作品一覧

  • 人倫の形而上学 第一部 法論の形而上学的原理
    続巻入荷
    -
    1~2巻1,276~1,430円 (税込)
    カントが約三十年構想し続け,最晩年ついに刊行された,実践哲学の〈主著〉と見るべき大著.「自由」の「体系」をめぐって,とくに第一部にあたる本書では行為の「適法性」を主題とする.「法論への序論」では「法とはなにか」という根本問題を提示,私法と公法の二部から成る本論へと展開する.新訳による初めての文庫化.

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  • 判断力批判(上)
    -
    1~2巻1,463円 (税込)
    知性と理性のはたらきについて自然の認識の可能性を示した『純粋理性批判』。人間の道徳的なあり方の可能性を示し、道徳哲学の根幹を構築した『実践理性批判』。カントはこの二つの領域を媒介する能力として判断力を提起する。上巻は美と崇高さを考察し、美的な判断力について論じる。
  • 純粋理性批判
    完結
    4.0
    全1巻968円 (税込)
    「恋とはなんだ?」「人間とはなんだ?」「”わかる”とはどういうことなんだ?」 哲学徒のぶち当たる壁に光を与え続ける永遠の名著「純粋理性批判」をまんが化。原著は認識論に”コペルニクス的転回”をもたらし、現在でも大きな影響を与え続けている。難解なことでも有名なこの書をアンドロイドと人間の恋を通して学べる格好の入門書にしました。認識論とは? そして恋とは何か? がちょっぴり分かる本です。 目次 プロローグ 第一章 感性と悟性 第二章 モノ自体と現象ーコペルニクス的転回ー 第三章 理性 エピローグ
  • 実践理性批判1
    5.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    「人間が真の意味で自分を自由であると認識できるのは道徳法則があるからであり、また自由が存在しなければ道徳的な法則をみいだすことはできなかった。」本書は、思弁的な理性を批判した『純粋理性批判』につづくカントの第二批判書であり、倫理学史上、最も重要な古典である。
  • ワイド版世界の大思想 第1期〈1〉プラトン
    -
    1~42巻3,300円 (税込)
    ヨーロッパ哲学が誕生してすでに二十数世紀、その間生まれた幾多の作品のなかでも、面白さの点で「対話篇」(国家)は抜群である。そこには知識学や存在学や人間学に関する現代的思索の帰りゆく故郷がある。「国家」の完訳の他、ソクラテスの精神を如実に伝える代表二作を収録。 〈収録タイトル〉 国家/ソクラテスの弁明/クリトン ※この電子書籍は、オンデマンド本「ワイド版世界の大思想」を底本としております。
  • プロレゴーメナ 人倫の形而上学の基礎づけ
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    没後二百年、いまこの「世界市民的見地」に立つ哲学者の思想が見直されている。代表作『純粋理性批判』の根本思想を簡潔に分かりやすく説明しようとした『プロレゴーメナ』他を収録。
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編
    4.0
    カントが普通の言葉で語り始めた! 本書で繰り返し説くのは、自分の頭で考えることの困難と重要性。「永遠平和のために」は常備軍の廃止、国際連合の設立を唱え、「啓蒙とは何か」は、他人の意見をあたかも自分のもののように思いこむ弊害を指摘している。他に「世界市民という視点からみた普遍史の理念」「人類の歴史の憶測的な起源」「万物の終焉」を収録。現在でも輝きを失わないカントの現実的な問題意識に貫かれた論文集。
  • 純粋理性批判 1
    4.3
    1~7巻935~1,089円 (税込)
    もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。
  • 道徳形而上学の基礎づけ
    4.8
    1巻1,111円 (税込)
    「君は、みずからの人格と他のすべての人格のうちに存在する人間性を、いつでも、同時に目的として使用しなければならず、いかなる場合にもたんに手段として使用してはならない」。多くの実例をあげて善と悪、義務、人格、自由と道徳性について考察し、経験的な根拠に依拠しない純粋な道徳の原理を探求。きわめて現代的であり、いまこそ読まれるべき書。詳細な解説付きのスタイルで完全読解へ導く“中山カント”第3弾!
  • 永遠平和のために
    3.8
    世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか。カントは、常備軍の全廃・諸国家の民主化・国際連合の創設など具体的提起を行ない、さらに人類の最高善=永遠平和の実現が決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにして、人間ひとりひとりに平和への努力を厳粛に義務づける。あらためて熟読されるべき平和論の古典。

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  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    カントの晩年の代表作である「永遠平和のために」、やっと読むことができました。本書は訳注や解説を含めても150ページ程度なのであっさり読めるかと期待していましたが甘かったです。一行一行噛み砕きながら読み進めたものの、カント特有の婉曲的な表現なども多数散りばめられていて苦戦しました。そして本論よりも付録を読み解くことにさらに苦戦し、これは全体の3割くらいしか理解できていないのでは?と怖れを抱いていましたが、最後の訳者による解説によって理解度が一気に8割くらいに上がった気がします。おかげさまで腹落ちしてきた感じがするのですが、少し時間を空けてまた最初から一読しようと思っています。単なる理想像としての

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    2023年04月30日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    ・カントの永遠平和論。国家間の連合による世界平和構想。
    ・カントは、社交的だったという人物評があるが、カントの平和論もさもありなんという感を覚えた。
    ・自分は、人と仲良くするのが苦手なので、カントの議論のようにうまくいくのかと思った。

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    2022年12月03日
  • 道徳形而上学の基礎づけ

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    ネタバレ

    カントの名言「汝の意志の格率が〜」をこの年になって詳しく知りたくなったので読んでみた。この名言に関連する「定言命法」、「仮言命法」、「目的の国」、「自律」という高校倫理で取り上げられるカントの思想も本書で登場するので、カント哲学に興味を持った人はまず読んでみてほしい。カントの著作の中では読みやすい方と言われているが、素人にはそれなりに応える一冊だった。本文と同じくらい長い訳者による解説があるのが救い。本書を読んで『実践理性批判』まで読んでみようと思うかどうかが、カント哲学を志すか否かの別れ目になりそう。

    本書を読む前に、世界には2つの世界、我々が知覚する世界(感性界)に対して、経験や知覚を全

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    2022年01月02日
  • 純粋理性批判 5

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     本第5分冊の帯には「最大の難所、あのアンチノミーがついに理解できる」とある。アンチノミー。この歳になるまで全く知らなかった言葉だが、それほどまでに重要な概念なのだろうか。ともかく読み進める。

     前分冊に引き続き、主眼は経験を超越しようとする理性の批判。西洋形而上学における「世界が絶対的・無条件的全体性を有する」という理念はどこから出てくるのか。カントは経験可能な総体としての「世界」と、現象が全体性を持つための条件としての「自然」からこの問題にアプローチするが、それぞれ対応するカテゴリーを2つずつ当てがうため、検討するアンチノミーも4つになっているというわけだ。

     ここで「無限」の概念が重

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    2021年07月11日
  • 純粋理性批判 4

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     「批判」の内容からすれば、人間の客観認識を構成するメカニズムを詳解する「超越論的感性論」から「原則論」までが前半とするなら、理性の限界を論ずる本第4分冊の「超越論的弁証論」以降が後半ということになるだろう。しかし実際の章立ては大きく「Ⅰ. 超越論的原理論」と「Ⅱ. 先験的方法論」の2部構成であり、全体の8割が前者に含まれている。こういう章立ての奇妙さも「批判」を近寄り難いものにしている要因だと思う。

     本分冊で焦点が当てられるのは「理性」。純粋理性概念、即ち〈理念〉を利用して知性の働きに統一を与えながら、事象の原因を際限なく遡上し〈無条件的なもの〉の探究に邁進するという本性を持つ。この理念

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    2021年07月11日

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