小尾芙佐の作品一覧
「小尾芙佐」の「アルジャーノンに花束を〔新版〕」「われはロボット〔決定版〕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
手術を受けた後の彼のおよそ8ヶ月は学ぶ事や理解する喜びや楽しみもあったがその大半は苦悩と困惑に苛まされていて、手術を受け知能を手に入れた豊かになった感受性は必ずしもめでたいハッピーエンドという訳にはいかない。(読み手によってはハッピーエンドかもしれないとも同時に思う)
経過報告を書き続けることを彼はとても怖かったと思う。出来ていた事が出来なくなり、理解していたものが理解できなくなっていく毎日。
もし自分なら耐えられそうに無いと思う。手術をする以前に戻るだけ、それでも生きていけたのに一度手に入れたものを手放すのはとても怖い事だと思う。
実際彼は知能が退行していく事を感じながら神に本を読めます様
Posted by ブクログ
読むべき本だったと思う。
知識を得ることが必ずしも人を幸せにするのではない。ただ、周りからバカにされていた頃、自分が何も知らない時の方が幸せだったと分かるのもつらい。
自分と同じくらいの知能になった時初めてアリスを抱き、自分の能力が落ちていくことを知りながら、このまま凍結すればいいのにとおもったところ、ノーマのことを助けたいと思いながらもそのまま家に残れなかったところにほんと悔しさがある。
学問においてその道の権威だという方々も、表に出ている全てのことを知っているわけではなく、自分の知識の範囲で結論を出していると思うと、限界があるなということも感じた。
自分が何を求めて、何を得ることで本当の