佐野眞一の作品一覧
「佐野眞一」の「別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判」「だれが「本」を殺すのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐野眞一」の「別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判」「だれが「本」を殺すのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部卒。『旅する巨人』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞受賞。『東電OL殺人事件』、『小泉純一郎 血脈の王朝』など数多くの著書がある。
読み応えあり
この事件は結構インパクトのある事件として記憶していたので、どこまで掘り下げられているのか興味が湧いて読んでみた。なかなか奥の深い色んな組織の思惑までも暴露していく内容に感心しながら読ませてもらいました。
Posted by ブクログ
攘夷から幕臣に転じ、明治維新以降の偉業を成し遂げた渋沢栄一についてはそれなりに知るところではあったが、その子である篤二と孫の敬三についてそれぞれ激動の人生であった事については初めて知っただけにその驚きは大きかった。
あまりにも壮大な一族の繁栄から没落までの流れはただただ感嘆するばかりで、一言では語れない。
渋沢家三代が日本経済に残してくれたものは大きいし偉大だ、と言う事が実感として強く残る。
最後に著者が語っている事を心に残った言葉としてここにそのまま残しておきたい。
『事業にしろ遊芸にしろ学問にしろ、自分の信ずるせかいにこれほど真摯に没入していさぎよく没落していった一族が、ほかにいただろうか
Posted by ブクログ
次回大河ドラマの主役渋沢栄一、その息子で廃嫡される篤二、民族学で名を残す敬三。渋沢家の三代を通じて見つめる日本近代史。
渋沢栄一だけでなく、その子、孫。さらに一族本家まで俯瞰した新書としては守備範囲の広い意欲作だろう。
何代かに渡って一族を眺めると、勤勉と遊蕩の血が交互に出てくるのが面白い。渋沢一族としてみるとむしろ著名な栄一が異例でありどちらかというと学術、芸術家肌が多い。渋沢敬三しかり本家筋の澁澤龍彦など。
渋沢栄一の志士から一点一橋慶喜に仕えパリへ。官僚から実業界という波乱の人生。そのサクセスストーリーの陰で犠牲となったとも言える篤二、そして日銀総裁などを務めつつも柳田国男との出会