田上孝一の作品一覧
「田上孝一」の「99%のためのマルクス入門」「実践の環境倫理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田上孝一」の「99%のためのマルクス入門」「実践の環境倫理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
動物倫理学の入門書でもあるが、倫理学、厳密には規範倫理学の入門書でもあります。動物倫理学といえばお恥ずかしながらピーターシンガー氏くらいしか分からず、功利主義的な立場からの物言いは理解はできるけど、地球の裏側のキッズことまで考えられへんな〜という稚拙な印象しかなかった私ですが、本書では規範倫理学の3つ(2+1)の柱をもとに展開されていく動物倫理学を明快な文章で書かれていました。動物が可哀想という感情に訴えるのではなく、理路整然とした動物倫理学には批判すべきところが見当たらず私も小さい一歩から始めてみようと思いました。
また、マルクス研究者でもある筆者は最終章でマルクスと動物倫理学を架橋しようと
Posted by ブクログ
日本において、マルクスは経済学的な視点での研究が多く占めているが、著者は哲学の観点からマルクス主義を考察することにこだわっており、マルクス思想の入門書としてよくまとまっている。
■資本主義とは?
資本とは疎外された生産物怪物的転化であり、資本主義の最も根本的な本質は労働が疎外されていること。
■マルクスが理想とした社会
労働が疎外性的性格を帯びることなく、労働者が自らの生産物に支配されることがないような社会。
■ソ連の社会主義
ソ連は現実社会主義国の代表国として知られているが、その基本的構造は軌を一にするものだった。確かに資本家の存在はなかったが、労働者は国家官僚のもとについていたため、