個々のキャラクター、ストーリー…最初そうでもなかったのに、読み進むにつれ、どこへ行くんだろう?とどんどん取り込まれていく。戦時下の女性パイロット、という目立つトピックだけでなく、アイデンティティー、どう生きるか、性自認、恋愛感情やその切なさまでも盛り込まれている。
    ここへ辿り着くためには、この長さが必要だったなと思う。

    とてもよかった。円は見事に完結。

    0
    2023年09月21日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    10分38秒のあいだ— 心臓の動きが止まった後も意識は続くのだそう!
    そのわずかな時間に人は何を思うのだろう? 魅惑的な街イスタンブルの裏側で生きた一人の娼婦レイラの物語。5人の友人たちの物語でもある。1947〜1990

    心を鷲づかみにされた

    大人に服従するしかなかった少女時代
    そして
    喧騒にまみれた街の片隅で友情を育み
    尊厳を保ちながら暮らすレイラの姿に

    「自分自身を知り、わが人生の主人になってみよう」

    心が軽くなっていく

    青い尾ひれをゆらしながら泳ぐ闘魚(ベタ)に導かれ やっと自由を手にしたレイラの姿に

    テキーラ・レイラが息絶える最後の10分38秒を、一分ごとに記憶の糸を手繰

    0
    2023年06月16日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    1度途中まで読んで、主人公の人生の悲惨さに耐えられず読むのを断念した本。再度チャレンジして読み終わると、読んで良かったと心から思えた。

    0
    2023年06月02日

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