国内小説 - 小学館作品一覧

  • 龍の荒野
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    明治の日本絵師、「龍」を求めて大西部を行く! 「従来の恐龍の復元画は稚拙だ。自分ならもっと真に迫ったものが描ける――」19世紀末、狩野派の天才絵師・三田村桂月は、野心を胸に単身アメリカ西部へと渡った。ある朝、ひどい胸焼けで目を覚ました彼は、自分の肌の色が、なぜか褐色に変わっているのを発見する……。やがて、先住民族統一の英雄、サンダー・ウルフに間違われた桂月は、賞金稼ぎ、シェリフ、シャイアン族らの熾烈な闘争に巻きこまれてゆく。舞い上がる砂塵、火を吹くコルト・フロンティア・シックスシューター。『このミステリーがすごい!2005年度版』でベスト5にランクインした推理作家協会賞作家が贈る、壮大なウエスタン・ハードボイルド。

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  • 民暴の帝王
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    関東最大の暴力団・稲森会理事長、石毛晋は不動産業も経営する経済ヤクザで、民事介入暴力(民暴)に辣腕を振るい、銀行合併、ゴルフ場開発にも手を染める闇のフィクサーだ。一方、関西の巨大暴力団・山内組は関東進出を密かに目論み、石毛の周辺に手を伸ばしていた。石毛はこれを察知し、知能と暴力で先制攻撃をかけていく…。日本の裏社会を知り尽くした硬派ジャーナリスト、溝口敦だけが描ける迫真の暗黒小説が電子版初登場!

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  • 錬金の帝王
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    経済ヤクザの生き様をリアルに描く悪漢小説 大学を落ちこぼれた小椋は東京のヤクザに拾われ、ゴルフ場の地上げをきっかけに企業舎弟としてのし上がっていく。そしてついに、将来宰相候補ともいわれた政界実力者にも食い込み、株、乗っ取りと次々にしのぎを拡大させていくのだった。しかし経済ヤクザの頂点に立った小椋の前に関西の巨大暴力団が立ち塞がった…。企業舎弟とも呼ばれる経済ヤクザの実態を鋭く描いたピカレスクロマン。日本はヤクザに喰われている!

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  • 恋愛体験ノベル Almost True Story1 愛するカラダ【長編】
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    小さな広告代理店のOLたちの愛とセックスの冒険譚。小学館女性サイトFAnetに届いた読者の体験談をもとに小説化。ピュアラブと赤裸々な性体験の狭間でうごめく20代の本音とは?会社では地味で目立たない亜希子。実はパーティコンパニオン・キャンギャルで認められ、今やお店でナンバーワンのキャバ嬢に!若くたくましい拓也と中年社長の太田の間で悩む亜希子。愛、セックス、ゴージャスな生活…彼女の決断とは?【主人公】齋藤亜希子高卒、入社4年目。香川県出身。社内では目立たないが、才能と美貌をあわせもった姉への嫉妬心から女を磨き、男たちを翻弄する夜の女ナンバーワンへと変身。

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  • 淑女への贈り物
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    1巻880円 (税込)
    大人の少年誌「ラピタ」連載の35章のショート・ストーリー。女性への贈り物に纏わる物語。「ありがとう」を、どうして妻に言えないんだろう。「ごめんね」を、どうして母に言えないんだろう。「愛してる」を、どうしてあの時言えなかったんだろう。胸の奥が4℃温まる 思いとモノと物語。妻へ、母へ、娘へ、恋人へ。様々な関係、状況での女性たちへの贈り物をテーマにした珠玉のショートストーリー。思いを込めて大切な女性へ贈りたい、でも何を贈れば良いかわからない。そんな男性へ、必ず淑女に喜ばれる商品情報付。

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  • 吉祥天女
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    ある事件をきっかけに、生家である叶家を5歳にして出された美少女・小夜子は、遠野家との政略結婚のため12年ぶりに叶家に呼び戻された。遠野家の兄弟、暁と涼は、どちらも彼女の魅力に惑わされ、翻弄されてゆく。なぜ誰もが彼女に惹きつけられるのか……!? 叶家に代々、引き継がれる天女の羽衣。小夜子に秘められた天女伝説の謎とは一体なんなのか……!? 因習と因縁、野望と欲望が渦巻く、映画「吉祥天女」を完全ノベライズ。

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  • 腐蝕の王国(上)
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    1~2巻462円 (税込)
    バブル前夜から銀行再編までの経済裏面史! 女子行員に手をつけたエリート部長・藤山が左遷寸前の部下・西前を使い、後処理に当たらせる。以来二人は絶対的主従関係を保ち、行内でのし上がっていく。そして時代はバブル期へ。不義の子を密かに育てる西前だが… 。

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  • ケータイ小説家~憧れの作家10人が初めて語る“自分”~
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    1巻880円 (税込)
    ケータイ小説を書き始めたきっかけ、作品への想い、読者への気持ちなど、人気ケータイ小説家10人の想いが詰まった一冊。指を血だらけにしながらも、過去の体験や素直な気持ちをケータイに打ち込んでいく。書いているうちに、つらくて我慢できなくて、でも、読者の励ましでまた書き続ける。そんなケータイ小説家の一途な姿を、作家へのインタビューをもとにまとめた一冊です。彼女(彼)らは、どんな人生を過ごしてきたのか。どんなきっかけでケータイ小説を書くようになったのか。そして、小説を書いているときの気持ちや読者との固いきずな……。読者から高い支持を得ている人気ケータイ小説家10人の素顔を、代表作のあらすじを交えながら描き出します。好きな小説家がこの本に載っていたら、是非読んでください。今まで知らなかった、ケータイ小説家の本当の想いがあなたに届きます。登場する作家と作品/美嘉「恋空」、水嶋利子「理由。」、飛鳥「Re:涙雨」、ナナセ「片翼の瞳」、蓮居くうな「戦場のサレ妻」、SINKA「また会いたくて」、美由「最後の約束」、Saori「腐指」、めぐみ「心の鍵」、Chaco「空」。

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  • 鳥と港
    5/29入荷
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    1,683円 (税込)
    “これから”の働きかたの物語。  大学院を卒業後、新卒で入社した会社を春指みなとは九ヶ月で辞めた。所属していた総務二課は、社員の意識向上と企業風土の改善を標榜していたが、朝礼で発表された社員の「気づき」を文字に起こし、社員の意識調査のアンケートを「正の字」で集計するという日々の仕事は、不要で無意味に感じられた。部署の飲み会、上司への気遣い、上辺だけの人間関係──あらゆることに限界が来たとき、職場のトイレから出られなくなったのだ。  退職からひと月経っても次の仕事を探せないでいる中、みなとは立ち寄った公園の草むらに埋もれた郵便箱を見つける。中には、手紙が一通入っていた。 「この手紙を手に取った人へ」──その手紙に返事を書いたことがきっかけで、みなとと高校2年生の森本飛鳥の「郵便箱」を介した文通が始まった。  無職のみなとと不登校の飛鳥。それぞれの事情を話しながら「文通」を「仕事」にすることを考えついたふたりは、クラウドファンディングに挑戦する。 『ブラザーズ・ブラジャー』『人間みたいに生きている』の新鋭が描く“これから”の働きかたの物語!

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  • 愚か者の石
    5/29入荷
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    1,782円 (税込)
    生きることは、まだ許されている。  明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など囚人の欲望を膨らませる、夢のような法螺ばかり吹く男だった。明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ移送されることになった。その道中で一行は四月の吹雪に遭遇する。生き延びたのは看守の中田、大二郎、巽の三人だけだった。無数の同胞を葬りながら続いた硫黄山での苦役は二年におよんだ。目を悪くしたこともあり、樺戸に戻ってきてから精彩を欠いていた大二郎は、明治22年1月末、収監されていた屏禁室の火事とともに、姿を消す。明治30年に仮放免となった巽は、大二郎の行方を、再会した看守の中田と探すことになる。山本大二郎は、かつて幼子二人を殺めていた。 「なあ兄さん。 石炭の山で泣いたら 黒い涙が出るのなら、 ここの硫黄の山で涙流したら、 黄色い涙が出るのかねえ」

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