作品一覧
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-普通じゃない事件と捜査――あなたはこのトリックを、見抜けるか? ある怪事件と同時に国家機密ファイルも消えた。唯一の手掛かりは、事件当夜、現場で目撃された一人の大学生・戻橋トウヤだけ――。 内閣情報調査室に極秘裏に設置された「特務捜査」部門、通称CIRO-S(サイロス)。「普通ではありえない事件」を扱うここに配属された新米捜査官・雙ヶ岡珠子は、目撃者トウヤの協力により、二人で事件とファイルの捜査にあたることに。 珠子の心配をよそに、命知らずなトウヤは、誰も予想しえないやり方で、次々と事件の核心に迫っていくが……。 「才能が光る。浮世離れしたキャラクター造形。意表を突く場面展開。僕たちの会社が制作した『SPEC』のように映像化もありえるか?」神康幸(映像プロデューサー/電撃小説大賞最終選考委員)、「僕たちは何かを賭けて生きている。読み終えた後、この物語にもっと賭けたくなりました」佐野徹夜(作家)――大推薦の声、続々! 応募総数4843作品から激賞、第25回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》に輝いた、注目のサスペンス・ミステリが合本版になって登場。 ※本電子書籍は、『破滅の刑死者』全4巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
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5.0全3巻726円 (税込)ある怪事件と同時に消えたのは、国家機密ファイル。 唯一の手掛かりは、夜の現場で目撃された青年・戻橋トウヤだけ──。 内閣情報調査室に極秘裏に設置された 「特務捜査」部門、通称CIRO-S(サイロス)。 「普通ではありえない事件」を扱うこの部署に 配属された新米捜査官・雙ヶ岡珠子は、 目撃者トウヤと二人、事件の捜査にあたることに。 けれどこの青年・トウヤは 賭け事に命までも賭してしまう危険な人間の上、 “ある不思議な異能”を持っていた。 彼の力を借り、珠子は事件の真相へ迫っていくが…… 第25回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作 待望のコミカライズ! 電子書籍限定・描き下ろしページを収録!
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3.4「無味乾燥な記録にも、そこには生きた人間がいた。例えば新聞の片隅の記事、自殺者数の統計にも――」 椥辻霖雨は京都の大学で教える社会学者。犯罪を専門に研究する、若き准教授だ。 霖雨のもとにある日、小さな同居人が現れた。椥辻姫子。14歳、不登校児。複雑な事情を抱える姫子は「死者が見える」らしく……。 頭脳明晰だが変わり者の大学教授と、死者を見、声を聞き届ける少女。二人の奇妙な同居生活の中、ある自殺が起きる。そこは住人が連続死するという、呪いの町屋で――。 大ヒット中、究極のサスペンスミステリシリーズ『破滅の刑死者』の著者による待望の最新ミステリ!
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3.6普通じゃない事件と捜査――あなたはこのトリックを、見抜けるか? ある怪事件と同時に国家機密ファイルも消えた。唯一の手掛かりは、事件当夜、現場で目撃された一人の大学生・戻橋トウヤだけ――。 内閣情報調査室に極秘裏に設置された「特務捜査」部門、通称CIRO-S(サイロス)。「普通ではありえない事件」を扱うここに配属された新米捜査官・雙ヶ岡珠子は、目撃者トウヤの協力により、二人で事件とファイルの捜査にあたることに。 珠子の心配をよそに、命知らずなトウヤは、誰も予想しえないやり方で、次々と事件の核心に迫っていくが……。 「才能が光る。浮世離れしたキャラクター造形。意表を突く場面展開。僕たちの会社が制作した『SPEC』のように映像化もありえるか?」神康幸(映像プロデューサー/電撃小説大賞最終選考委員)、「僕たちは何かを賭けて生きている。読み終えた後、この物語にもっと賭けたくなりました」佐野徹夜(作家)――大推薦の声、続々! 応募総数4843作品から激賞、第25回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》に輝いた、注目のサスペンス・ミステリ誕生。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
読んでいる最中、椥辻霖雨が先生なら、あるいは社会学が楽しく感じれたのかもしれない、と何度も思った。
犯罪社会学を専門とする大学準教授の椥辻霖雨の講義場面から始まる各章に、退屈さは微塵もない。
このシリーズが好きで自ら読んでいるから、という贔屓抜きにしても引きこまれる要素がある。
今作は罪を犯すことと裁くこと、償うということの違いが主題に置かれている。
「犯したから裁かれ償う」と「裁かれたから犯した」、「償ったから犯した」は別物ということをだ。
安易に「冤罪」という単語が想起されたが、読み進めると似ているが違うのではないかと考えを改めた。
確定した罪は覆ることはなく、償った年月も戻ること -
Posted by ブクログ
ネタバレキャラクター造形はライトノベルテイストですし、特殊能力も出てきますが、それが何か、そしてそれをどう逆手に取って相手を倒すか、その辺りの駆け引きや推理まで楽しめる物語でした。
命を賭けた手に汗握る攻防戦。
彼が勝つのだろうなと分かっていても嫌な汗をかきました。
不利な状況から逆転、また相手に逆転されて、また逆転……と優位な立場が二転三転するのもいい。
何より彼の特殊能力とそれに対する代償を知った時の驚きと納得としてやられた感は本当に凄かった。
全体通しての大いなる伏線。
これは二度読みしたくなる展開。
最後の最後にあの種明かしは本当にずるかった。
思っていることを上手く表現できないのがもどかしい