作品一覧

  • ロシア的人間 新版
    5.0
    今やロシアは世界史の真只中に怪物のような姿をのっそり現して来た――。千変万化するロシア国家の深奥にあって、多くの人を魅了する魂のロシアとは何か。プーシキンからドストイェフスキー、チェホフにいたる十九世紀の作家たちの精神を辿りつつ、「ロシア的なるもの」の本質に迫る。 〈巻末エッセイ〉江藤 淳〈解説〉佐藤 優 目 次 序 第一章 永遠のロシア 第二章 ロシアの十字架 第三章 モスコウの夜 第四章 幻影の都 第五章 プーシキン 第六章 レールモントフ 第七章 ゴーゴリ 第八章 ベリンスキー 第九章 チュチェフ 第十章 ゴンチャロフ 第十一章 トゥルゲーネフ 第十二章 トルストイ 第十三章 ドストイェフスキー 第十四章 チェホフ 後記(北洋社版) 後記 井筒先生の言語学概論 江藤 淳 解説 佐藤優
  • 『コーラン』を読む
    4.4
    1巻1,628円 (税込)
    イスラーム哲学研究の第一人者が,『コーラン』をテキストにそって,多角的な観点を用いながら解読する.イスラームの根本概念である「終末論」「預言・預言者」「啓示」等を通して,『コーラン』の深い精神性が明確にされる.本書は,優れたコーラン入門としてはもとより,井筒哲学の基礎的構造を論じた「井筒俊彦入門」の書でもある.(解説=若松英輔)

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  • イスラーム文化 その根柢にあるもの
    4.4
    イスラーム文化を真にイスラーム的ならしめているものは何か。――著者はイスラームの宗教について説くことからはじめ、その実現としての法と倫理におよび、さらにそれらを支える基盤の中にいわば顕教的なものと密教的なものとの激しいせめぎ合いを認め、イスラーム文化の根元に迫ろうとする。世界的な権威による第一級の啓蒙書。

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  • 意識と本質 精神的東洋を索めて
    4.6
    1巻1,177円 (税込)
    東洋哲学の諸伝統の分析から得た根元的思想パターンを己れの身にひきうけて主体化し、その基盤の上に新しい哲学を生み出さなければならない。本書はこうした問題意識を独自の「共時的構造化」の方法によって展開した壮大な哲学的営為であって、その出発点には自分の実存の「根」が東洋にあるという著者の痛切な自覚があった。

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  • コーラン 上
    3.3
    1~3巻990~1,034円 (税込)
    イスラム教は、仏教、キリスト教と共に世界三大宗教の一つになっている。『コーラン』はイスラム教の聖典。その中にはイスラム教を興したアラビア人マホメットの行動と、彼を通してえた神の天啓とが鮮かに写し出されている。当時のアラビア民話も織りこまれており、アラビア人の本質を理解する上で、本書は大いに役立つ。口語訳。

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  • ロシア的人間 新版

    Posted by ブクログ

    ロシアの文学史概観。著名な文学者の特徴や立ち位置を、その著書をピックアップして例示しながら説き明かしていく感じが、文学部の授業そのもので懐かしくなった。それらの作品をちゃんと読んでいたらもっと理解も深まったろうし楽しいと思う。読んでいなくても分かりやすかった。高尚なことを考えていながら何一つ実行できない「無用人」=ゴンチャロフのオブローモフ的な人、が一時代のキーワードになってくるけれど、それって夏目漱石の高等遊民に似てる気がした。トゥルゲーネフをもっと読んでみたい。ゴーゴリは、世俗の俗悪さを描こうとして描いているわけではないのか。トルストイはもっとキリスト教的な人かと思ったら、どちらかというと

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    2023年01月03日
  • コーラン 下

    Posted by ブクログ

    下巻が細切れで読みやすい

    言い回し(翻訳)が最高

    ● 第1 開瑞章1-7

    慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

    万有の主、アッラーにこそ凡ての称讃あれ、
    慈悲あまねく慈愛深き御方、
    最後の審きの日の主宰者に。


    ● 第96 凝血章 1-5

    読め、「創造なされる御方、あなたの主の御名において。一凝血から、人間を創られた。」


    ● 第109 不信者たち 1-6節

    言ってやるがいい。
    「おお不信者たちよ、わたしは、あなたがたが崇めるものを崇めない。
    あなたがたは、わたしが崇めるものを、崇める者たちではない。

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    2022年10月30日
  • コーラン 上

    Posted by ブクログ

    馴染みがないせいなのか、とっつきがわるく、なかなか前にはすすめない。回教の教えそのものが浸透していないか、テキストはこれくらいしかみあたらなかった。

    1
    2021年04月01日
  • イスラーム文化 その根柢にあるもの

    Posted by ブクログ

    イスラーム文化を根元的に、統括的に、述べようとする良書。
    イスラーム文化と一口に言っても、多層的多面的であることがよくわかる。
    イスラームの大まかな概要を掴むのと同時に、ユダヤ教やキリスト教との相違点の理解も深まる。

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    2021年03月17日
  • 『コーラン』を読む

    Posted by ブクログ

    たった数行に含まれる、表面的に訳せる意味からは到底見えないあらゆる背景を延々と具体的な例示やニュアンスとともに読み解いていく内容で、詩文やそれに類する、特に古い文に書かれてる内容なんて、意味解ったって解りきらんな、をすごい痛感。

    そして、それだけ延々と文そのものだけからは見えないものを「読む」講話の書き下ろしだったにもかかわらず、後記で書かれてる「読む」に関する話がまさに皮肉を効かせてるかのようにも読めて、笑ってしまった。

    井筒さん面白い人だなあ。

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    2021年02月21日

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