中野京子の作品一覧
「中野京子」の「絵の中のモノ語り」「マリー・アントワネット」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中野京子」の「絵の中のモノ語り」「マリー・アントワネット」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
まずはこの言葉を引用したい。
「人間は自分に与えられた職業を通じて世の中のために少しでも尽くさなければならない。それが人間の義務である。」三船敏郎 小林 淳 著「三船敏郎の映画史」
様々な職業を描いた絵画を通じて、その時代背景を解説していく。
描かれている職業は
闘牛士
侍女
香具師
宮廷音楽家
羊飼い
女性科学者
道化
警官
思想家
ファッション・デザイナー
大工
看護婦
政治家
修道女
船頭
異端審問官
傭兵
女優
子どもも働く
天使も働く
となっている。
雑多な感想
アリーナは砂という意味。闘技場の血を吸うために敷いた砂からきたという。
ヴィンターハルター「女官たちに囲まれた
Posted by ブクログ
表紙に西洋画が使用されてはいますが、内容はあまり絵画についての言及はなく、中には挿絵そのものがない回も。
絵画に限らない中野先生の本を読んだのは、個人的にはほぼ初めてで新鮮だった。
語り口はいつもと変わらないので、大変楽しく読みました。
『ハーメルンの笛吹き男』から始まり、ドッペルゲンガーなどのオカルト話に、ドラキュラなどのフィクション界隈の有名ネタ、まだ謎が解かれていない実在の事件『ディアトロフ事件』など盛りだくさんな内容。
余話として追加された内容も驚きつつも興味深かったです。
『腸チフスのメアリー』が出てきたのも嬉しい。
それにしても、先生もまた不思議体験者だとは思わず……ある意味そこ
Posted by ブクログ
中野京子さんの絵画解説本。
他の本よりも「愛」というテーマで絵画を解説している。
中野京子さんは絵画や歴史的背景をとでよく研究していらっしゃるが、読みやすく入ってきやすいのは解説やその語り口がとても心地よいものだからだと気づく。文量も言葉も適切であり読み手にしっかり伝えてくる。とても素晴らしい。
毎回絵画についても新しい発見をもたらしてもらうのだが、今回は「ベルト・モリゾ」という女性の画家との出会いがあった。ゆりかごに眠る幼子をそっと見守る母の絵だが、とても気になってしまう。
マネやルノワールのようでもあるが、白の色遣いがとてもきれいで奥行きがある。
こうした出会いを下さるのも中野京子さんの本