乾緑郎の作品一覧
「乾緑郎」の「仇討検校(新潮文庫)」「決戦!大坂城 分冊版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「乾緑郎」の「仇討検校(新潮文庫)」「決戦!大坂城 分冊版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
スピンオフをアンソロジーで読んで、面白かったので本編を購入。奥深い、味わい深い面白さ。
生身の人間と変わらない外見や動きを備えた機械人形が存在するようなSF性と、武士や忍びが活躍する江戸風の舞台。歯車やバネがみっしり詰まっているのに、関取に想いを寄せたり願掛けをする人形。由来も仕組みも説明のつかない、この時代の中で浮いた存在である伊武に、久蔵も甚内も惹かれているが、伊武自身が何か行動して物語が動くわけではない、というところも良かった。信じたり欺いたり、助けたり殺したり・・・動いてかき回すのは人間だ。だから行動に破綻や不可解さはなく、時代小説のように読んでいける。SFに寄りすぎていないバランスが
Posted by ブクログ
機巧のイヴシリーズ完結編。
シリーズを読み終え、今後、日本で本作を超えるSF物語が生まれるのだろうか...
それ程の余韻に浸れる作品でした。
大きく分けると大正時代と昭和初期を彷彿させる時代設定での二部構成。
大正時代と言えば何を思い浮かべますか?
大正浪漫、ハイカラさん、そうです、全部入ってます(笑)
しかも、前作から主要登場人物は変わらず、舞台は日下國へ。
おかっぱ頭で袴を履き自転車に乗るイヴ、想像したら思わず吹き出しそうになりました。
そして後半は舞台を大陸の新国家・如州へと移ります。
ここではイヴの女学校時代の友人・ナオミの秘密が明かされると共に、イヴとナオミの側にいた多く