大西英文の作品一覧
「大西英文」の「生の短さについて 他二篇」「はじめてのラテン語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大西英文」の「生の短さについて 他二篇」「はじめてのラテン語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
政治家であり、ストア思想の代表者として数えられるセネカの書。
ストア哲学はその実用性(?)がゆえに多くのビジネス書でも取り上げられるケースが多いですね(といっても、私はビジネスの領域で哲学の活用をうたう安直な言説には否定的なのですが。人間として日々の一瞬一瞬を哲学的に生きられない者が、ビジネスシーンで哲学的にふるまうことが可能なのでしょうか?)。
本書は表題にある『生の短さについて』のほか、『心の平静について』『幸福な生について』の三篇で構成されます。そのいずれを読むにつけ、身につまされる思いになります。。。
『生の短さについて』でセネカは、「我々にはわずかな時間しかないのではなく、多くの
Posted by ブクログ
本棚整理していたら懐かしいと思って、以下感想(思い出し)
「ジャネーの法則」、一生における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するというというものや、「光陰矢の如し」と言われる通り、月日や人生の流れが早い様をあらわす言葉や考えはこの世にたくさんある。
本書でセネカは、「われわれが人生を短くしているのだ。」、「われわれが人生を浪費しているのだ。」と述べている。
人生をどう捉えるかは本人次第、加えて、運命の支配下にある未来に何もかも託したり、そのような未来のために今多忙を極め、月日を無駄にするのではなく、確定した過去と向き合い、今を生きる大切さを説いているように感じた。
未来への自分への投資も立派
Posted by ブクログ
生は浪費すれば短いが、活用すれば長い。人は、時間が無形であるため、時間の価値を見誤り、浪費してしまうことがほとんどである。
ここまでの主張はとても刺さる。心に留め置きたい。
しかし、真に生を活用できるのは哲学のために時間を使う人のみというのはどうだろう。90歳になっても弁護士をしている人も、他人に時間を奪われているとバッサリ切り捨てられていたが、本当にそうだろうか。最後まで人の役に立つことを願って生き続けるのも、案外悪くないんじゃないかと思うが、この答えは実際に死期を迎えないとわからないことだ。
いずれにせよ、今を主体的に、大切に生きるということは忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
好きな本Top10のひとつ。
キケロが細平たい木の板で脛を思いっきり叩きにきます。痛いってば。嫌じゃないけど。
訳の分からない本や新聞、ネットニュースを読む時間と手間はこの本を繰り返し読む事にこそ費やすべき。そんな本のひとつ。
【日常生活で使えるサーカズム】
もし誰かが「若い時はこんなんじゃなかった。今では(筋肉が衰えて)死んだも同然だ」と嘆いたなら、「可哀想なクロトナのミローだね」と言う。(心の声 愚か者め。死んだも同然はお前の筋肉などではなくお前自身だ。お前が有名なのはお前のおかげでなく、若い頃の筋肉と体力のおかげだ。)美貌や知力でも使えそう。
屁理屈、生まれつきの性格によるなど、反