自己啓発 - PHP研究所 - PHP文庫作品一覧

  • 死を語る
    4.0
    死について真面目に語った対談である。同時に、「どうやって生きたらよいか」を考える究極の実用書でもある。(佐藤優) 人生は残酷であり、生きるということは本当に苦しいことだ。この対談の中でも何度か言っているが、“あの時に死んでしまえばよかった”と未だに思う私である。(中村うさぎ) 原因不明の病で心肺停止に陥るという臨死体験を経て、「家族」の意味を考えるようになった中村うさぎと、「鈴木宗男事件」で社会的に葬り去られそうになった佐藤優。日本、宗教、社会、男と女……。数奇な経験を持つ二人が、様々な視点で「生と死」について、徹底的に語り尽くす! 『死を笑う』を改題し、加筆修正。 【本書の目次より】「天国の門」が現れない/モスクワで死を意識した日/死ぬのは怖くないですか?/人格が壊れていく恐怖/美の欠如は女の死/社会的な死が若者たちを追い詰める/獄中で描いた出所後のシナリオ/サイコパスに更生の余地はない/日本人の死生観とキリスト教的死生観/「絶対無」の状態で生きるとは?/男らしさ・女らしさという幻想/日本で自殺が認められなくなった理由/ほとんどの宗教は自殺を否定しない/天国は怖いところ?/賢く生きていく小ワザ/作家としての性

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  • 伝わる人は「1行」でツカむ
    3.8
    あなたが「書く言葉」は、きちんと相手の気持ちをツカんでますか? シリーズ累計13万部突破のベストセラー、『物を売るバカ』『1行バカ売れ』『こだわりバカ』の著者が、「1行」で相手の心をツカむための基本ルールを、一冊に凝縮! あなたは、こんな経験がありませんか? 企画書やプレゼンが通らない、商品が売れない、上司と部下に気持ちが伝わらない、SNSで「いいね!」がつかない……。そんなあなたは、「伝える」だけで満足しているのかもしれません。しかし、「伝える」と「伝わる」はまったく違います。そして、「伝わる文章を書ける人=伝わる人」は、最初の「1行」で相手の心をツカむのが上手いのです。本書では、人気コピーライターが、「1行」でツカむための基本ルールを39ポイントで伝授。このルールを知れば、ビジネスとプライベートで結果が出ます!

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  • 3時間で頭が論理的になる本
    4.0
    「相手が伝えたいことを正しく理解する」「自分が伝えたいことをきちんと伝えられるようになる」これらができれば、誤解し合うことはありません。つまり、論理的な思考が持てるようになれば、コミュニケーションがもっとずっと楽になるはずです。「論理力」の土台になるのは、言葉の規則に従った頭の使い方。その規則を知ったうえで言葉を使うかどうかで、人生そのものも変わると言っても言い過ぎではありません。本書は、長年予備校の教師、旺文社ラジオ講座の講師などで絶大な人気を博してきたカリスマ講師が、「現代文」の読解法を基本にした論理的思考法を紹介。議論に勝つ話し方、大勢を納得させる話し方、話し言葉と書き言葉の違いなど具体的に解説。「読む」「書く」「話す」の3要素を中心に、人間関係やビジネスにすぐ活かせるようにまとめました。誰にでも確実に実践でき、頭がきれいに整理される一冊!

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  • 「めんどうくさい人」の接し方、かわし方 師匠談志と古典落語が教えてくれた
    5.0
    「無茶ぶりしてくる」「空気を読めない」「上から目線で話す」……。そんな「めんどうくさい人」との距離感に悩んでいませんか? 「多すぎて無理」「つらくてやめたい」「どうせできない」……。そんな「めんどうくさいモノやコト」に苦しんでいませんか? 本書はサラリーマン生活を経てカリスマ落語家・立川談志に入門、9年半という異例に長い前座生活を乗り越えた著者が、自らの経験と古典落語の知恵を通じて「めんどうくさい」への究極の対処法をアドバイスします。人はだれでも、めんどうくさいことは避けたいし、かかわりたくないもの。しかし著者は、落語界きってのめんどうくさい師匠から徹底的に鍛えられるなかで、「めんどうくさい」人・モノ・コトにはむしろ積極的に対応し、かわすべきはかわし、人生を好転させるエネルギーに変えるべきだと主張します。すべての心やさしい人、おとなしい人へ、今日から生まれ変われる好著!

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  • 読んだら、きちんと自分の知識にする方法
    3.8
    本を読んだそばから、どんどん憶えることができる――そんな夢のような読書法が「メモリー・リーディング」。1日たった5分、3週間のトレーニングをするだけで、1晩で100ページの参考書をかなり詳しく記憶することができるという。「速く読むだけでは何の意味もない」「年を取るほど記憶力は増大する」「1冊じっくりと読むよりも5冊さっと読んだほうが理解が早い」「本は最も投資効果の高い投資である」。

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  • 生きるのが下手な人たちへ
    4.0
    種田山頭火、尾崎放哉…。本書は、全国を放浪しつつ句作を続けた二人の男の話から始まる。山頭火は家業の倒産、弟の自殺、離婚、父の死などの不運の連続により、人としての崩壊を眼前に出家する。しかし寺に落ち着くことなく、一切を捨て去り、酒と旅と句作に生きた。放哉は、東京帝大を卒業後、生命保険会社に就職。が、その要職も妻子も捨て、放浪生活に入る。寺男・堂主の生活を送りながら句作を続けた。二人に共通するのは、句作だけではない。家族、財産・地位・名誉・義理など、世の人が後生大事に守ろう、得ようとするものから縁を絶ち、何もかも放り出さなければ生きられなかった点である。まさに「生きるのが下手な人」の代表格だ。本書には、貧乏書家時代の相田みつをなど、12人の「人生下手」が登場する。しかし、皆、生きたいように生きた人間ばかりだ。生きたいように生きる。その大切さを彼らの生き方を通して説く、救いの人生論である。

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  • 斎藤一人 楽しんだ人だけが成功する
    3.0
    人生は苦労するのが当たり前? 残念ながら違います。常に人生を楽しんでいて、明るい思いで満たされている人ほど運は強くなり、成功できるのです。まずは、「自分を大切にして人生を楽しむと、想像以上の未来が手に入る」ということを、しっかりと意識に刷り込んでおいてください。累計納税額日本一の実業家が教える、人生から難題が消え、何があっても成功できる生き方の法則。
  • 喜ばれる 自分も周りも共に幸せ
    4.3
    「ありがとう」と喜ばれることを続けるだけで、不思議といいことがやってくる! 本書は、「人から喜ばれる存在になるだけで、とんでもなく楽しい人生が開けていく」ということを、さまざまな事例と共に紹介した1冊です。人生で起こる悩みを克服するには、究極的に自分の「思い」をもたないことが大事と説く著者。この世の悩みが消え、新しい人生が開けるコツが満載です! 高島亮氏(正観塾師範代)による「文庫版のための解説」を特別収録。 (主な内容)●人から物事を頼まれやすいような明るい顔でいる ●頼まれやすい顔とは ●生まれてきたことの意味 ●幸せとは感じるだけ ●感謝していればストレスはない ●「ありがとう」が現象を変える etc. 「自分の周囲にいい思いを投げかける、そうするとそれは倍になって返ってきます。周りに喜ばれれば、自分も周りも、みんな楽しくなるし、宇宙もそのような人を応援してくれるようです。人間は『喜ばれる存在』として、この世に生をうけたのではないでしょうか」(本書「まえがき」より)
  • コーヒーと楽しむ 一瞬で心がリセットされる40の物語
    4.0
    人気シリーズ第4弾! 本書は、読むだけで気持ちがリフレッシュできる、本当にあったストーリーを40編に厳選しました。1話3分で読めて、気が付けば心のモヤモヤが晴れる1冊。美味しいコーヒーと共に、極上のリフレッシュタイムをあなたに。 ●頭へのデッドボールが生んだ「奇跡のような場面」 ●暴動で、唯一襲撃されなかったお店 ●ルールを守ってもらいたいときに使える「逆転発想」のアイデア! ●ドジョウを丸飲みした芸人に明石家さんまが言った言葉 ●急な誘いを円滑に断るときの、「笑えるフレーズ」と「使えるフレーズ」 「『昨日はまいったな……』仕事で気分が沈んだ週末は、犬の散歩のついでに近所の公園へ。いっとき、仕事を忘れて、読書にふける……。そして、温かなブレンドコーヒーでリフレッシュ。この本には、そんな時間のお供になる、心をリセットできる話を集めました。いつものように、お好きなページの気になる話からご賞味ください」(本書「はじめに」より抜粋)
  • コーヒーと楽しむ 心がスッキリする40の物語
    -
    人気シリーズ第3弾! 本書は、読むだけで心がリフレッシュされる実話ショート。1話3分で読めて、気持ちがスッキリと晴れわたる本当にあったいい話を40編に厳選しました。あなたの憩いのひとときに、一杯の美味しいコーヒー片手にお読みください。心に爽やかな風が通り抜ける1冊! ●かけだし芸人時代の萩本欽一さんに、お弁当を分けてくれた人 ●所ジョージさんからの「謎の贈り物」 ●嫌がらせをしてくる相手を一瞬で味方に変える「魔法のひと言」 ●なぜか圧倒的に売れるマトリョーシカの秘密 ●「やるか? やらないか?」迷ったときの解決法 etc. 「ここは海の見えるカフェ。私のお気に入りの席は、このテラス席。この席からだとヨットが見えるのが好き。カモメの鳴き声も聞こえるし。この店にはじめてきたのはいつだっけ? とにかく居心地がよくて……。この本には、そんな時間のお供になる、気持ちがスッキリする話を集めました。お好きなページの気になる話からご賞味ください」(本書「はじめに」より抜粋)
  • 限りなくシンプルに、豊かに暮らす(PHP文庫)
    4.0
    シンプルに生きるにはどうすればいいのか。シンプルに暮らすとはどういうことなのか――。本書は、建功寺の住職兼庭園デザイナーの著者が、「余計なものをそぎ落し、無駄な物を捨て、自分自身を縛りつけている余計な欲望を排除していく」という禅の考えに則り、清々しく心豊かな生き方、暮らし方を説く。 ◎空間を埋めない ◎何もしない時間を持つ ◎無心になる ◎物事に白黒つけようとしない ◎苦手なことは人に任せる など、著者が日々の修行のなかで培ったシンプルな生活のすすめが詰まっている。不安や心配事、執着心といった「心のメタボ」をそぎ落し、人生に「たったひとつの自分自身の芯」を見つけていく私たちの旅路。その先にこそ真の豊かさと安寧があることに気づかされる。自分がいちばん大切にしなくてはならないもの、自分の人生になくてはならないもの――そのことに思いを馳せるきっかけになる一冊。
  • 好きなことだけして生きていけ 人生を後悔しないために必要な49の習慣
    4.0
    好きなことを仕事にして毎日笑顔の人と、嫌な仕事でいつも悶々としている人は、どこが違うのか。本書では、「人は好きなことを仕事にするために生まれてきた」と語る人気作家が、思い通りの人生を送るための極意を伝授。「好きなことの片鱗は、小学生の頃にすでにやっている」「大好きな物以外は、全部捨てる」など、誰でも実践できる具体的な方法を紹介します。毎日をいい気分で過ごせるようになる1冊! 「サラリーマン時代には3000人以上の経営者と付き合ってきたが、その中には好きなことだけをしながら、桁違いの成功を収めている人も数多くいた。ショックを受けながらも、成功者の考え方や行動の習慣をつぶさに観察してきた。日々の習慣が人生をつくっているのだから、習慣を真似すればいいと考えた。真似した結果が、今の私だ。あなたの本能にピン! と触れたものを、とりあえずひとつだけ試してみればいい。すべてはそこからはじまる」(本書より抜粋)
  • ひとり時間が、いちばん心地いい
    4.5
    世界中で著書が翻訳され読み親まれる禅僧が、本書で孤独との付き合い方を解説。『孤独よ、こんにちは。』を改題。(本書より)本来、人間とは孤独な存在。だからこそ、自分のところに流れてくるご縁を結びながら、互いに心を寄せ合って生きていくこと。禅僧は、常に孤独の中に身を置きながら修行をしています。そしてその「孤独」の中から、禅僧たちは多くのことを感じ取り、そして学び、身につけていくのです。「一人きりの時間をもってください」。私はいつもそう言います。なぜならば、孤独と向き合うことなく、私たちは本来の自己(自分)に出会うことはできないからです。仏教で言うところの生きる意味とは、最終的には「本来の自己」に出会うこと。自分の存在とこの世の真理を見極めることにあります。 〈本書の構成〉第1章 孤独って何ですか? 第2章 家族との間で感じる孤独 第3章 大事な人と一緒にいると生じる孤独感 第4章 仕事と人間関係の悩み 第5章 孤独との付き合い方
  • 「幸福の種」はどこにある? 禅が教える 人生の答え
    3.0
    「人生の答え」──人はどこかでそれを求め続けていることはよく分かります。みんながそれぞれの答えを見つけることができればいいと願っています。すべての人が「幸福の種」を見つけるための一助になれば。そういう気持ちで本書を記しました。――「序」より あなたを導く、古くて新しい「禅」の知恵の数々―― ●生かされていることを知ってこそ、周りを生かせる ●人生の目標なんて、ぼんやりしているほうがいい ●「形」から入る ●道を間違えたのならば、引き返せばいい ●選択肢が少ないことは幸せなこと ●心配や不安はいつも浮かんでは消えていくもの ●人生に必要な道具、不必要な道具 ●曖昧という変幻自在の心をもつ ●「合掌」の左手は自分自身、右手は大切な人 ●人は「命のロウソク」をもって生まれる ●生きる実感は、淡々とした基本の繰り返しにある ●歳を重ねることは老いることではない ●小さな満足のかけらを積み重ねる ●「心の支度」とは、一生懸命に生きること
  • トップアスリートたちが教えてくれた 胸が熱くなる33の物語と90の名言
    -
    高橋尚子、イチロー、カール・ルイス――。古今東西の有名トップアスリートたちの活躍の裏には、知られざる感動の物語があった! 本書では、オリンピック選手たちを中心に、プロ野球やサッカーなど、幅広い競技のアスリートたちの33のエピソードと90の名言を紹介。日々戦い続けるアスリートたちの、強くしなやかな心から生まれた言葉の数々は、きっとあなたの心の支えになるでしょう。元気や勇気がほしい時、あなたの気持ちを熱く奮い立たせる1冊! (主な内容)●目標が絶望的になったとき、どうするか?――浅田真央 ●壁を越える男たち――桐生祥秀 ●周りに自分を認めさせる方法――久保建英 ●故障は、「自分で治す」と決める――新城幸也 ●カミナリに打たれたモノに、すべてをかける――野口啓代 ●「史上最強の助っ人外国人」の秘密――ランディ・バース ●自分の力を見極めて、活かせる場に移る――為末大 ●誇りを持ち続けられる理由――三浦知良
  • 少ないもので贅沢に暮らす
    3.7
    愛用品が壊れたら、使わない生活をしてみる。修理不可能な道具は分解する。漆器は割ってみる。分解すると仕組みがわかり、漆器の断面から素地や下地がわかる――自分に必要なものを見極め、好きなものを長く使う暮らし方は、ある意味、余裕のある贅沢な生き方。本書は、そんな著者の毎日とお気に入りを紹介する一冊。シンプル&丁寧な暮らしのお手本です。 『素敵な良品生活のすすめ』を再編集。

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  • みっともない老い方 60歳からの「生き直し」のススメ
    -
    一生懸命に働いて、ようやく手にした第二の人生。誰もが豊かな老後を送りたいと考える。ところが、現役時代にがんばった人ほど、過去の栄光にしがみつき、会社の肩書や人間関係をそのまま引きずってしまう。いつまでも他人と比べて一喜一憂し、思いどおりにいかないとキレて、不機嫌を周囲にまきちらす……。そんな、みっともない老い方をしていないだろうか? どんな人もリタイアすれば「ただの人」。この自覚がないと第二の人生はつらくなる。60歳になったら「昔はよかった」と言うはやめて、「素」の自分で今を楽しもう。人生100年時代の「老いの作法」を紹介。 【こんな年寄りは嫌われる!】●かつての肩書にこだわる ●人と比べて文句を言う ●やってもらって当然と考える ●不機嫌を周囲にまきちらす ●家事をパートナーに丸投げ
  • 50歳からは、好きに生きられる
    4.0
    50代は、人生の中でもっとも楽しく輝く時期なはずです。なぜなら、これまで積み重ねてきた経験があります。楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともたくさん経験してきました。その経験は気づかないうちに心の糧として蓄えられているからです。少しだけ家族や仕事から解放され、自分次第で何でもできる可能性がある。まだまだ夢を叶えることは十分にできます。これまでの人生でやり残したこと、やりたかったことに再び挑戦することもできます。自由自在に自分の人生を歩いていくことができる。まさに50代というのは、人生における「自在期」なのではないでしょうか。禅僧として、大学教授として、庭園デザイナーとして国内外で活躍してきた著者。本書では、手放して身軽にすること、あなたにしかできないこと、後悔や不安との付き合い方を考えていきます。いまという時間を豊かに、50代という素晴らしい時代をまっすぐ前を向いて生きていくことを提案します。
  • あの有名人101人にみる 理想の逝き方
    -
    なんの前ぶれもなく、ぽっくり死にたい──。そう考える人は多いだろう。しかし、死を考えることなく逝くことが、本当に幸福だろうか。本書では、作家、芸術家、俳優、政財界人として活躍した「あの人」のご臨終場面を再現。たとえば、「延命治療を拒否した人」として、緒方拳(俳優)、長谷川町子(漫画家)などを紹介。他には、「仕事にすべてを燃焼させた死に方」として、溝口健二(映画監督)、田中絹代(女優)、「自死という美学を貫いた人」には、江藤淳(文芸評論家)、三島由紀夫(作家)、「不慮の死をとげた人」には、向田邦子(作家)、力道山(プロレスラー)などなど。さらに、「じたばたしても潔い死に方」「人知れず姿を消す」「急死」「自然死」など、死に方の類型を人物のエピソードとともに綴る。現代日本人100余人の「逝き方」を哲学者が徹底研究。あなただったら、どんな死に方を理想とするか? 悔いなく人生を閉じるための心得帳である。

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  • 50代の壁 人生の分かれ道を決断する36のヒント
    3.3
    役職定年、年下上司万歳!! 人生逆転の法則を伝授。バブル期に大量入社した世代がちょうど50代半ばに突入。出向や役職定年、早期退職などの時期を迎えている。著者は言う。「リストラ対象の50代に言いたいことは1つだけである。意地を張れ、ということだ。ありていに言えば身勝手に生きろということだ。会社がリストラを迫っても、ホイホイと受けるんじゃない。とことん会社にしがみつくべきである。今までの経験も実績もまったく評価せずリストラを迫ってくる会社に一泡吹かせるなら、居残って、意地を張り、身勝手に振る舞い異端として会社内に居場所を作るのだ。異端として会社内に居場所を作ろうと覚悟した瞬間に、仕事は与えられるものではなく、自分のものに姿を変えるだろう」。銀行マンから50歳を目前に作家に転身、その後の日本振興銀行社長就任や倒産、裁判など、波乱万丈の50代を送ってきた著者ならではの人生訓を綴っていただく。
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい
    -
    持ち前の憤怒(ふんぬ)の炎は90歳をすぎても衰えず。老人をねらう詐欺電話を手ぐすねひいて待ち、「怒っていれば元気」とファイトを燃やしていらした著者が、ついに御年100歳。2度の結婚や元夫の借金を肩代わりするなど、思うにまかせぬ人生でも、「苦労したとは思っていない、この世で起こることは、すべて修行と思えばいい」「力一杯生きて、ああ面白かったと言って死ねればいちばん」と語ります。本書は、約半世紀の間に月刊誌「PHP」に登場した原稿(作家の遠藤周作氏とのお互いに66歳当時の愉快な対談を含む)に、父・佐藤紅緑氏の「損得を考えるような人間は下司下郎(げすげろう)」をはじめとする著者の人生を支えた座右の言葉をそえてまとめました。「少女時代のあんたはきれいだった」と遠藤周作氏に言われた著者が、いかにして「怒りの佐藤」になったのか。読むだけで元気がもらえる痛快人生論です。2024年6月には著者のベストセラー『九十歳。何がめでたい』&『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作とする実写映画が公開予定のため、さらに話題を呼ぶ著者です。
  • 人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの
    3.9
    多くの読者が胸を熱くし、涙した、『すべては導かれている』の感動、ふたたび。お金や地位や名声を目的とする、世に溢れる「成功論」は、なぜ、虚しさや寂しさが残るのか。本書は、その理由を「12の物語」から解き明かし、真に生き甲斐ある人生を送るための成功観を語った、著者の深遠な人生論です。 ●競争の限界/「競争の勝利」から「果てしない競争」へ ●勝利の限界/「勝者の喜び」から「精神の荒廃」へ ●勝者の限界/「集団競争の勝利」から「人間関係の疎外」へ ●喜びの成熟/「喜びの奪い合い」から「喜びの高め合い」へ ●基準の成熟/「他人の目による評価」から「自分らしさの表現」へ ●戦いの成熟/「他者との戦い」から「自己との戦い」へ ●達成の限界/「才能と努力」から「境遇と運命」へ ●目標の限界/「目標の達成」から「達成後の目標」へ ●意欲の限界/「欠乏感の意欲」から「感謝の意欲」へ ●困難の深化/「否定的な出来事」から「可能性を拓く機会」へ ●強さの深化/「達成する強さ」から「成長する強さ」へ ●成長の深化/「人物への成長」から「一日の成長」へ この一冊を読み終えたとき、あなたの「真の人生」が始まる。
  • 河合隼雄の幸福論
    3.5
    「心にしみこむ話がたくさん載っています。読まなきゃ損です」養老孟司氏、推薦! 人間関係について、悲しみについて、成功について、人生について――。本書では、臨床心理学の第一人者による、幸せに生きるための60のヒントを紹介。ちょっと見方を変えることによって、幸福が身近になることを説いた、生き方エッセイ。幸せについての珠玉のエピソードが満載の1冊です。 (主な内容)●「なぜ、私だけが不幸なのか」という問いは、個性発見への切り口を提供している。神から与えられた不平等と、人間の平等への努力がぶち当たって、散った火花のなかに、その人だけと言える個性が輝くのではないだろうか。 ●幸福の絶頂にあるようなときでも、それに対して深い悲しみ、という支えがなかったら、それは浅薄なものになってしまう。etc. 「深く考えはじめると難しくなるが、ちょっと眼鏡をかけ変えることによって、異なるものが見えるように、少し見方を変えることによって、幸福が身近になる、ということがありそうである」(本書「はじめに」より抜粋)
  • 弟子・藤井聡太が教えてくれた99のこと
    4.0
    藤井聡太氏は棋聖、王位、叡王、竜王、王将と立て続けに五冠を制覇し、五回の防衛戦を含めてタイトル戦十連勝という前人未到の記録を打ち立てた。公式戦で六連敗していた豊島九段にも圧勝を重ねて苦手意識を完全に払いのけた。もちろん、それまでも盤石の安定感だったが、変化といえば、以前に比べて持ち時間に対する意識が変わったことだろう。それまでは時間不足によって追い込まれることが多かった勝負が、一分将棋に入る前に一、二分時間を残すようになったのだ。わずかな時間ですが、読みの速度が尋常ではない藤井氏の場合、その一、二分が勝敗を左右する。さらに、どんな戦法に対しても逃げずに受け入れる姿勢が、弱点を作らず地力をつけることにつながっている。修正能力が高いため、同じ相手に一回は負けても、二回、三回と負けることはない。番勝負で圧倒的な強さを見せる所以だ。大勝負で次々に強豪を倒して実績を積み上げてきた経験によって、精神的にも落ち着きと風格が備わってきた。わずか二年間で人はこれほど成長できるのか、と驚くばかりだ。五冠という肩書だけではなく、高校生から将棋一筋の社会人となり、第一人者としての自覚が芽生えてきた、と著者は語る。人はいくつになっても成長できる。成長の機会は師匠や周囲の人間が用意できるものではなく、本人の意志と不断の努力によってもたらされる。藤井氏の場合、その意志と努力は「この上なく将棋が好き」「もっと強くなりたい」という気持ちに支えられている。単行本刊行時に無冠の七段だった藤井が五冠に成長する、その源泉の思考法に触れられる一冊。
  • 養老孟司の人生論
    3.5
    「どうしたら『生きられるか』、そんなこと、私に訊かないでください。わかるでしょ。その疑問に『自分で』答えること自体が、『生きる』ってことなんだから」(本書の第10章「若いころ」より)運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人……。死から語り始める養老流「逆向き」人生論。 〈目次より〉◆本当に死んでしまったら、怖いもクソもない ◆私にとっては「死」ではなく「死体」こそが現実 ◆だれだって死体になる ◆すべての患者はかならず死ぬ ◆寿命は運。私は専門家におまかせします ◆共同体を消すことが「進歩」だった ◆本質的に変わらない「私」なんて、ない ◆個性は心にはなく身体にある ◆「世間」が西欧近代的自我の怪しさを教えてくれた ◆「世間という大きな書物を読むために」研究室を出た ◆私の価値観が確立した瞬間 ◆テーマが勝手に増える ◆フリーターになりたかった ◆戦争か飯か。私はぎりぎり、飯をとった ◆利口な人はアメリカかヨーロッパへ行った ◆論理より「いろいろ」が好き。全体をつかみたい ◆解剖を選んだ理由 ◆すべての結果が自分に戻ってくる ◆世間が激動すると科学者と技術者が輩出する ◆本当に自分で学問をするということ ◆非日常より日常を、独創より平凡を、選ぶ ◆「脳という方法」を使う ◆フツーを重ねるとトクベツになる? ◆選ぶのは対象ではなく方法、と決めた ◆「あたりまえ」は意外にむずかしい ◆自己チューの社会的意味 ◆純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要 ◆宗教は新しいほど危険 ◆「俺の本って、お経じゃないか」と思った ◆科学はキリスト教の解毒剤 ◆考えるためにはこだわる必要がある ◆ファーブルはハチに徹底的にこだわった ◆単純な解答はたいていウソ ◆日本というヘソの緒が切れない ◆「人間」じゃなく「人」になろうと努力してきた ◆「生きる」ことがわからないはずがない ◆人一倍世間を気にする「変わり者」 ◆この国は「自分流より世間流」 ◆世間と格闘するうち、自分も世間も変わってきた ●本書は、『養老孟司の人生論』(『運のつき』の改題・復刊)を、装い新たに文庫化したものです。
  • こころの天気図[新装版] 「自分」を知る146のヒント
    4.0
    ほんの少しの考えや姿勢の変化によって、幸福になれる――。茂木健一郎氏、推薦! 「温かい語り口に、『すべては大丈夫だ』と勇気をもらえる本」 本書では、臨床心理学の第一人者が、モヤモヤした気持が晴れる146のヒントを紹介。こころとの様々な関わり方、心理学や心理療法を学ぶことについて、またそれらを人生に活かすための方法を語ります。自分の生き方を考えるための1冊。時代を超えて愛される名著、刷新! ●自分が変わるところから、何かが始まる ●人間たちは、あたまで考えすぎる ●「普通の人間」なんて、この世にいない ●根本は、まず「ひとり」を生きること ●相手があって初めて、自分のことがわかる etc. 「心理療法をしていると常に思わされることは、ほんの少しの考えや姿勢の変化によって、幸福になれたり、不幸を回避できたりするのに、みすみす下手なことをしている人が多いということである。そんな時に、この『天気図』が少しでも手引きになったり、励ましになったりすると、どんなに嬉しいことかと思っている」
  • ブレない心のつくり方
    5.0
    ●他人の目が気になって、自分に自信が持てない人、必読! ●心理学者が教える「後悔しない生き方」のコツ。 何事にも自信が持てない、小さなことでクヨクヨしがち……これらの悩みに著名な心理学者である著者は「現実の自分を認め、己と向き合う勇気を持つことが大切だ」と語る。人と比べることなく、コツコツと実行する姿勢を身につければ、どんな逆境でも「自分は幸せ」だと思える。反対にそうした姿勢がなければ、どんなに恵まれていても「自分は不幸だ」と思ってしまう、と言う。本書では「ブレない心のつくり方」と題し、人に見せるための生き方を脱して、自分らしく生きるために必要な心構えについて解説する。
  • 不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0
    3.9
    人生100年時代に、日本人の働き方はどうシフトすべきか? 本書では、世界の潮流を例に、旧来の日本的なライフスタイルではいずれ立ち行かなることを示しつつ、どのように働き方を変えれば、日本のビジネスパーソンが生き残ることができるか、その解決策を具体的に提示する。具体的には、 ●生き方・働き方が衝撃的に変わる未来 ●世界も日本も「リベラル」になっている ●組織に属す働き方、属さない働き方 ●「好きなことで生きていく」しかない残酷な世界 ●「ぬるい日本」でさっさと億万長者になる ●「どこでも誰とでも働ける」という生き方 ●始めるのに遅すぎるということはない など、煩わしい組織や人間関係から抜け出し、未来世界で生き延びるヒントが満載! これからの生き方・働き方に危機感をいだいている人、必読の1冊。『働き方2.0vs4.0』を改題し、文庫版だけの「特別寄稿」を加えて、再編集。
  • 生き方の研究
    -
    自分の生き方について、人生について、考え、悩み、迷う。そうしたとき、最も信頼のおける道標となるのは、先人たちの生きた足跡、遺した言葉に他ならない。だが、古今東西の膨大な数の先人たちのなかから、自分が抱える問題に的確な示唆を与えてくれる人物と出会うのは、容易なことではない。だからこそ、その水先案内の役を担ってくれる書物が必要になるのだ。「人生の短さについて セネカ」「迷いについて 陶淵明」「意志と情熱について シュリーマン」「心のゆとりについて 兼好法師」など、時代を問わず国を問わず、ときに小説の主人公も含めた39人をモチーフに、テーマごとに人生の根源的な意味を掘り下げた本書は、まさに混迷の現代社会に生きる上での指針の書となろう。新潮選書で「正」「続」2冊が刊行され、多くの読書人に愛読されてきたロングセラーを文庫化に際して合本。つねに座右に置いて読み返したくなる“人生のバイブル”である。

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