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  • 父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

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    法哲学のスコット・ハーショヴィッツ氏の著書。哲学というとっつき難いテーマを自身の息子達との会話を切り口に深く考察する本書。日本でのタイトルのまま、圧倒的に面白い。また全12章に亘る内容も権利や罰のような著者が得意とする分野から男女、差別のような昨今よく取り上げられるテーマ、無限、神のような根源的でスピリチュアルなイメージの話題まで、哲学で読み解いている。息子達とのやり取りはユーモアに満ちていて、学術的な堅苦しさを一切感じない。それでいて考察は深く、育児本としての解釈もできる。知的謙遜を学び、知的謙遜を子ども達にも伝えられる大人にも子どもにも伝えたい本。

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    2024年03月22日
  • 父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

    Posted by ブクログ

    哲学

    ◯権力
    ・権利が提供する保護は、その権利を認めて尊重しようとする他者の意思に依存する
    ・暴走するトロッコをめぐる難問


    ◯復讐
    ・悪に悪を返して善になることがある(やりすぎなければ、2度目の悪はやりすぎなければさ実は悪ではない
    ・タリオンの掟(目には目を)は自分ごととして共感を呼び起こさせる、共感は同情よりも)強い、そして復讐に上限を決めた
    ・現代はこれに比べわすがな補償でよしとされている、命の価値が小さい

    ◯罰
    ・報復のためというのが周り回って最も大きな狙いであることが多い。
    ・客体への態度: 望ましい行動をした場合は褒め、逆は無視するという方法で動物同様人間のコントロールも可能

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    2024年03月15日
  • 父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

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    ちょっと長すぎて途中でだれる。
    でも考える技術を磨くということは大事だと思う。そう思ってまた読み返そうと思える長さなら良かった。

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    2024年02月24日
  • 父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

    Posted by ブクログ

    ページをめくる手が止まらないとはまさにこのこと。それぐらい読みやすく、さらに知識を深掘りするための参考文献などの紹介も充実している。
    哲学への最初の一歩を踏み出すのに最適な一冊。
    そして同時に、今まで読んだ中で最高の子育て指南書でもある。

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    2024年02月09日
  • 父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

    Posted by ブクログ

    オックスフォード大学の教授と息子たちの小さな哲学
    身近な哲学を語ることで世界の在りようを知る
    子どもたちの、自分には決定する権利がないと言う考え方に興味深さを覚えたり、過去のアメリカでの行いを自分たちのことの様に捉えたりと純粋が故にハットする考え方が良かったです。
    戦争、貧困など世界は不条理なことはかりで世界は決して善意でできている訳ではないと思う。
    それでも、これからの世界を生きていかなければならない彼らにとって、父子の会話が有意義なものになればと思う。

    今更ながら、哲学を考えることは普段の仕事や生き方を見直す術なのだと思う。神様はいるのかどうか、どちらかに決めつけるよりも、考え続けること

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    2024年05月26日

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