作品一覧

  • しあわせの黄色いバス 東京バスガール物語
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    1巻640円 (税込)
    初添乗に臨む新人バスガイドの美織。しかしアナウンスは拙く、失敗してばかり。そんな彼女を見かねて、助け船を出したのは、一人の女性客で……(「東京のバスガール」)、国際結婚した若い妻の不機嫌に右往左往する夫(「嫁に来ないか」)、共同経営者と訣別した女性の携帯に届いた音楽に込められたメッセージとは? (「なごり雪」)など、一台のバスに乗り合わせた人々の人生模様を、昭和の名曲とともに綴る傑作短篇集。

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  • いしゃ先生
    4.1
    1巻620円 (税込)
    「頼む、三年間だけお前の人生を私にくれ」――昭和10年、村長である父に懇願され、24歳で故郷の無医村の医師となった志田周子。しかし女性や近代医療に対する偏見は根強く、村人からは拒絶されてしまう。雪深き冬、襲いくる戦火、そして東京にいる想い人との恋――過酷な運命にも負けず、僻地医療の先駆けとなった実在の女医を描いた、涙と感動の長編小説。映画「いしゃ先生」の原作本。

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  • 雪まんま
    4.0
    1巻1,361円 (税込)
    日本農業新聞に連載され、大きな反響を呼んだ小説。宮城県を舞台に、震災直後の避難所での炊き出しがきっかけとなって、女性主人公が地域に根ざした米作りに奮闘努力していく姿を、人々の絆やラブストーリーを背景に絡めながら感動的に描く、東北、そして日本の未来への応援歌。

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  • いしゃ先生

    Posted by ブクログ

    僻地医療に医療を受ける側にも理解がなかった時代に、その重い扉を開けた仙境のナイチンゲール志田周子医師の感動物語でした。

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    2022年09月04日
  • いしゃ先生

    Posted by ブクログ

    女性の権利が確立していない戦前、しかも口さがない田舎…。どんなに辛い状況だったことでしょう。それでも村民を愛して生涯をかけていしゃ先生を貫く決心をした周子先生。本当にほんとうに素晴らしいと思います。

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    2021年04月06日
  • いしゃ先生

    Posted by ブクログ

    国民皆保険制度が確立される以前、山形県は出羽三山を望む無医村に生涯をかけた女医・志田周子さんの実話が基になっている。戦前・戦中・戦後という昭和の時代、そんな古い話ではない。映画の原作本。映画も是非観てみたい。

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    2016年09月05日
  • いしゃ先生

    Posted by ブクログ

    山形の無医村で奮闘する女医、志田周子。東京で医学を学んだ周子が、村長である父のたっての願いで山形に帰るところから物語は始まります。
    昭和初期、まだ医療観念のない村では女医を簡単には受け入れてくれませんでした。どんなに頑張っても心を開かない村民と、早く東京に戻りたい周子の距離はなかなか縮まりません。歯がゆさ、苛立ち、胸の中にモヤモヤを抱えながらももがく志田家の人びと。
    物語の中に悪人はいません。皆必死なのです。
    だからこそ、胸を打つ。
    実在の人物であるだけに、あとがきの後日談には更に泣かされました。
    知らないだけで、こういう物語はどこにでもあるのでしょう。
    美談ではなく、記録なのだと思います。

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    2017年07月22日
  • いしゃ先生

    Posted by ブクログ

    誰もが医療を受けられるって、本当にありがたいことだ。当たり前だと思っているけど、今この時だって病院もなく医師もいない地球のどこかで誰かが苦しんでいるわけだし。
    幸せってなんだろうってすごく考えさせられる一冊。自分が幸せだと思う時っていつだろう?わたしにとって?他の誰かにとって?もう最後のほうは切なくて悲しくでもああ幸せってこういうことだよなーなんて思って涙がぽろぽろ。。。

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    2016年03月17日

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