高野結史の作品一覧
「高野結史」の「奇岩館の殺人」「満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高野結史」の「奇岩館の殺人」「満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
自分が鑑定した虐待した親が首つり死体で発見されたという所から始まるミステリー作品。安定している「このミス」シリーズだが今回も面白かった。
16年前の自殺事件が発端となり様々な事件が目まぐるしく起こっているため、クライムサスペンスのような印象を受けた。
衝撃を受けたのは妹の繭が実は主人公の中にしか存在しない、いわば「イマジナリーシスター」であるという所だ。それがそのまま16年前の事件の真相に繋がっていてとても素晴らしいカタルシスを感じる事が出来ました。まさか「ハル」が犯人でその正体が身近で働いている人物だったのも驚きであった。犯人の動機もサイコパスでかつ独善的なものでしかなく
Posted by ブクログ
評価4.5
面白く読ませてもらった。まず設定に驚かされた。斬新でした。
本編では実際の殺人は起こるのですが、それは全てシナリオ。
世界の富裕層にリアルな推理ゲームを提供する専門業者により作られた遊戯 業者は企画に始まり舞台やキャスト小道具などすべての準備を手掛ける
クライアントは数億もの巨額のお金を払い、探偵役として殺人事件の謎解きを楽しむ。
日雇い労働者の主人公はそんな遊戯だとは知らずに、割のいいバイトとして参加。
バイトの条件は「佐藤」という名前の設定で過ごすこと。何があっても詮索しないこと。しかし連続して殺人が行われにつれ、自分が殺される前にゲームを終わらせようと奔走。
企画
Posted by ブクログ
孤島に建つ洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の佐藤。
館では古典ミステリーになぞらえた猟奇殺人事件が次々と起こる。それは、「探偵」役の顧客のために催される、実際の殺人が行われる推理ゲームだった。
佐藤は自分が殺される前に「探偵」と「犯人」を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。
富裕層の為の、実際に殺人事件を起こして行う「推理ゲーム」。そんな推理ゲームに巻き込まれた青年の話です。
巻き込まれた青年・佐藤と、主催者(犯人)側の2視点から読める倒叙ミステリですが、「犯人当て」ならぬ「探偵当て」の側面もあって面白い。
ちょっと不謹慎寄りではあるけど、佐藤側から見るミステリ劇あり