門馬直美の作品一覧
「門馬直美」の「ベートーヴェン 巨匠への道」「音楽の理論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「門馬直美」の「ベートーヴェン 巨匠への道」「音楽の理論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、1948年にフルトヴェングラーの戦後最初の発言として出版されたインタヴュー集であるが、インタヴューそのものは戦前の1937年に行なわれている。聞き手はディ・ツァイト紙の主筆を務めたこともある音楽批評家ヴァルター・アーベントロート。この文庫版に付された解説によると、当初書き起こされた原稿には、彼の発言が多く含まれていたようだが、フルトヴェングラーはそれを削りに削って自分の発言を彫琢した。そのため本書において読者は、彼の指揮する演奏を聴くような滔々と流れる独白を読むことになる。そこにはフルトヴェングラーの音楽観が率直に示されていると言ってよい。それを貫くのは、一種の生の哲学にもとづく、形
Posted by ブクログ
ベートーヴェンは今年、生誕250年。この本は生誕200年を踏まえて書かれた「ベートーヴェンに関することども」をまとめたもの。
まあ、ベートーヴェンクラスになると、あらゆることが研究対象になるんだね。「いつどこで誰と会っていたか」まで調べちゃうんだもんね。刑事捜査でもあるまいしさ、作品の評価だけでいいのにって思っちゃうのは学究の徒としては失格なんだろうね。ま作品の背景を検証するためには必要なんだろうけど。ベートーヴェンは聴覚障害に苦しめられていたので、「会話帳」を利用していた。それが残っているため、生身の発言が残っている。これって研究者にはラッキーだったよね。