作品一覧

  • Fashion Climbing ビル・カニンガムのファッション哲学、そのすべて

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    生前、自身について多くを語らなかったビルカニンガムの生い立ちを知ることができる貴重な一作。
    彼の哲学や信念はこうして誕生したのか、と深く感銘を受けた。
    本質を見る目、ファッションに対する情熱、行動力、センス、公平さ、全てにおいて右に出る人はいるのだろうか…。
    自分に嘘をつかず、人を欺かず。
    こうした存在がまたファッション界に現れることを切に願う。

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    2021年10月28日
  • 血みどろ臓物ハイスクール

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    ネタバレ

    文庫の帯は岸本佐知子先生「ワイルドで奥深くて崇高な、世にも美しい言葉のテロ。姐さん、一生ついていきます。」
    単行本訳者あとがきに、ナックルダスターで武装して会いに行ったという挿話。
    文庫版訳者あとがきの、バイク用ヘルメットを脇に、階段を駆け下りてきたアッカーの姿が目に浮かぶ、という結び。
    それらに惹かれ、抵抗感を抱きながらも、つい購入。
    というのも、生活がそのまま詩を吐くような破滅的天才の創作を、やや忌避しているからだ。
    うまく浮かばないが、中島らも「今夜すべてのバーで」に登場する天童寺不二雄が物を書いたとして、あまりに自分とかけ離れすぎているだろうから。
    しかしそんなことなく、キャシー・アッ

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    2019年04月24日
  • 血みどろ臓物ハイスクール

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    好きでも嫌いでも最高でも最低でもない……というかなんというか。
    ジェイニーのことは相容れない部分が多いし分からないんだけど、分かる……。

    急な坂道を駆け下りだしたら止まらないように、結構早いペースで読んでしまった。

    日本語の翻訳が『そのもの』、何と言えばいいのか、最初からこの血みどろ臓物ハイスクールを書いたという気がした。この感じ、前にも読んだことあるな、と思っていたら、『フィルス』の翻訳者と同じ方だった!渡辺佐智江さん。すごい。

    原書はどんな風なんだろう、とても気になる。


    ☆3から4の間って感じある。

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    2023年01月25日
  • 血みどろ臓物ハイスクール

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    こんな表現の仕方があることに感激。
    読んでいるうちになんだか落ち着かなくなって解説を見たくなったけど、解説なんていらないとも同時に思っていた。

    登場人物の汚い言葉遣いが不思議と嫌いじゃない。

    ジェイニー支離滅裂なんだけど自分も現実から目を背けたい時に支離滅裂なこと考えるなと思った。

    私が思う一般的な人は、教育、親、社会などを重ね着しているけど、ジェイニーは臓物まで丸見えだ。

    もう普通が何かとか考えるのも馬鹿らしいかも、私達は生きてるだけで血みどろだ。

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    2019年11月09日
  • 血みどろ臓物ハイスクール

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    血と体液とで体がべたべたになるような感覚。捨て鉢で衝動的で誰かと交わらずにはいられない主人公の本当は愛されたいだけなのにという心の叫びが苦しい。

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    2019年01月02日

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