佐々木徹の作品一覧
「佐々木徹」の「恋愛カウンセラー マキの貞操ファイル 完全版(電子限定カラーイラスト付き)」「恋愛カウンセラー マキの貞操ファイル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
英国推理小説の黎明期から黄金時代までの作品を収録。
推理小説として洗練されてゆく過程も分かる。
『バーナード・ラッジ』第一章より チャールズ・ディケンズ
(付)エドガー・アラン・ポーによる書評
推理小説的なの部分を、連載序盤にポーが書評で謎解き。
次いで、完成後の作品についての手厳しい書評。
「有罪か無罪か」ウォーターズ
追跡している男は犯人か、それとも無実なのか?
「七番の謎」ヘンリー・ウッド夫人
密室の家で起こった殺人。真実へ導く糸は悲しい結末へ。
「誰がゼビディーを殺したか」ウィルキー・コリンズ
殺人事件の決め手はナイフだ。だが彼は逡巡の末に・・・。
Posted by ブクログ
下巻は一気読み。古典で一気に読めるなんて!ディケンズすごい!
なんていうかもう小説全体が英国流のシニカルな笑いに満ちている。
ヒップの本当の恩人が誰であるか分かったときもそう。自分が裏切ってきたと思っていた故郷の恩人に胸の内を打ち明け、新たなスタートを切ろうとしたときに、相手から幸せの仕返しを受けたときもそう。
一番好きなキャラクターはウェミック。シティ(ロンドンの仕事場)にいる時はカリスマ弁護士ジャガーズの有能な秘書として自分を出さずに淡々と仕事をこなしているのに、ウォルワースの城(郊外の自宅)へ帰ると全然違う。城の前に跳ね橋を付けたり、毎日決まった時間に大砲を打ち鳴らしたり、居間のドアに楽
Posted by ブクログ
うーん、何から書こうかなあ。
面白いよ。
この本を読もうと思ったのは実はちょっと前に読んだカルロス・ルイス・サフォンの「天使のゲーム」がいまいち良く分からなくて、「天使のゲーム」の中の主人公が子供の頃から大事にしていたこの「大いなる遺産」に鍵があるのではないかと思ったから。なるほどねえ。鍵かどうか分からないけれど、河の下流の沼地近くの最底辺の生活、お屋敷の中の時間が止まったような老婆…。似ているモチーフはある。
主人公ヒップはテムズ川の河口の沼地に近い所で、姉とその夫ジョーと暮らしていた。両親は亡くなり、癇癪持ちの姉に虐待されながら育っていた。回りの大人にも馬鹿にされ、いつも嫌な思いをしていた
Posted by ブクログ
やっと読んだ
3巻まで岩波文庫で読んだが、読みづらさを感じて4巻はちくま文庫で読んだ。岩波文庫はわりあひ正確な訳で、挿絵も登場人物表も地図もあって至れり尽くせりだが、訳文が堅苦しくてこなれてゐない印象。ちくま文庫の方は訳は古いが、訳文が生き生きしてゐて、岩波文庫より読みやすかった。個人的にはちくま文庫の方がいいです。岩波で解らない箇所はちくま、ちくまで解らない箇所は岩波といふ風に交互に読むとより理解できた。
それにしても克明な描写とそれに紛れた数々の伏線には感嘆した。小谷野敦と大江健三郎と筒井康隆がディケンズの最高傑作だとほめてゐたので読んだが、恐しく長大な社会派エンターテイメントで、一瞬