ビジネス・実用 - 小田実全集作品一覧

  • 生きる術としての哲学 【小田実全集】
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    修辞学の主題は人間の行為にあるとアリストテレスは言う。明治以来、日本における西洋哲学の受容は主に解釈学であり、修辞学でなかったのはなぜか。古代アテナイの修辞学を深く学んだ著者は、この疑問に答える。9.11以後、米国主導のグローバリゼーションは経済中心から軍事重要視へ変貌。古典の世界と現代の世界を結びつけ、その論理と構造を解明する。慶應義塾大学経済学部で行った「現代思想」最後の講義録。修辞学は、単に言葉や心理の技術でなく行動の中の哲学の技術でもある。
  • 市民の文 思索と発言1 【小田実全集】
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    世界は、日本は、今どこへ動いて行こうとしているのか? 阪神大震災や9・11以後、新しい歴史の分岐点に立ち、自分や自分の国が、ことに近代化以来、世界の歴史の流れのどの位置に立っているかを見定める。人間の「生存の条件」とは何か? また「体現平和主義」の脆さを補うため、戦争と憲法、軍隊の問題、「理解し、許すな」の歴史認識などを明解に説明。フィリップ・ロス、ギュンター・グラス、野間宏、有島武郎、竹内好らの作品を語ることで自身の文学的立ち位置を再定義する。
  • 西雷東騒 【小田実全集】
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    かつてソクラテスは、アゴラの靴屋と問答することで彼の思想を練り上げた。アゴラは彼の「現場」だった。小田の思想は書物からだけではなく、「現場」と格闘することで編み上げる特徴をもつ。阪神大震災の体験は、著者の戦争体験をさらに深く思想化させた。1999年から5~6年間、著者が世界で、日本で直面した「現場」から紡ぎ出された言葉は、3・11後の混迷する今、新たな座標軸となって私達を鼓舞する。歴史から学び、「世の中の大勢にスンナリ身を任せない市民」となろう。

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