作品一覧

  • 奇岩館の殺人
    4.0
    1巻840円 (税込)
    孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。到着後、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が次々起こる。 それは「探偵」役のために催された、実際に殺人が行われる推理ゲーム、「リアル・マーダー・ミステリー」だった。 佐藤は自分が殺される前に「探偵」の正体を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。 密室。見立て殺人。クローズド・サークル――ミステリーの常識が覆る!
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ
    3.4
    1巻880円 (税込)
    大自然の中で謎と心が解かれる! キャンプ飯が評判のアウトドア・ツアー会社「満天キャンプ」。ある事件を通して常連となった刑事の霧谷歩子はそこで様々な謎に遭遇する。バーベキューの最中起きた奇妙な誘拐、死体が消えると噂の山、高級別荘地の窃盗団。 キャンプガイド・天幕包助がアウトドア知識と料理の腕前を活かして事件を解決し、関係者の心を癒やす、爽快アウトドア・ミステリー。
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体
    3.6
    1巻792円 (税込)
    第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品! 法医学者・真壁天は、人間と関わるよりも死体を解剖して分析する方がマシだと思っている生粋の人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられ、さらにそこで、死体分析で鍛えた優秀な観察眼を発揮して、能力を見込まれてしまう。いやいやながら様々な親子の闇に関わっていく真壁だったが、ある日から、彼が虐待を指摘した親たちが、次々と首吊り死体で発見されていく。死体の状況を聞いた真壁は、自身が小学生時代に目の当たりにした、親友・ハルの首吊り死体を思い出す――。
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    帯の『人間椅子』『犬神家の一族』の見立てに惹かれて購入。

    面白かった。探偵が誰か探すって面白い発想だなー

    悪いことしてるんだけど、現場責任者の小園間が憎めなくて好きでした。

    0
    2024年04月27日
  • 奇岩館の殺人

    Posted by ブクログ

     倒叙ミステリー、というよりは倒叙×サスペンスといった方がいいエンタメ作品。リアル本格ミステリーゲーム(本当の殺人あり)、もといデスゲームに参加することになった主人公が生き残るために足掻く、というのが大筋のストーリー。犯人だけでなく、「探偵役が誰か?」を推理していく展開が面白く、一気読みだった。それにしても、「いともたやすく行われるえげつない行為」という言葉が浮かんだ。

    0
    2024年02月22日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初読みの作家さん。
    自分が鑑定した虐待した親が首つり死体で発見されたという所から始まるミステリー作品。安定している「このミス」シリーズだが今回も面白かった。
    16年前の自殺事件が発端となり様々な事件が目まぐるしく起こっているため、クライムサスペンスのような印象を受けた。
    衝撃を受けたのは妹の繭が実は主人公の中にしか存在しない、いわば「イマジナリーシスター」であるという所だ。それがそのまま16年前の事件の真相に繋がっていてとても素晴らしいカタルシスを感じる事が出来ました。まさか「ハル」が犯人でその正体が身近で働いている人物だったのも驚きであった。犯人の動機もサイコパスでかつ独善的なものでしかなく

    0
    2022年10月02日
  • 奇岩館の殺人

    Posted by ブクログ

    評価4.5
    面白く読ませてもらった。まず設定に驚かされた。斬新でした。

    本編では実際の殺人は起こるのですが、それは全てシナリオ。

    世界の富裕層にリアルな推理ゲームを提供する専門業者により作られた遊戯 業者は企画に始まり舞台やキャスト小道具などすべての準備を手掛ける

    クライアントは数億もの巨額のお金を払い、探偵役として殺人事件の謎解きを楽しむ。

    日雇い労働者の主人公はそんな遊戯だとは知らずに、割のいいバイトとして参加。

    バイトの条件は「佐藤」という名前の設定で過ごすこと。何があっても詮索しないこと。しかし連続して殺人が行われにつれ、自分が殺される前にゲームを終わらせようと奔走。

    企画

    0
    2024年05月21日
  • 奇岩館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    孤島に建つ洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の佐藤。
    館では古典ミステリーになぞらえた猟奇殺人事件が次々と起こる。それは、「探偵」役の顧客のために催される、実際の殺人が行われる推理ゲームだった。
    佐藤は自分が殺される前に「探偵」と「犯人」を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。


    富裕層の為の、実際に殺人事件を起こして行う「推理ゲーム」。そんな推理ゲームに巻き込まれた青年の話です。

    巻き込まれた青年・佐藤と、主催者(犯人)側の2視点から読める倒叙ミステリですが、「犯人当て」ならぬ「探偵当て」の側面もあって面白い。
    ちょっと不謹慎寄りではあるけど、佐藤側から見るミステリ劇あり

    0
    2024年05月08日

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