作品一覧

  • 「ニート」支援マニュアル
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    「ニートっていろいろ聞くけど、会って、話してみると“普通”の若者ですね」――実際に接してみると、多くの人がこうした感想をもつという。特異な存在ではないのだ。ここ数年、働く意欲も、学ぶ意欲もなく、夢や目標をもたない若者を「ニート」と呼び、関連書籍も数多く出版されている。すでに70~80万人のニートたちがいるといわれ、マスコミでも社会問題のように取り上げられている。しかし、本書では「彼らは働かない怠け者ではない」と強調する。著者はひきこもり、ニート、フリーターの就労支援をするNPO法人「育て上げ」ネットの理事長を務める。20代という同世代の視点から、ニートたちと接しているだけに現場感覚のアドバイスが説得力をもつ。「家族としてどのような支援ができるのか」「ニートは精神的な病気なのか」といった疑問に率直に答えている。「一歩を踏み出すためのヒント」が、本書には書かれている。
  • 無業社会
    -
    1巻799円 (税込)
    高校や大学に通学しておらず、独身で、ふだん収入となる仕事をしていない15~39歳の「若年無業者」。現場を知るNPO代表と気鋭の社会学者が若年無業者2300人以上からのリアルなデータに基づき、ミクロとマクロ双方の現状認識と衝撃の未来予測、いま打つべき方策を解き明かす!
  • 大卒だって無職になる ”はたらく”につまずく若者たち
    4.0
    1巻942円 (税込)
    若者支援の最前線の現場で現代の若者たちの“つまずき"から“立ち直り"までを追った6つのストーリー。 <「はじめに」より> そのときでさえ、僕は大学を卒業したら働くものだと思っていたし、まさか“働けない"なんてことは夢にも思いませんでした。社会の状況をまったく知らなかったといえばその通りなのですが、少なくとも僕の周りには大学を卒業しても、働くことにつまずく可能性が誰にでもあることを語る人はいませんでした。
  • NPOで働く 「社会の課題」を解決する仕事
    3.9
    1巻1,232円 (税込)
    若きNPO経営者の挑戦から、新たなNPOの役割と新しいビジネスのあり方が見えてくる。NPOとはどんな組織なのか、NPOで働くとはどういうことなのか、どこから収益を得ているのか、給与水準はどんなものなのか……。著者が理事長を務める、NPO法人育て上げネットは、ひきこもり、ニート、フリーターなど無業の若者の就労を支援している。若者の社会参加、経済的自立に貢献するサービスを提供し、“社員”61名で、年間売上高2億円強を上げている。NPOというと「ボランティア」というイメージでとらえる人も多いかもしれないが、実は、「企業」「会社」に近い経営をしている組織だ。

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  • 大卒だって無職になる ”はたらく”につまずく若者たち

    Posted by ブクログ

    今の自分にぴったり。

    リアルな大卒の就活事例が読めた。
    無機質なデータではなく、血が通った内容が多かった。
    世間一般にイメージされる大卒無職の隙間をせめる内容で面白かった。

    大学生などが別の大卒の就活の話を聞く話の構図が面白い。流れがいい。

    まさかの2012年発行。わたしが読んだの2020年。
    あんまり世の中変わってねぇな。

    0
    2020年12月05日
  • 大卒だって無職になる ”はたらく”につまずく若者たち

    Posted by ブクログ

    前にニートの若者について書かれた新書を読みかけたのだけど、社会学的にその原因をさぐろうとする内容で、何か苦しくなってとちゅうでやめてしまった。というのも、大きな枠組みでとらえようとすると、かならず切り捨てられたり、押し込められたりするものがあって、釈然としない思いが生まれてくるから。それに、働かない、働けない若者とその家族のつらさは、原因をつきとめたところで、べつに解消するわけではないから。

    でも本書の著者は、若者が働けなくなる原因は「わからない」という。なぜなら、ひとりひとりみんなちがうから。
    そう言ってくれることだけでも、大きな慰めだと感じた。「かくあるべし」という枠組みを用意して、その

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    2016年04月20日
  • 大卒だって無職になる ”はたらく”につまずく若者たち

    Posted by ブクログ

    大学卒無職の現実を知らないキャラクターに主人公がその現状を伝えていく構成。
    読後の感想としては大卒無職の原因等に関してわからないことはわからないと言える著者の謙虚さが素晴らしいと思った。相談者にひとりひとり違う背景があることまで掘り下げて対話を続けているからだろう。読後には、大卒無職が何も珍しいことではないと気づき、自己責任論や努力論をむやみに振りかざすことに抵抗を覚えるようになる。
    最後には、人とのつながりが大きな役割を果たすということに帰着する。半径3〜5メートルの世界を大切にすれば横たわる社会問題は少しは良くなる。

    0
    2015年02月20日
  • 大卒だって無職になる ”はたらく”につまずく若者たち

    Posted by ブクログ

    若者の就労支援団体「育て上げ」ネットを設立したリジチョーこと「工藤啓」さんの著書。

    「大卒なのに就職できないのは甘え」という世間の批判がある。大卒から無職はフツウにあり、そんな若者のありのままを伝えたい、知ってもらいたいという思いからできた本です。

    物語形式で第1話から第6話とエピローグがあり、分かりやすく読みやすい。本当にあった就労支援した若者を例に挙げており、同世代に近い自分としては感慨深かった。

    本書の最後にある「自分の半径三メートルを大事にするならば、それは日本中を、世界中を、覆い尽くすんじゃないか」という言葉は、胸に刻んでいきたいと思います。

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    2014年10月16日
  • NPOで働く 「社会の課題」を解決する仕事

    Posted by ブクログ

    「大卒だって無職になる」が「育て上げ」ネットの若者への支援を語ったものなら、こちらはNPO設立の経緯や多士済々のスタッフ、そして事業展開のための取り組みを明らかにした内容。
    ますます学ぶべきものが増えて、ぜひとも直接お会いしたい思いが募りました。

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    2014年02月04日

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