作品一覧

  • トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら
    -
    1巻1,980円 (税込)
    トランスジェンダーの人たちは生活上の困難を抱え、様々な不合理や社会からの排除に直面しています。また、SNSを中心にトランス差別・ヘイトが急速に拡大して、トランスジェンダーの人たちの生存を脅かしています。 様々な「議論」をする前に、トランスジェンダーの人たちの「生きる現実」を知ることがなにより必要です。 「なぜ性別が社会で重視されるのか?」「トランスジェンダーとは?」「性別を変えるために何が必要?」「トランスジェンダーの人たちが直面している困難は?」「トランス差別・ヘイトがなぜ跋扈しているのか?」――。 本書は、性別を重視するいまの社会のありようを押さえたうえで、トランスジェンダーをめぐる大きなクエスチョンを21個、そこから派生するクエスチョンを64個設けています。それらの基礎的な質問から性別分けスペースにまつわる疑問、「トランス差別はいけないけれど気になる」疑問まで、語りかける文体でわかりやすく答えています。 いまの社会がどうなっていて、そこでトランスジェンダーの人たちがどんな困りごとを経験していて、それを解決するには何が必要なのか――Q&A形式でそれらを具体的に知ることができる一冊です。
  • トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから
    4.0
    1巻748円 (税込)
    生殖不能要件は憲法違反――長く放置されてきた人権侵害を是正するため,「性同一性障害特例法」の改正が求められている.いま私たちに必要な基礎知識とは何なのか.特例法が制定された背景から,法・医学・国際人権の知見まで,高井ゆと里,野宮亜紀,立石結夏,谷口洋幸,中塚幹也らエキスパートが解説する.

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  • トランスジェンダー入門
    4.1
    トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。 性別を変えるには何をしなければならないのか。 トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。 そして、この社会には何が求められているのか。 これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書となる。 トランスジェンダーについて知りたい当事者およびその力になりたい人が、最初に手にしたい一冊。 ◆目次◆ 第1章 トランスジェンダーとは? 第2章 性別移行 第3章 差別 第4章 医療と健康 第5章 法律 第6章 フェミニズムと男性学
  • 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる
    4.5
    1巻2,255円 (税込)
    大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による叢書「極限の思想」第4弾!「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。 本巻は『存在と時間』の精密な読解を通して、ハイデガーの思想の精髄にせまる! ハイデガー自身が執筆し公刊された唯一の体系的な著作にして、未完の大著『存在と時間』。難解をもって鳴るこの哲学書をどう読むべきか。 「私たちがそれぞれそうであるところの存在者」を「現存在」と呼び、また、私たちが「世界の内にある」在りようを「世界内存在」と呼ぶ。このように、さまざまな概念を次々に出しながら、ハイデガーが分析しようとしたこととは何だったのか。私たちがそれぞれの「私」を生きているとはどういうことか。本来的な自己とは。――その哲学的果実を味読する力作。 【目次】 第一章 『存在と時間』という書物 第二章 世界の内にあること 第三章 空間の内にあること 第四章 他者と共にあること 第五章 ひとりの私であること 第六章 本来的な在りかた 第七章 自己であること 終章  世界内存在を生きる
  • トランスジェンダー入門

    Posted by ブクログ


    性同一性障害ということばは誤り。「障害」ではない。
    ジェンダーアイデンティと性自認と性同一性は同義。

    そもそもこのことからしてわかっていない「知識人」が
    多数いるのではないか。日本に。
    「知識人」としたのは、政治家に対する皮肉だ。
    特に自民党の一部。

    この新書は、トランスジェンダーにとって、
    この日本がいかに生きづらい国であるかを綴っている。

    トランスジェンダーは人口の1%もいない、という。
    出生時に割り当てられた性と、ジェンダーアイデンティティが異なる人。
    従来はこれらの人々は「いないもの」にされていた。
    それこそ「障害」「異常」とされていた。
    しかし時代は変わり、少数派を尊重するこ

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    2023年12月13日
  • トランスジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    読むのが辛かったけど、とても勉強になった。ノンバイナリーの人の自殺率の高さはなんとかならないものだろうかと思う。性同一性障害という言葉は、もう現代の医療では使われず、性転換手術をする方が良いという見解になっているらしく、その常識はわりと衝撃的だった。虫の医療を考えている私にとってはものすごく深い内容で、今年読んだ中で一番ぐらいに良い本だった。

    自分で選択した性を生きるって、素晴らしいことなのかもしれない。

    0
    2023年11月05日
  • 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる

    Posted by ブクログ

    最上級に噛み砕いて、これほどわかりやすく『存在と時間』を解説してくれた本はない。

    自分の生を日常性から一歩深い視点で見つめることができる。

    初めて解説本を読んで、『存在と時間』そのものに挑んでみようと思えた。

    0
    2023年10月19日
  • トランスジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    LGBTQについて、いかに自分が性的マイノリティ、特にトランスジェンダーについて無知であったか分かった。本書はトランスジェンダーについての分かりやすい入門書であり、彼らが、どのような社会的状況に置かれ、特に日本で彼らを取り巻く状況は世界の中でも最も遅れている状況であるかもわかった。国際的にも人権意識が遅れている我が国であるので、特に驚きはしないが。法的な問題については、明治以来の戸籍の問題がネックになっていること、またフェミニズムや男性学との関係、ノンバイナリーについて、分かりやすく整理されて書かれている。本書を通読して思うのは、世界の人権意識や差別問題は進歩している中、わが国だけが逆流してい

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    2023年10月04日
  • トランスジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    生まれた時に性別が「割り当てられる」という感覚への違和感や、LGBとTの違い、ノンバイナリーやAセクシャルの存在など、知らなかったことや理解不足がたくさんあった。性別は生きる上で大きな固定概念であり、縛りになってるんだなぁ。
    「女性らしさ/男性らしさ」というこの「らしさ」に苦しめられる人が多いように、性別の問題に拘らず固定概念は厄介。いろんな物事の捉え方があるということを知るために、またさらに自由な生き方を促進し多様性を受け入れるためにも、本書は早い段階で教育現場に導入されてほしい。
    誰もが自分を大切に、相手の自由も尊重した生きやすい世界になるといいなぁ。

    0
    2023年08月30日

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