作品一覧
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
博覧強記の愛書家は、なにもかも二番煎じで、複製品をまた複製したかのように、どんよりと色あせている。博覧強記の愛書家は、この人はこう言った、あの人はこういう意見だ、それに対して他の人がこう反論した、などと報告する。議論の余地ある問題に権威ある説を引用して、躍起になって性急に決着をつけようとする人々は、自分の理解力や洞察の代わりに、他人のものを動員できるとなると、心底よろこぶ。▼読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。歩行者のたどった道は見えるが、歩行者がその途上で何を見たかを知るには自分の目を用いなければな
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Posted by ブクログ
『思索』『著作と文体』『読書について』の三編からなる本。タイトルの『読書について』と『思索』が各々約20 頁程度。『著作と文体』が約100頁。この『著作と文体』にショーペンハウエルの感情が爆発してると言いますか…出版社や匿名批判への恨みや、ドイツ語が衰退していく事についての危機感など、とても辛辣な言葉で語っており、時折笑ってしまうような部分もありました。それにしても、この本が150年以上前に書かれたとは驚きです。現在の日本の事ともいえるような事も多々ありました。やはり今の日本の教育で必要なのは外国語ではなく、母国語である日本語をしっかりと学び、日本語を守っていくことが大事だなとも感じました。
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Posted by ブクログ
著者が現代に生きてたら怒り狂ってるだろうな
金稼ぐための文章は全てクソっていうのは世の中を斬りすぎな感じはするがほぼ同意
最近のネットとりわけSNSにはそういった文章が溢れ過ぎ
またGPTの普及に伴い今後さらに増えるんだろうな
本著を読んで気付かされたがこれらの文章って接種しても全く栄養になってないしただのストレスにしかなってない
インプットの量を減らして質を求めた方がいいかも
読書は馬で運動場を走り回るみたいものって話はよくわかった
確かに自分の血肉になっている思想などは自分の中で考えて結論を出した物ばかりだ
結局自分で考えるが最強
また読書は考える力を失わせるってことも言及していたが思 -