SF(国内) - 徳間書店 - 徳間文庫 トクマの特選!作品一覧

  • 小松左京“21世紀”セレクション1 見知らぬ明日/アメリカの壁 【グローバル化・混迷する世界】編
    5.0
    〈小松左京は21世紀の預言者か? それとも神か?〉 コロナ蔓延を予見したかの如き『復活の日』で再注目のSF界の巨匠。 その“予言的中作品”のみを集めたアンソロジー第一弾。 米大統領の外交遮断の狂気を描く『アメリカの壁』、中国の軍事大国化『見知らぬ明日』、優生思想とテロ『HE・BEA計 画』、金融AIの暴走『養老年金』等。 グローバル化の極北・世界の混乱を幻視した戦慄の“明日”。 〈トクマの特選!〉第一回配本。 イラスト 田辺 剛 〈目次〉 未来から現在を見る法 [part.1]混迷する世界 グローバル化と保守化の拮抗/テロリズム アメリカの壁 四月の十四日間 または──日米もし“再び”戦わば  HE・BEA計画 返還 [part.2]欲望と資本の暴走 怪物化する通貨 黒いクレジット・カード 終わりなき負債 養老年金 未来とは何か 楽観論と悲観論 [part.3]衝突する世界 新たな冷戦/変わる対立構造 秘密計画 超人の秘密 見知らぬ明日 極冠作戦 解説 池上 彰
  • 半村良“21世紀”セレクション1 不可触領域/軍靴の響き 【陰謀と政治】編
    4.0
    SF史上最も恐れられた〝予感の書〟復刊。 日本SF界初の直木賞作家・半村良。戦慄のビジョンが令和に蘇る!  油田開発を巡りテロの標的となった日本が再軍備「いつか来た道」を逆走する(『軍靴の響き』)。 豊かな地方都市が濃霧に包まれた夜。山中の研究所で生物学者が謎の集団自殺。 豹とナマケモノを用いた謎の実験は、巨大な政治的陰謀へ繋がっていた(『不可触領域』)。 権力と嘘に翻弄されるディストピアの悪夢、ここに集成。(解説 マライ・メントライン) トクマの特選! カバー・口絵イラスト 慧子 〈目次〉 〝 21世紀?セレクション 半村良編 編纂にあたって PART1 黒い陰謀 フィックス 不可触領域 賄賂のききめ PART2 闇の中の戦争 Essay 凡人五衰 軍靴の響き 怪談桜橋 解説 マライ・メントライン
  • 馬の首風雲録
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    地球を遠く離れた暗黒星雲で発見された犬似の知的生物──サチャ・ビ族。 人類の影響で急激な文明進歩を遂げた彼らは、人類の悪癖・戦争にも感化され、お互いに戦争を始めてしまった。 兵隊相手の雑貨商「戦争婆さん」と四人の息子たちも、それぞれの思惑で戦乱に巻き込まれていく。 戦場の滑稽と悲惨を黒い笑いでまとめ上げた筒井文学最初期の重要作。(解説 成田悠輔) トクマの特選! イラスト 信濃八太郎 〈目次〉 1 馬頭型暗黒星雲は戦雲に包まれていた 2 戦争婆さんはビシュバリクに帰ってきた 3 戦争婆さんは二番めの息子を兵隊にとられた 4 戦争婆さんはハラカイの湖を越えた 5 長男ヤムは丘の牧草地で卑民ズンドローと酒を飲む 6 戦争は始まった 第二甲隊はブシュバリクへ進撃する 7 次男マケラは丙長の命令で斥候に出た 8 次男マケラは手柄をたて丁長に昇進した9 長男ヤムは情報を握りトンビナイへ向かった 10 三男トポタンは歌姫ラザーナの危機を救った 11 三男トポタンは歌姫とともに軍隊を脱走した 12 長男ヤムはトンビナイで売込みに狂奔した 13 丁長マケラは心臓の入江で戦闘態勢に入った 14 戦いは終り ズンドローは泣く泣く戦死者の報告をする 15 雪の夕暮れ 戦争婆さんは老いた農婦の歌を聞く 16 トンビナイでは戦争成金たちが夜ごと大宴会を開いていた 17 農民解放軍は暴徒と化しトンビナイに火を放った 18 長男ヤムはサガタのホテルで自殺をはかった 19 隊長マケラの率いる船団は敵船団と宇宙で対決した 20 戦争婆さんはシハードの廃墟で歌うたいにめぐりあった 21 末っ子ユタンタンは計略で地球軍四大隊を全滅させた あとがき 解説 成田悠輔

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