作品一覧

  • ザリガニの鳴くところ
    4.5
    1巻1,430円 (税込)
    ノースカロライナ州の湿地で青年の遺体が見つかる。村の人々は「湿地の少女」カイアに疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられ、人々に蔑まれながらたった一人湿地で生き抜いてきたカイアは果たして犯人なのか
  • ひとりの双子
    3.5
    1巻2,310円 (税込)
    アメリカ南部。小さな村を飛び出し、都会をめざす16歳の双子。より多くを望んだ姉は挫折とともに実家に出戻り、妹は出自の秘密に怯えながら裕福に暮らす。もう交わらないはずの2人の運命だったが――。アメリカで125万部突破、オバマ前大統領が薦める一冊
  • タイタン・プロジェクト
    3.0
    1巻1,144円 (税込)
    作家のハーパーが乗ったロンドン行き三〇五便が墜落した。彼女と生き残った乗客たちは助け合って救助を待つが、捜索隊は現われない。それもそのはず、そこは人類が消えてしまった未来だったのだ! ハーパーらが関わることになる全人類的プロジェクトが実現した世界らしいが……謎と興奮のタイムトラベルSF!
  • 第二進化  アトランティス・ジーン 上
    3.3
    1~5巻858~1,100円 (税込)
    南極の氷中で発見された、ナチス潜水艦とアトランティスの遺跡。それが事件の始まりだった……。対テロ組織工作員デヴィッドは、世界的企業を隠れ蓑にしたテロ組織イマリを調査するうちに、疫病で人口を激減させ、人類の次の進化を強制的に引き起こそうとする計画の存在を知る。何者かから送られた暗号には南極、ジブラルタル、ロズウェルの地名が記されていたが――個人出版発、驚異のSFベストセラー三部作開幕!
  • 解剖迷宮
    3.5
    1巻990円 (税込)
    解剖に使用できるのは死んだ奴隷か死刑囚のみ――それでは医大での研修がままならず、医師は禁断の手段にでる。奴隷に墓から死体を盗掘させ、それを解剖用に使うのだ。当初、奴隷ニーモは死体を掘り出すだけの役目だった。が、刃物の扱いに長けたニーモは、やがて解剖学の教鞭を執るまでになる。死体を解剖しているだけならよかったが……1857年のアメリカ。医学が妖しい影に覆われた時代の、裏歴史をめぐるサスペンス。
  • 約束の道
    3.0
    1巻858円 (税込)
    母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。母さんからはいつもウェイドは野球に挫折した負け犬だと聞かされていたが、ほんとうはもっとひどかった。ウェイドは泥棒でもあったのだ。すぐに彼と盗んだ金を何者かが追ってくる。やむなくわたしたちはウェイドとともに旅に出るが……波乱の逃避行の末に父娘の絆は取り戻されるのか?/掲出の書影は底本のものです
  • ザリガニの鳴くところ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半は少し退屈だったけど、父親との関わりや、思春期の恋愛が進むうちにどんどん夢中になった。
    カイアに幸せになって欲しいと思って読み進めた。
    無罪放免になった時は号泣したが、詩が見つかった途端一気に裏切られた気分になり涙が引っ込んだ。
    後書きで、カイア=自然とは不可侵であり誰も奥底まで知り得ないのだと書いてあり納得して恐ろしくなった。

    0
    2024年05月26日
  • ザリガニの鳴くところ

    Posted by ブクログ

    前半の少女時代の物語がほんとに好き。
    絵本のエッツの『わたしとあそんで』を思い出す。
    みなしごの少女のいじらしさに胸がいっぱいになった。
    少女時代だけでも読む価値がある。

    早い段階で破滅を予感させて、読み手に緊張感をもたせる構成もよかった。

    自然の描写が素晴らしく、作者の経歴を知って納得。自然に魅せられる人ってもう詩人だよね。

    0
    2024年05月25日
  • ザリガニの鳴くところ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ノースカロライナの湿地で村の青年の死体が見つかり、人々は真っ先に「失地の少女」カイアに目を向ける。
    カイアは6歳で家族に見捨てられ、湿地で1人慎ましく生きていた。彼女の送ってきた日々と事件の様子とが交互に綴られていく。
    とにかく文量が多い。しかし、それでいて読んでいて飽きさせない。
    カイアは殺人の容疑で逮捕され、その裁判のシーンや判決を待つカイアの心情に胸がギュッとなった。
    カイアは無罪だったものの、真犯人は……?
    その疑問に答えた最終章。読み終えてから「やっぱり……」となった。
    ミステリーに分類されているが、純文学とも言えそうな描写の数々。自然の美しさ、人間の醜さが見事に溶け合い珠玉の一冊と

    0
    2024年05月19日
  • ザリガニの鳴くところ

    Posted by ブクログ

    自然の描写に圧倒される

    作中の詩が深みを増してる 
    夕暮れは食わせ者 から始まる詩が1番好きだった

    0
    2024年05月16日
  • ザリガニの鳴くところ

    Posted by ブクログ

    湿地帯に静かに佇んでいる小屋があり、そこに貧しい一家が住んでいたのだが、父親の暴力から逃れるようにして、母親を筆頭に6歳ほどの少女を残して兄妹も家を捨て去った。
    小屋に一人取り残されたカイアと呼ばれていた少女は、自分の本名すら知らなかった。
    少女は優しかった母親から教わった僅かな家事の知識を頼りに、孤独な環境で必死に生きて行く。
    そんな孤独な少女に、湿地の自然だけはとても優しく接してくれた。
    貝や魚の恵みを与えてくれ、そこに生息する鳥たちの美しい羽根は少女の孤独感を慰めてくれていた。
    少女の移動手段は小さなボートであり、当初は湿地帯で迷ったりもしたが、徐々に地形も覚え、操船も身につけて行く。

    0
    2024年05月12日

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