作品一覧
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4.2大国カザックの美しく聡明な王太子フェルドリックから小国ハイドランドに舞い込んだ突然の縁談。それは美貌の姉姫ではなく、政務に長けた地味な妹姫ソフィーナへの話だった。甘いプロポーズに喜ぶソフィーナだが、「着飾らせる必要もない都合がよい姫だ」と話す王太子と鉢合わせてしまう。幼い頃から密かに想いを寄せていた王太子の正体は、計算高く意地悪な猫かぶり! そうして最悪な始まりで迎えた政略結婚生活。だけど、王太子にもソフィーナへの隠された特別な想いがあって!? 【登場人物】 ◆ソフィーナ ハイドランド王国第二王女。政務に通じている聡明な姫ながら地味な容姿がコンプレックス。 ◆フェルドリック カザック王国王太子。誰をも魅了する美青年だが、内面は辛辣。実はとある葛藤を抱えている。
ユーザーレビュー
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面白かった!
作者さんの文体にも慣れw、本巻も一気読みでした。
このくらい拗れまくってくれた方が、読み応えがあっていい⁈w
お気に入りの作家さんになりました!
また新作が出たら、是非読ませて頂きます。
面白かったです!
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面白い!けど、読み辛いw
中古本。
甘々な恋愛模様を読みたい方はやめた方がいいです、ムカつくこと間違いなし!
しかし、実際の政略結婚の実態は、こういうことの方が殆どではなかったかと。
読んでいて辛いのですが、先が気になり一気読みでした。
ただ一点、私には読み辛い文章でした。
誰の会話か、誰の描写か、話の流れから思っていた人と違う事が度々ありました。
先に喋らせ、行動させ、随分後に主語登場、のパターンが多いせい?
私の読解力が低いのかも?!w
それでもお話自体は面白い!
これからどんなラストへ向かうのか、楽しみです。
シビアなエンドでも、私はOKです!
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Posted by ブクログ
ネタバレいやもう振り回されたなあという印象。
誰にってフェルに。
フェルの恋心に、かな。
有事の時、今回のような戦争時は非常に優秀なんだけども。
ソフィーナの人望だけではどうにもならなかった部分を(そもそも戦争が起きるなか母国ながら人望だけである程度どうにかなったことが凄いが)ちゃんと対処できる有能さ。
何故それがソフィーナ相手だけは、ああもへっぽこなのか。
互いに本心を話していないというのはあって、ソフィーナもその点反省していたけれども、9割はフェルのせいだと思う。
結局、告白らしきシーンでも100%の本心では話してなかったよねきみ。
自分の恋心については、あのシーンでも理解しきれてなかったのかな… -
Posted by ブクログ
ネタバレ為政者としてはいいのかもしれないが、夫や恋愛相手としては最悪だと言わざるを得ないフェルドリック。
でも初恋とは恐ろしいもので、どれだけ酷い対応されても、彼の言動に一喜一憂してしまうソフィーナを見ていると「趣味悪いよお嬢さん」と「あんな奴やめときなよ」と何度苦言を呈したくなったことか。
でも、初恋は拗れると大変なのだ。
フェルドリックの本当の気持ちが見えてこないからソフィーナじゃなくても分かりづらいという。
彼女への言動は嘘なのか、本当なのか。
最初は本心を隠して国のために彼女に入れ込まないようにしていたのかと思っていたら、普通に好きではなさそうな、彼女のことなどどうでもいいような態度が散見。