山本芳久の作品一覧
「山本芳久」の「危機の神学 「無関心というパンデミック」を超えて」「キリスト教講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山本芳久」の「危機の神学 「無関心というパンデミック」を超えて」「キリスト教講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
愛をテーマに、プラトンのエロースからアリストテレスの友愛といったギリシャ哲学、アウグスティヌスから著者が専門のトマスアキナスまで、キリスト教に限らず哲学のエッセンスが分かるのが良かった。
単なる哲学の解説ではなく自分の心のあり方を考えるきっかけにもなる。
アウグスティヌスが神への愛を語る「告白」の解説では「まず働きかけてくるのは神の側だと言うことです」という。何かを追い求めるのではなく、出逢った御言を受け入れる、受動的な態度が印象深い。
トマスアキナスでは、感情論について、感情は受動的な仕方で生まれてくるという。自己愛があってこそ隣人愛が生まれる、という説明に、著者の温かさを感じた。自己愛と隣
読みやすいです
『愛のあるところ目がある』という一文にひかれた読みはじめました。
トマスアクィナスの著作に興味はありますが、哲学と神学の素養がなく、
ボリュームもすごいのであきらめていましたら、このとっつきやすい本が
見つかってよかったです。カトリックの深さ広さを感じる一冊と思います。
なぜかガンバロウと思いました。