検索結果

  • 恋した人の名は・・・【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    ジュリアーナと富豪のブレイクは、“友人同士”の夫婦だ。互いの便宜を図り、世間体と財産を保つために結婚した二人は、ベッドでの相性もよく、安定した関係を築いていた。そんなある日、ブレイクの乗った飛行機が行方不明になり、彼は結局ぶじ戻ったものの、ジュリアーナは半狂乱になった。夫は友人なんかじゃない……わたしは、彼を愛している!問題は、気づいてしまったその気持ちを伝えられないこと。ブレイクは妻に愛されることを望んでいない男なのだ。告げられない想いを胸に秘め、彼女はその夜、奔放に夫を愛した。皮肉なことにブレイクは、妻の変化を不倫の兆候だと思い込み―― ■さすがM・リーと唸らせてくれる、まるでドラマのような物語。本当は愛し合う夫婦でありながら、クールに振る舞うことに慣れた二人は自分の本心に気づかずにいて……。心の機微やすれ違いを、もどかしくも情熱的に描いたロマンスの傑作です! *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • こわれかけた愛
    完結
    3.5
    “別居中の夫、ニコス・カソリスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文にカトリーナは呆然とした。実業家の夫ニコスと別居したのは結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知りショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言条件をのまないのであれば、一族の会社を娘ではなくニコスに譲り渡すという。大切な会社を彼に渡すなんてできないわ…。悩んだすえ、以前暮らしていた屋敷に戻るが、待っていたのは、愛憎うずまく駆け引きの日々だった。
  • 振り向けばいつも【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    信じた男に裏切られ、シングルマザーとなったステファニーは、4歳になった最愛の娘を育てながら、仕事に打ち込んでいた。美しく仕事熱心な彼女に求愛者は絶えなかったが、ステファニーの心に刻まれた男性不信の傷は深かった。そんなある日、彼女は新しい顧客、ラウル・ラニエと出会う。莫大な富を持つ若きフランス人実業家は、恐ろしく尊大だった。娘との時間がなくなるほど遅くまで働かせたうえ、夜はパーティに同伴するよう要求したのだ。まるで愛人のように。一瞬でも彼をハンサムだと思った自分が信じられない――ステファニーは、鼓動が速いのは怒りのせいだと思おうとした。 ■『愛は脅迫に似て』のミシェルとサンドリン夫妻を覚えていらっしゃいますか? 今作のラウルは、ミシェルの兄。HQロマンスから刊行された初版時、〈パリから来た恋人〉として話題を呼んだ2部作です。ミシェル夫妻ももちろん登場していますよ。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 捨てたはずの愛【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    シャネイは3歳の娘と一緒に、カーニバルの喧騒を楽しんでいた。そこで思わぬ相手とでくわしてしまう――夫の弟夫婦と。スペインの名家の一員で、億万長者のマルチェロと結婚し、上流社会に溶けこもうと努力したシャネイだったが、嫌がらせを受けたうえに、夫に愛人までいるとわかり、逃げるようにして、故国オーストラリアに帰ったのだ。その後に妊娠が発覚し、娘を産んだことを隠してきたのに、このままではマルチェロにすべてを知られてしまう。案の定、夫は自家用飛行機ですぐさま現れた。娘を奪うために。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 記憶を返して【ハーレクイン文庫版】
    2.0
    目を開けたくない。いまはまだ――そこにあの人がいるから。誰もが羨む、ハンサムで献身的な理想の夫アレハンドロ。でも病室に横たわる、記憶喪失の私には見知らぬ、怖い人。若くして多国籍企業の頂点に君臨し、社交界でも際立つ存在、スペイン系の大富豪が夫だと言われても、何も覚えていない。なぜかしら? 出会ってわずか1カ月で熱烈な恋愛結婚をし、2カ月の赤ちゃんまでお腹にいるというのに何も感じない。それどころか、瞳の奥にくすぶる夫の情欲の炎が私をおびやかす。今朝も彼は甘く囁き、私は目を開けた。「エリーズ。愛している」 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛は脅迫に似て【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    サンドリンはフランス人実業家ミシェルと電撃結婚したが、新婚6カ月で、二人の結婚生活には早くも暗雲が立ちこめる。サンドリンが撮影の仕事で家を離れることを、夫が認めないのだ。そんなふうに妻を束縛するなんて、と若い彼女は反発し、書き置きを残して、仕事の待つゴールドコーストへ向かった。ところがトラブルが発生し、サンドリンは帰れなくなってしまう。滞在が延び、資金が底をついたサンドリンたち撮影チームの前に、夫ミシェルが救世主さながら現れ、資金提供を申し出た。彼は怒りを込めたキスで妻を罰し、投資の対象はきみだと告げる。サンドリンが断れないことを承知で、彼は激しく妻を求めた。■拒めないのは大富豪からの投資、それとも結婚当初のような夫の情熱……? HQロマンスを代表する作家の一人H・ビアンチン。夫婦の復活愛を描いて、絶大な人気を誇っています。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 情熱のとき【ハーレクインSP文庫版】
    -
    カーリーは夫ステファノの浮気に耐えきれず家を出たが、その直後、妊娠していることに気がついた。それから7年、娘のアン‐マリーは今や何よりも大切な存在だ。だがキャリアも積み、ささやかな幸せをかみしめていた矢先、娘の病気が発覚して莫大な費用が必要となってしまった。一刻も早く手術を受けさせたいと焦るカーリーは、顔も見たくないはずのステファノを訪ねる決意を固める。彼は子どもの存在を知ったらどんな反応をするかしら?そして私は……彼と再会したらどうなってしまうのだろう? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 奔放な一夜の行方
    完結
    4.4
    「結婚するまではバージン」そう決めていたのに…出会ったばかりの男性とこんなことになるなんて! その日、ミアはパーティー会場で魅力的な男性と目が合った。彼は場のすべての存在をかすませミアの心をかき乱し、ふたりは運命の一夜をともにしてしまう。が、我に返り怖くなった彼女は彼の名前も聞かずベッドから逃げ出した。3か月が過ぎ、友人の家に招かれたミアは驚愕した。あの夜、愛しあった彼が目の前にいる。わたしには彼には言えない重大な秘密があるのに。
  • この夜を永遠に【ハーレクインSP文庫版】
    -
    男性の目を引くセクシーな容姿が、セリーナには悩みの種。軽い女に見られるが本当は奥手で、目立たないように生きてきた。ある日、彼女が働くレストランに、ビジネスマン風の客が訪れた。ハイスクール時代の憧れの先輩、アーロン・キングズリー!17歳の頃、酔った少年たちに絡まれ、助けてもらったことがある。あれからずいぶん経つけれど、私をまだ覚えているかしら?昔どおりの魅力の上に、成功した者特有の雰囲気をまとった彼は、セリーナに気づくと興味深そうに彼女の全身を眺めまわした。彼も他の人と同じね――セリーナは失望を隠して接客するが……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 縛られない関係
    完結
    4.3
    リセインは恋人のザックとともに華やかなパーティーに出席した。ザックは敏腕法廷弁護士で力強いオーラを放つ大富豪。彼を狙って近づいてくる女性は数知れず。そんな場面に遭遇するたび、リセインは思い知る――将来の約束もない、縛らない関係、それがわたしたちだと…。半月後、思いがけずザックの子を身ごもった彼女は喜びと不安を感じていた。しかし同じ日、リセインは新聞の見出しに目を疑った――なんと、ザックが別の女性と婚約したと報じられていて!?
  • 運命に身を任せて【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    テイラーは、姉の婚約者の兄であるイタリア人大富豪、ダンテに初めて出会ったときからひそかに憧れていた。数年後、彼女は思いがけない形で彼に再会する。姉夫婦が事故で亡くなり、テイラーは幼い甥を引き取ったが、それについてダンテが異議を申し立てたのだ。彼は自分にも後見人としての責任があると主張して譲らず、テイラーと甥に彼の大邸宅で一緒に暮らすよう迫った。彼の傍らで想いを抑えながら良い叔母を演じるなんて無理よ。でも、かわいい甥を一方的に奪われてしまうのは耐えられない。テイラーにはダンテの要求をのむよりほか、選択肢はなくて……。 ■幼い甥と憧れの人と一つ屋根の下で一緒に暮らすことになったテイラー。彼女の揺れ動く心が丁寧に綴られます。人気作家ヘレン・ビアンチンが描く、せつない大人のロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • もう一度恋に落ちて【ハーレクイン・セレクト版】
    3.5
    ジアンナは電話に出るなり、相手が誰かすぐに気づいて青ざめた。──3年前から別居しているスペイン人大富豪の夫、ラウル。離婚の手続きを進めようという話だと思っていたが、驚いたことに、彼はジアンナに戻ってくるようにというのだ。末期癌を宣告されたラウルの母が、ジアンナに会いたがっていると。もう二度とあの家には戻らないと決めたのに……。初めて会ったとき、ラウルは情熱的で優しい完璧な恋人だった。だが、ジアンナの予期せぬ妊娠を機になぜかよそよそしくなり、結婚後、不幸にも流産した彼女に冷たく背を向けたのだ。いまだ燻る夫への想いを隠して、“名ばかりの妻”は旅立った。■上流階級の夫とその妻のドラマチックな愛の再燃を、人気作家ヘレン・ビアンチンが描きます。小さな誤解やすれ違いが何層にも重なって渦となり、愛し合う二人が翻弄されていく描写は絶品です! *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • お芝居が終わったら
    完結
    1.0
    知人のディナーパーティーに招待されたミシェールは、そこに現れたギリシア人実業家のニコスに一瞬で惹きつけられた。男らしい顔つきに彫刻のような唇、冷ややかな灰色の瞳。高級な服に身を包み、紳士らしく立ち振るまう一方で彼は、肉食獣さながらの値踏みするような目つきをミシェールに向けてくる。だめ、こんな危険な男性に惹かれるわけにはいかないわ。ところが帰り際、ニコスは彼女にある事情のため偽りの恋人を演じてほしいと告げ、情熱的なキスをしてきて…!?
  • 始まりは愛人【ハーレクインSP文庫版】
    3.0
    高校教師のミケイラは横領の罪で訴えられている父にかわり、大実業家ラファエル・アグイレラに返済をつづけている。生死の境をさまよう妻を救いたいと思うあまり罪を犯した父――自らも病を患い余命わずかな今、せめて尊厳は守ってあげたい。その一心で彼女は週末も休まず夜を日に継いで働いたが、返さなければならない金額は莫大で、もはや限界だった。わたしにはもう、たったひとつの道しか残されていない……。覚悟をきめたミケイラは震える足でラファエルのもとへ向かった。いけにえとして愛人になり、すべてを白紙に戻してもらうために。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 買われた妻【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ロミーは意を決して、社長シャビエルのオフィスに向かっていた。3年前、彼女は初めての恋に落ち、シャビエルに純潔を捧げたが、彼から「きみを愛していない」と突き放され、追い払われた。今もまだ、そのときの痛みは完全に消え去ってはいないけれど、窮状に陥っている父のため、どうしても彼に会う必要がある。じつはロミーの父はシャビエルの会社で経理を担当していた。ところが病に倒れた母の治療費や投資の失敗から借金をつくり、とうとう会社のお金を横領してしまったのだ。必死に許しを乞うロミーに、シャビエルは冷たく言い放った。「君が僕の妻になり、子供を産むのなら許そう」■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家の一人ヘレン・ビアンチンが描く王道の便宜結婚ロマンスです。ゴージャスでロマンティックな世界観は圧巻! 2010年の作品です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 囚われの結婚【ハーレクインSP文庫版】
    -
    ケイトが妹とふたり片田舎でほそぼそと暮らすには理由があった。4年前、亡き母の親友の息子である大富豪ニコラスと結婚したが、不幸にもある噂を耳にしてしまい、彼女は深く傷ついた。結婚を隠れ簑に、社交界の華と謳われる人妻を愛していた夫……。みじめな立場に耐えられず、彼女は偽りの生活を捨てたのだった。だがある日、反抗期の妹が家出したことがわかり狼狽していると、家の前に停まった高級車から、なんと別居中のニコラスが現れる。彼は悠然と妹の無事を告げると、自分が後見人になると申し出て、その代償にケイトが妻として戻ってくることを要求した! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されているカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 情熱のとき
    完結
    5.0
    世界的大富豪ステファノから熱烈に求婚されて結婚。天涯孤独のカーリーはしかし、幸せの絶頂からほんの3か月でひきずりおろされた。夫は家庭をかえりみず、愛人がいることを知った彼女は屋敷を飛び出す。妊娠に気がついたのはそのあとだった。7年後、女手ひとつで育てた娘が大病にかかってしまい、莫大な手術費がどうしても工面できない。方法はただひとつ…ステファノに頼るしかない。娘の存在を知った彼は激昂し、条件を出した。「僕たちはもう1度夫婦になるんだ」
  • 翡翠色の情熱【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    リポーターのアリアンは、マノロ・デル・グアルドの屋敷を訪れた。著名な実業家であるマノロを、泊まり込みで取材するのだ。彼は妻を亡くしたばかりで、取材中も赤ん坊が泣く度に中座した。生後6カ月の娘がなつかず、ナニーがすぐに辞めてしまうのだという。その夜、アリアンは激しく泣く赤ん坊の声を聞きつけた。子供好きなのに子供をもてない体の彼女は衝動を抑えきれず、声を頼りに子供部屋へ向かうと、赤ん坊を懸命にあやした。アリアンの腕の中で安らかな寝息をたてはじめた娘を見て、部屋に入ってきたマノロは驚くべき提案をする。「このまま屋敷に残って、娘の面倒を見てくれないか」と。 ■取材のあとちょうど休暇を取る予定だったアリアンは、マノロの提案を受け入れます。赤ん坊の世話をできる喜びに震え、同時にマノロの抗いがたい魅力に戸惑いも感じながら。やがてマノロは、アリアンを娘の側に置くため、便宜的な結婚まで提案して……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 大阪のおばちゃんに学ぶ超一流!?の雑談力
    -
    人情深くて面倒見が良く、あったかい…のが本来の大阪のおばちゃんなのに、そのユニークな思考回路や行動特性から、いつも誤解されてばかり。そんな大阪のおばちゃんを、日頃のちょっとした立ち居振る舞いや仕草から独断的かつ独創的に分析してみました。明日が、未来が見えない現在にあって、地に足のついた大阪のおばちゃんの生き様には、学ぶところが多いはず。おばちゃんたちの大胆素敵な行動パターンから、大阪のおばちゃんの生活力とビジネス力が見えてくる!
  • バージンロード【ハーレクインSP文庫版】
    -
    幼くして両親を亡くしたクリスタは、これまでずっと、後見人のジャレッドが敷いたレールの上を走ってきた。高校を卒業するとすぐにヨーロッパの教養学校に通わされ、2年の留学期間を経て今、ようやく故郷へ戻ってきたところだ。これからは何事も自分で考え、自由に飛びまわりたい。そう決めた矢先、ジャレッドから信じられないことを告げられる。きみにはすでに決められた結婚相手がいるのだ、と。ジャレッドの暗く謎めいた瞳を見て、彼女はすべてを悟った――相手とは彼自身のことで、この結婚には愛などないということを。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 届かなかったラブレター【ハーレクイン文庫版】
    -
    ドーラは厳格な父のために家事をこなし、古書店も手伝ってきた。父の意に沿うような男性と婚約もしたし、何不足ないはずだった。婚約者を事故で、父親を病気で失い、独りぼっちになるまでは――。そんな日々に、亡き婚約者の弟、グリフィンがしばしば古書店に顔をのぞかせてくるようになる。彼は、まだ地味な喪服を着ていると彼女をひやかしたうえに、ドーラと婚約していると母親に嘘までついて、彼女を混乱させる。なのに、ドーラはグリフィンをむげに扱えないのだった。兄の次は弟を狙っているとうしろ指をさされるかもしれないのに。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛に怯えて【ハーレクインSP文庫】
    -
    社長令嬢ギャビーはハンサムな夫ベネディクトと、海に臨む邸宅で、誰もがうらやむ豪奢な生活を送っている。だが、夫が会社のために政略結婚したのは周知の事実だ。どこか距離を置く夫の心をつかみきれないギャビーは、ベッドの上でしか愛されない悲しみを氷の仮面で隠してきた。そんなある日、モデルとして成功した継妹が町に帰ってきた。昔から何かとギャビーを目の敵にする美貌の妹は、ベネディクトを奪ってみせる、と不敵に微笑んで告げた。こみあげる嫉妬と不安にギャビーは苛まれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛と疑惑の協奏曲
    完結
    4.0
    メルボルンの法律事務所で働くリアンは、新しい依頼人を見て心臓が止まりそうになった。離婚係争中の夫タイラーがどうしてここに!? 夫と有名モデルの関係を知ったリアンはニューヨークを離れ、故郷でやっと新しい生活に慣れてきた頃だった。彼が偶然この事務所を選んだとは思えない。欲しいものはなんでも手に入れる男性なのだから。リアンの背筋に震えが走るが、冷静に手を出し「はじめまして。リアンよ」そう微笑みを浮かべた。それを見たタイラーは…!!
  • 許せないプロポーズ【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    わたしが妊娠……?ターシャは、医師の診断に愕然とした。子どもの父親は同棲中の恋人ジャレッド、ブリスベーンきっての法廷弁護士だ。彼はどう思うかしら?いままで一度だって結婚を口にしたことなどない。ためらいながら妊娠を告げると、彼は冷ややかに「そんなことをしてくれとぼくが頼んだか」と口火を切った。そのあと、静かに「結婚しよう」と求婚されて、ターシャはひどく傷ついて声もでなかった。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス・ストーリー2011 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『クリスマスに間に合えば』― アメリカ人の夫との結婚生活に破れ、クレミーはイギリスの緑豊かな町へと戻ってきた。引っ越しの荷物も片づかないうちに、クレミーは信じられない偶然を知る。12年前の高校卒業記念ダンスパーティの晩、熱いキスを交わしたアレックが隣家に住んでいたのだ。 ◆『億万長者の贈り物』― ベスは2年前の事故で夫と両親を同時に失った。あんな悲しみはもう二度と味わいたくなくて、他人と深くかかわるのを避けている。恋愛などもってのほかだ。だが、みぞれ混じりの雨が降る朝、裕福な実業家ニックと出会い、彼女の凍てついた心は揺さぶられ……。 ◆『愛を忘れた伯爵』― ベネチアの壮麗な宮殿では仮面舞踏会が催されている。悲惨な事故で逝った夫ドメニコの生家を衝動的に訪れたのをダイアンは後悔した。こんなことをしても過去は変えられない。ふと近づいてきた男が仮面を外したとき、彼女は息をのんだ。亡き夫がなぜここに? ◆『キャンドルナイトの誘惑』― ジョージアはひとり静かに休暇を過ごすため、かつて両親が暮らしていたコテージに来た。ところがその晩、コテージの所有者で憧れの男性チャンスが突然現れ、近辺に洪水の危機が迫っていると告げた。図らずもジョージアは彼の屋敷でクリスマスを過ごすことに。
  • 永遠のイブ【ハーレクイン文庫版】
    -
    薄暗い地下の使用人部屋で暮らすアンジーにとって憧れの対象はまっすぐに、屋敷の跡継ぎ息子レオに向かった。やがて結ばれるふたりだったが、アンジーは罠にはまり、泥棒の汚名を着せられ、無一文で追い出されてしまう。はからずもレオの子供を身ごもっていたのに、レオすら鋭い蔑みを浮かべていた。いまや心を閉ざし、別の屋敷に家政婦として雇われている、アンジーにほかに行くあてはない。そんな奈落の日々に、リムジンで屋敷に乗りつけた男がいた。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 閉じたアルバム
    2.5
    1年前に事故で夫を亡くし、いまだ悲しみ癒えぬエマは、亡き夫の祖父母から招待を受け、ローマの豪奢な館を訪れた。だが、同じく館に滞在中の客人を紹介されるなり、愕然とする。ローマまでの機内で隣に座っていた男性――セクシーでいかにも傲慢で、エマがもっとも苦手とするタイプだ。その男ニックはイタリア人実業家で、祖父母の名づけ子らしく、毎年夏に館に滞在するという。不意にニックに熱い視線をそそがれ、エマはたじろいだ。そんな目で見ないで……私はもう、恋はしないのだから。
  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
    -
    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • 屈辱の楽園で
    4.0
    こんな残酷な仕打ちがあるかしら?かつて心から愛した人の娘を世話するなんて。 会社の金を横領した兄に助けを乞われ、看護師のエマは、兄の会社の社長であるデイモンを訪ねた。じつは彼女にはデイモンから求婚された過去があった。身分違いの恋だと周囲から諭され、結局、泣く泣く身を引いたのだ。「君の兄さんを救ってほしい? では、代償として──」デイモンの要求は非情だった。住み込みの看護師として、6歳になる盲目の愛娘の世話をしろというのだ。彼はエマと別れた直後に結婚し、妻亡きあとは娘と暮らしていた。今もまだ、彼への思いを絶てずにいるのに、なぜこんな仕打ちを?それでもエマは兄のため、デイモンの要求に応えるしかなかった。 ■1969年に書かれた、アン・メイザーの希少な未邦訳旧作をお届けします。ページをめくるごとにひたひたと迫りくる、この緊迫感! 大御所ならではの、怒濤のロマンスをお楽しみください。
  • サマー・シズラー2015 真夏のシンデレラ・ストーリー
    -
    1子爵が見つけた壁の花アニー・バロウズ/瀬野莉子モールドン子爵は花嫁候補一覧を見て絶望した。いずれも難ありだ。舞踏会まで来たものの、居たたまれなくなりロビーへ逃げだしたところ、同じく逃げだそうとしている令嬢にでくわした。一覧には載っていなかったその地味な娘に、彼は妙に興味をそそられ……。2噂の傲慢社長リズ・フィールディング/松村和紀子タリーは元勤め先の秘書に頼まれ、急遽、社長ジュードの出張に同行することになった。会ったことはないけれど、噂によると、ハンサムだが非情な傲慢社長らしい。不安を胸に待ち合わせ場所へ行くと、なんと以前彼女がエレベーターで一目惚れした男性が現れた!3シンデレラは涙をふいてデビー・マッコーマー/大谷真理子元婚約者の手ひどい裏切りに傷ついたダーニは、心機一転して新しい人生を歩もうと、住む町も仕事も変える決意をした。首尾よくアシスタントとして雇われるが、ボスのジョンはどういうわけか彼女のことを軽薄な女性と決めつけ、ことあるごとに冷たく当たる。4高潔な公爵の魔性キャロル・モーティマー/上村悦子公爵マーカスは親友の妹ジュリアナの言葉に耳を疑った。訳あって、彼に愛の手ほどきをしてほしいというのだ。公爵は堕天使のように美しい顔に悪魔の笑みを浮かべた。4年前に伝えるはずだったこの想いを今、彼女にわからせるのだ――身も心もとりこにして。
  • 美しき詐欺師【新装版】
    4.0
    マイナは4年前に一夜をともにしたイタリア人富豪チェザーレと再会した。彼女を金目当ての詐欺師と信じ、復讐に燃える彼に、娘がいるとは言い出せず…。 マイナは、重役秘書として働く会社のパーティで、大物の資金提供者だという男性を紹介されて目を疑った。チェザーレ! 4年前、大学を卒業したばかりの彼女は、イタリアの名家出身の若き大富豪チェザーレの秘書だった。だが憧れが愛に変わり、初めて夜をともにしてまもなく、マイナは理由も告げられずに突然解雇されたのだ……。再会したチェザーレは、マイナと上司の仲を疑ったあげくなぜか彼女を金目当ての詐欺師と決めつけ、復讐を宣言した。もし彼に娘がいることを知られたら、どうなるの? *本書は、2002年8月に小社より刊行された作品の新装版となります。本書には著者メッセージは含まれておりませんので、ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 甘美な誘惑
    -
    報われない愛はもういや。これ以上、近づかないで……。■アラスデア・ドラモンドがどうしてここに?学生時代の憧れの男性がケイトの勤め先に突然現れた。近くに来る用事があって、急に会いたくなったという。ケイトは初めて会ったときからアラスデアに夢中だった。だが、アラスデアのほうはケイトを妹のようにしか思っておらず、卒業後に彼が海外へ行ったのを機に、疎遠になっていたのだった。今回、彼は国際的製薬会社のイギリス支社長として帰国したらしい。アラスデアとの再会に、ケイトは動揺した。またあんなふうに心をかき乱されてはたまらないわ。ケイトは冷淡な態度をとってアラスデアを追い払ったが、そのあと彼は何かにつけて現れ、彼女を誘惑しようとした。
  • 愛のダイナマイト
    5.0
    ジェインはダンの妻として世界中を飛びまわっていたが、やがて“携帯用ベッドの相手”のような自分に嫌気が差し、もっと違う人生を選べたはず、と2年前から別々の道を歩き始めた。「僕が必要になったら連絡してほしい。必ず駆けつけるから」何を言うの、私たちは終わったのに――そう思っていたのだが、ジェインは今、別れ際の彼の言葉に従わざるを得ない状況にいる。ダンを呼び寄せるしか解決方法のない窮地に立たされてしまったのだ。ようやく捜しあてた彼は、なんと地球の裏側にいた。久しぶりに聞くセクシーな声が答える。「僕らはすぐ行くよ」……僕らですって? そのとき、電話越しに甘いはしゃぎ声がした。 ■人気作家のエマ・ダーシーが描く、ユーモアたっぷりのこの作品。恋のキューピッドとして、なんと〇〇が登場する『奥様、お手を』などの隠れた名作も多い著者による、大人のスイートなロマンスをお楽しみください。
  • 誘惑の季節
    -
    アニークが海辺にあるおばの家に辿り着いたのは、真夜中すぎのこと。傷ついた心を癒そうと平穏を求めてやってきたのだ。だが疲れた体を引きずるようにキッチンに入ると、見知らぬハンサムな男性がいる。いったい、だれ? おばの隣人だという彼になぜか神経を逆撫でされ、アニークが苛立ちを露わにすると、からかうように唇を奪われ……。
  • 少女でも淑女でもなく
    4.0
    私の正体はまだ秘密のまま――手遅れにならないうちに明かさなければ。 ジェイク・マシューズ! 彼がテレビで人気のあの書評家?ジュリエットは皮肉な巡り合わせが信じられなかった。親友の家のディナーパーティで彼を紹介されたとたん、ジュリエットの胸には抑えきれない怒りが込みあげてきた。ペンネームを使って密かに書きあげ、自信をもって上梓した作品を、彼に“ロマンチックな駄作”と酷評されたばかりなのだから。ジェイクはジュリエットが作家だとは夢にも思わず、ひと目で彼女に興味を示し、翌日、デートに誘ってきた。私の正体を知ったら、この人はどうするのかしら?揺れ動くジュリエットの心は、ほとんど彼の魅力に傾いていた。 ■人気作家キャロル・モーティマーの1982年刊行、未邦訳旧作の登場です! ペンネームを使ってこっそり小説を書いているジュリエット。作家本人とヒロインが、なぜか重なって見えてきます。
  • かなわぬ夢
    -
    アラベラは出版社で働いている。担当作家の一人マーリンは、美貌の青年ポールフリーを主人公にしたシリーズで人気を博していた。マーリンは隠遁生活を送っており、連絡はすべて手紙で行われている。だが、どうしても本人に会わなければならない用件が生じ、彼の自宅に赴いたところ、アラベラは驚いた。マーリン―ロバート・マーリンは想像していた老人などではなく、ポールフリーが本から抜け出したような魅力的な男性だったのだ。ところがロバートは用件に耳も貸さないうえ、ポールフリーを死なせてシリーズを終わらせると言い放った。説得に努めるうち、彼女はロバートを愛してしまうが懸命に自分を戒めた。六年前、絶世の美女と賞賛された人との結婚が破局に終わり、彼はもう誰も愛せなくなっている。私の愛が報われることはないのだ。
  • たそがれの訪問者
    -
    閉店後の美容院を訪れたひとりの客。その戸が開いたとき、運命の扉も開く。■ジョーイは小さな美容院を経営し、つつましくも幸せな毎日を過ごしている。ある日、閉店後の美容院に、ひとりの男性がやってきた。ほこりまみれの様子からして、隣の建設現場で働いているらしい。ジョーイはひと目で、彼の優しい笑顔と温かいまなざしに惹かれ、忘れかけていたときめきを感じながら、髪をカットする。彼は、財布を忘れたと言い、お金を払わずに帰っていった。ジョーイの人生には、これまでも予期せぬ災難が多かった。今回も結局、時間を無駄にしただけ。もうあの人に会うことはないだろう。ところが翌朝、きれいな服装で散髪代を持ってきた彼は、ニックと名乗って、ジョーイを強引に昼食へ誘う。いったいどういう人なのだろう? 仕事を休んで平気なのかしら?そのときすでに、ジョーイの平穏な生活は、大きく変わりはじめていた。
  • 恋した人の名は…
    -
    私はいつしか夫を…ブレイクを愛していた!夫の乗った飛行機が行方不明になったとき、ジュリアーナは初めて自分の心に気づき、愕然とした。裕福な暮らしと好きな仕事を手にしたかったジュリアーナ。愛されることを嫌い、男を束縛しない自立した女性を求めたブレイク。そんな二人が結婚したのは、互いにとって理想的で都合のいい相手だったからだ。あれから一年…望みどおりの結婚だと思っていた。だが、本心に気づいたジュリアーナは、無事で帰ったブレイクを前に混乱状態に陥った。彼の妻でいたいなら、愛を隠して暮らすしかない。だけど、今までみたいな結婚生活ではもう満足できないわ。
  • 愛は脅迫に似て パリから来た恋人 I
    3.0
    サンドリンは新婚六カ月の夫ミシェルに書き置きを残し、ニューヨークからひとりゴールド・コーストにやってきた。映画のオーディションに受かって見事に役を射止めたものの、撮影のあいだ四週間も離れて暮らすなどとんでもないと、ミシェルにオーストラリア行きを強く反対されたからだ。だがサンドリンの意気ごみを裏切るかのように、撮影は大幅に遅れ、資金不足から映画製作自体が暗礁に乗り上げようとしていた。そんなとき、ある人物が映画に資金を投入してくれることになった。パーティの席上、その人物に会ったサンドリンは呆然とする。なんとそれはミシェルだった。彼は怒りをこめたキスで彼女を罰し、投資の対象はきみだと告げる。ぎこちない関係のまま、二人は再びともに暮らしはじめるが…。
  • 囚われの結婚
    2.0
    ケイトが妹とふたり片田舎でほそぼそと暮らすには理由があった。4年前、亡き母の親友の息子である大富豪ニコラスと結婚したが、不幸にもある噂を耳にしてしまい、彼女は深く傷ついた。結婚を隠れ簑に、社交界の華と謳われる人妻を愛していた夫……。みじめな立場に耐えられず、彼女は偽りの生活を捨てたのだった。だがある日、反抗期の妹が家出したことがわかり狼狽していると、家の前に停まった高級車から、なんと別居中のニコラスが現れる。彼は悠然と妹の無事を告げると、自分が後見人になると申し出て、その代償にケイトが妻として戻ってくることを要求した!
  • 一度は愛に傷ついて
    2.0
    トップモデルのレクシーは深刻な悩みを抱えていた。元夫が、離婚に関する暴露本を出版すると脅してきたのだ。レクシーは兄の助言に従い、偽の婚約者を仕立てることにした。世間の目を憂鬱な過去でなく、“幸せな今”に向けさせるのだ。だが、兄に引き合わされた実業家のゲオルグ・ニコラオスは自信たっぷりで強引で、レクシーの最も嫌いなタイプだった。この魅惑的な瞳で一瞥すれば、どんな女性も思いのままだろう。彼を相手に、情熱的な恋人の役を演じるなんて……。激しい反感とは裏腹に、レクシーの背筋は甘く震えた。
  • 情熱のとき
    3.5
    カーリーは夫ステファノの浮気に耐えきれず家を出たが、その直後、妊娠していることに気がついた。それから7年、娘のアン‐マリーは今や何よりも大切な存在だ。だがキャリアも積み、ささやかな幸せをかみしめていた矢先、娘の病気が発覚して莫大な費用が必要となってしまった。一刻も早く手術を受けさせたいと焦るカーリーは、顔も見たくないはずのステファノを訪ねる決意を固める。彼は子どもの存在を知ったらどんな反応をするかしら?そして私は……彼と再会したらどうなってしまうのだろう?
  • 熱砂に燃えて
    3.0
    写真家としてアラブに取材に行った兄が、反政府組織に誘拐された!その知らせを受けたクリスティ・ダルトンは、兄の救出に力を貸してくれそうな人物に接触を試みた。シーク・シャリフ・ビン・ユセフ・アル=サエド。国際的実業家としてその名を知られたサウジアラビア人だ。だがクリスティには、彼の魅力的で洗練された外見の下に、冷酷非情な顔が潜んでいるように思えてならない。事実、クリスティの必死の懇願も、なんの効果もなかった。そこで彼女はシャリフの不利になる情報を切り札としてちらつかせ、彼と一緒にアラブに行く保証を取りつける。しかし彼の国では、未婚女性は友人とはみなされず、妻か、あるいは愛人を装わなくてはならないという…。
  • この夜を永遠に
    3.0
    男性の目を引くセクシーな容姿が、セリーナには悩みの種。軽い女に見られるが本当は奥手で、目立たないように生きてきた。ある日、彼女が働くレストランに、ビジネスマン風の客が訪れた。ハイスクール時代の憧れの先輩、アーロン・キングズリー!17歳の頃、酔った少年たちに絡まれ、助けてもらったことがある。あれからずいぶん経つけれど、私をまだ覚えているかしら?昔どおりの魅力の上に、成功した者特有の雰囲気をまとった彼は、セリーナに気づくと興味深そうに彼女の全身を眺めまわした。彼も他の人と同じね――セリーナは失望を隠して接客するが……。
  • 結婚という名の罠
    3.5
    『愛に震えて』―優しかった大切な母が末期の癌だという突然の知らせに、リーアンはとるものもとりあえず、飛行機に乗った。到着した空港には、義兄ディミートリが迎えに出ていた。リーアンが十代のとき、母がディミートリの父親と再婚。大人の男性の魅力を持つ彼は、リーアンにとって憧れの人だった。彼女は夢中で追いかけたが、ある日はっきり拒絶され、傷心のあまり家を出て、これまで会っていなかったのだ。『伯爵家の秘密』―七年前、キャロラインはスペインのリゾート地で、もとギャンブラーで実業家のルイス・バスケスと出会い、恋に落ちた。だが、彼が父のエドワード卿からポーカーで大金を巻きあげたと知り、燃えるような恋は七週間で破局を迎えた。父はその後もギャンブルにのめりこみ、今や破産状態だというのに再び姿を現したルイスが提案したポーカーの大勝負に乗ろうとする。彼女がやめてと懇願すると、ルイスは途方もない条件をつけた。
  • 結婚の意味
    3.3
    弁護士のリゼットは、新しいクライアントを目にした瞬間、自分が無防備な小動物になったように感じた。まさか、あのジェイク・ホリングスワースと再会しようとは。三年前、ジェイクの父アダムの妻として初めて彼に会ったとき、ジェイクは敵愾心をむきだしにした。アダムとの結婚は、貧しかったわたしと不治の病に冒された彼との“契約”だったのだけれど……。アダムの死後、遺産相続の権利を放棄したにもかかわらず、ジェイクの態度は、今も少しも和らいでいなかった。
  • 歓びの代償
    -
    めくるめく愛の歓びを知ったとき彼女の世界は崩れ去った……。■コートニーは母を亡くし、受け継いだ牧場の経営にあたっている。内情は苦しく、共同経営者を探すことが急務だと言われていた。共同経営者……。そんなものは欲しくもないが、仕方がない。会計士の口にした、もうひとつの解決策は問題外だから。“金めあての結婚”だなんて!今日、華やかな競馬場の会員席に足を運んだのも、投資家を探しだすためだった。なのに、彼女の心を引きつけたのは、投資家でも経営者でもなく、ハンサムな謎の男性ジャック・ファルコナーだった。確かに、彼に投資家探しを手伝ってほしいと頼んだが、まさか彼自身が牧場を見に来たいと言うとは思ってもいなかった。同じ屋根の下でジャックと過ごす――それはあまりに危険な行為だ。コートニーは、彼に身を任せたくなる衝動を抑える自信がなかった。
  • クリスマス・ストーリー2014 四つの愛の物語
    4.0
    『放蕩領主と美しき乙女』 キャロル・モーティマー作■貴族のグレイは亡兄から相続した領地を初めて訪れた。暗い屋敷に足を踏み入れると、亡兄の義理の娘アミーリアに悪漢と間違われ発砲される。お仕置きとばかりに抱きすくめ明かりをつけると、彼が2年前に会った17歳の少女は、見違えるほど美しく成長していた。■『イヴに天使が舞いおりて』 レベッカ・ウインターズ 作■挙式寸前に婚約を破棄された痛手から立ち直ろうとしていたブルック。クリスマスイヴの夜、彼女は吹雪の中で泣いている少女を発見した。少女を自宅で保護して警察に連絡すると、魅力あふれる男性ヴァンスが事情聴取に現れた。もしかして、わたしの運命の人?■『花嫁にメリー・クリスマス』 マリオン・レノックス作■2年前に夫を亡くしたジェニーは経営するブライダルサロンの売却を決めた。亡夫と共に事故に遭って火傷を負った息子の治療費を捻出するためだ。だが売却先の会社の社長ガイが店に現れ、傍若無人な態度をとった。ジェニーが激怒すると、突然彼に唇を奪われ……。■『純情なシンデレラ』 エリザベス・ロールズ 作■裕福な家の娘ポリーは不運に見舞われた。父の遺産を全部失ったうえ、住みこみの家庭教師の職も解雇されたのだ。心優しい教区牧師のアレックスに相談すれば、新設される学校の教師として雇ってもらえるかもしれない……。しかし、彼女の期待は見事に裏切られる。 4話収録。
  • 愛に震えて
    4.0
    大好きな母が癌におかされ、余命幾ばくもないなんて……。故郷に舞い戻ったリーアンを空港で出迎えたのは、二度と顔を合わせたくなかった義兄のディミートリだった。母が彼の父と再婚してからずっと、彼女は血のつながらない兄に恋していた。だが、21歳を迎えた夜、彼女の淡い想いは冷たく拒まれ、傷ついたリーアンは彼を避け続けてきたのだ。そんな彼女にディミートリは思いがけない提案をする。死の床にいる母を安心させるために偽装結婚をしよう、と。
  • 美しき詐欺師
    3.5
    わたしを詐欺師だというのね。彼が再び現れたのは復讐のため?■マイナは、重役秘書として働く会社のパーティで、大物の資金提供者だという男性を紹介されてはっとした。チェザーレ……。彼がどうしてこんなところに?四年前マイナは、一大財閥を率いるチェザーレの秘書に採用された。そしてある大口の取り引きの成功を祝う席で、シャンパンとともに自分自身を差し出し、翌朝、理由も告げられずに突然解雇されたのだ。紹介状も書いてもらえず、それからの日々は地獄のようだった。「君が僕を利用したように利用してやる」今マイナは、そう告げる彼の顔をぼんやりと見つめた。ずっと秘密にしてきたことが頭の中をかけめぐった。
  • 届かなかったラブレター
    -
    ドーラはあまりに臆病すぎて、彼のような男性を好きになる勇気はなかった。■ドーラは十年前に母を亡くしてから大学進学もあきらめ、厳格で威圧的な父のために家事をこなし、書店を手伝ってきた。父の意にそうような男性と婚約もし、幸せな人生を送るはずだった。だが婚約者を事故で、父親を病気で相次いで失い、ドーラはひとりぼっちになってしまう。そんなとき、婚約者の弟、グリフィンが彼女を訪ねてきた。彼は地味な生活をしているドーラをあざけり、なかば強引に妹の結婚式に出るよう説き伏せた。しかも、自分のパートナーとして。兄の次は弟を狙っているなどと言われるのはいやだ。ドーラは気が進まなかったが断ることはできなかった。グリフィンとのあの夜が、今も彼女の心の中にあるからだった。
  • 永遠のイブ
    4.3
    アンジーの父は、雇主に忠実なだけの卑屈な執事だった。大きな屋敷の薄暗い地下の使用人部屋で暮らすアンジーにとって少女時代の憧れは、一直線に、屋敷の後継ぎ息子レオに向かっていた。結婚したレオが妻と娘を事故で亡くして半年後、彼が失意のうちに屋敷に戻ってきたのを機に、アンジーの思いは激しく一気に燃え上がった。どうにかしてレオを慰めたい、レオに新しい子供を与えなくては…。無我夢中でレオを誘惑し、二人は熱い週末を過ごしたのだった。ところが彼女は妊娠を知ったあと、屋敷を追い出された。誰の子かわからない子供を身ごもった女として、おまけに、泥棒の汚名まで着せられて、無一文で追い出されたとき、レオも、実の父も、誰もかばってはくれなかった。
  • ★2008年販売トップ3★ハーレクイン・ロマンス ベストセラー3作セット
    -
    ★お得な20%以上OFF価格★毎月、数多くリリースされるハーレクイン・ロマンスから、2008年にもっとも売れたベストセラー3作品を一気読み。人気作家が大集合のお得なセットです! ●リン・グレアム『ひれ伏した億万長者』横領の罪で逮捕された父を助けたい一心で、告訴した会社を訪ねたグエンナ。経営者アンジェロから、告訴を取り下げるかわりに愛人になるよう求められる。●ヘレン・ビアンチン『縛られない関係』大富豪の敏腕弁護士ザックと交際しているリセイン。彼の子を身ごもったことに気づくが、同じ日、彼が別の女性と婚約したと報じる記事が新聞に載った。●ミランダ・リー『冷酷な求婚』誠実な男性と平穏な家庭を築くことを夢見る家政婦のエミリー。雇主である大富豪セバスチャンに恋していると気づき辞表を出すが、彼からある提案をされる。
  • 夜ごとの情熱
    3.7
    好きでもない人の子供を産む。そのために結婚するなんて……。■悪魔とデートするときはどんな服装がいいの?スペイン王朝の血を引くダニエル・ダルボアは、母親とともに、メルボルンで高級ランジェリー・ショップを経営している。一人娘として母を支えてきたものの、店は破産の瀬戸際だ。今夜ダニエルが食事をともにするのは、彼女の店が入っている建物の持ち主、レイフ・バルデス。なんらかの便宜を図ってもらおうと、ダニエルは必死だった。スペイン系移民でシカゴの貧民街で育ったと噂されるレイフは、三十代の実業家だが、成功の陰にはよからぬ話がつきまとっている。彼は莫大な額の援助とともに、愕然とするような提案を口にした。自分と結婚し、スペイン貴族の血を引く跡取りを産んでほしい、と。なんて人――あきれて席を立ったダニエルに、レイフは言い放った。「これはビジネスだ。それ以上でも以下でもない」
  • 彼を愛せない理由
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】挙式を目前に婚約者に裏切られたリリーは、傷心を抱えてミラノへ渡った。愛する伯母のもとでイタリアンシェフとして働くために。だが、少女の頃の憧れの男性アレッサンドロに再会し、リリーにせつない初恋がよみがえってきて…。今はイタリア有数の実業家と言われるまでに名をあげた彼。恋の痛みを抱え、誰も信じられないリリーにはアレッサンドロと過ごすのはつらすぎる――恋なんて、この先私には必要ないものなのに、見つめられたくらいで、動揺するなんて!
  • 夢遥か、バハマ
    -
    私は、とうとう来てしまった。マイアミの空港の雑踏の中で、マティは迎えに来るはずの男性を待っていた。彼の名はデイモン・クイン。八年前、大学で出会い、マティがひそかにあこがれてきた人だ。故郷のミネソタからマイアミ、そしてデイモンと空港で会い、彼が住むバハマの島に渡る…。小児科の看護婦として地元の病院に勤め、友人にも恵まれ、平穏に暮らしてきたマティの人生が、大きく変わろうとしていた。二十七歳の誕生日に、友人たちとシャンパンを飲み、大学の校友会新聞に載っていた、赤ん坊の世話ができる妻を探しているというデイモンの記事に、酔った勢いで応募してしまったのだ。電話で事情を聞き、彼の妻になるためにここに来たものの、マティにはまだ迷いがあった。彼との結婚が、裁判で赤ん坊の養育権を勝ち取るためのものであることに…。
  • 隠された富豪の素顔
    -
    彼は32歳、独身、非情な銀行家。 そして14歳の隠し子がひとり……。 フィットネスクラブに勤めるメリッサは、ネット検索したエリオット・ジェイの略歴に目を凝らした。経済界の大物。32歳にして投資銀行の経営者……。でも家族や私生活についての情報はない。つまりお金儲けにしか興味のない、非情な銀行家ということだ。そんな彼が娘の体調管理の仕事を依頼してきた。その娘というのが14歳! 隠し子がいたことすら驚きなのに、いったいいくつのときにできた子供なの?面接で会ったエリオットは予想どおり仕事一筋の傲慢な冷血漢だった。いくら高額の報酬を提示されても、頭では断るべきだとわかっている。なのに、メリッサは危険と知りつつ好奇心を抑えられなくなっていた。■愛を知らずに生きてきた非情で傲慢な銀行家エリオットと、 純真無垢で不器用なメリッサの、ロマンティックなストーリーをぜひお楽しみください!
  • 真夏のサンタクロース
    3.0
    南半球のクリスマスを三歳半になる息子サミュエルに見せるため、シャンテルはオーストラリアに帰郷した。母が催したパーティに息子と出席した彼女は、ギリシア人男性ディミトリと再会する。彼こそサミュエルの父親なのだが、その事実をシャンテルは告げていなかった。息子に向けられたディミトリの目に怒りが宿るのを見て、彼女は息をのんだ。
  • こわれかけた愛
    1.7
    “別居中の夫、ニコス・カリソスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文に、カトリーナは呆然とした。カトリーナが実業家の夫ニコスと別居したのは、結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知り、ショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言条件をのまないのであれば、一族の会社を、娘ではなくニコスに譲り渡すという。大切な会社を、ニコスに渡すなんてできないわ……。悩んだすえ彼女は、以前暮らしていた屋敷に戻ろうと決めた。待っていたのは、愛憎と官能うずまく駆け引きの日々だった。
  • 兄と妹の距離
    -
    心はずっと彼を求めている。 でも、今それを気づかれてはだめ。 9年前、両親の再婚でケリーとロスは義理の兄妹になった。 ハンサムで威圧的なロスにケリーの心はざわめくが、 デパート経営者の義父と諍いを起こした彼は結局家を出て行った。 それから6年、ケリーは義父の葬儀で再びロスと再会する。 だが弁護士が遺言書を読みあげると、二人の間に緊張が走った。 義父は実子のロスだけでなく、ケリーにも財産を遺していたのだ。 ただし、二人が同居することとデパートの共同経営を条件として。 突然、彼が口を開いた。「一番いい方法は、僕と結婚することだ」 そうまでして財産を独り占めしたいの? 私に興味もないくせに。

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  • 知ってる? 子どもの糖尿病  小児糖尿病患者の生活と記録
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小児糖尿病をもつお子さんたちのご両親、特に発病したばかりのお子さんをお持ちの方にとっては、大きな指針となる本であろう。

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  • 家政婦の娘と呼ばれて
    3.5
    ミアの初恋は、両親が仕える屋敷の御曹司カルロス。初めてキスを交わした夜、彼の母親に見つかり、使用人の娘のくせに、と激怒された。親をくびにすると脅され、逃げるように屋敷を飛び出してから7年。まさか、こんなかたちで彼と再会することになるなんて。ミアがイベント・プランナーとして取りしきる結婚披露宴に、カルロスが出席したのだ。“ミア! ミアなのか?”彼女の腕をつかみ、カルロスが驚きのまなざしで見つめる。全身に熱いおののきが走った瞬間、ミアは諦めたはずの恋が、決してかなわない想いが、長い眠りから覚めたことを知った。

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  • 見知らぬヒーロー
    -
    フェンはずっと秘密にされてきた自分の出生の真相を知り、ショックのあまり、生まれ育ったダイサート家を飛びだした。そして今はやけになって粗末なところに住み、バーで働いている。ある夜、強盗に襲われそうになったところを、通行人に救われた。長身で濃いブルーの瞳をした彼はジョーと名乗り、なぜか厚かましいほどにフェンのことを心配する。翌日、バーに従兄のアダムがやってきて彼女を連れ戻そうとしていると、またしてもジョーが突然現れ、助けてくれた。さらにはゴージャスな自宅にフェンを招き入れ、言いきるのだった。「君は最後には僕の魅力に屈するよ」■キャサリン・ジョージが贈るダイサート家の物語。このたびヒロインをつとめるのは末っ子のフェン。甘えん坊の彼女が初めて大人の恋をします。どうぞお楽しみください。

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  • ボスに恋した秘書
    -
    ブリーは有名写真家ジャクソンの秘書をつとめている。彼のオフィス兼住居の地下室に住んでいるものの、ボスとはあくまでも雇い主と秘書のクールな関係だ。ところが、ある夜、ブリーが外出先から帰宅すると、ジャクソンがいきなり熱いキスを浴びせてきて……。

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  • ロマンスは想定外
    4.0
    何事にも堅実なフリスは、男性をかたくなに避けていた。地味な仕事に就き、いつも地味な服装。つまらない女だと思うけれど、恋多き家族に振りまわされてきたせいで、そうなってしまったのだ。だから、大銀行頭取の跡取りだというハンサムなジョージが、彼女の仕事ぶりを認め、髪や瞳の色を褒め、何度デートに誘ってきても、つい身構えてしまい、突っぱねることしかできない。だが、ひょんなことから彼と恋人同士のふりをすることになったとき、フリスは意外にも、乗り気になっている自分に気づいた。ふりをするだけなら、彼を虜にしている恋人を演じるのも悪くない。あのうっとりするような笑顔を、真正面から受け止められるんだもの。■お堅いヒロインと、縛られることを何より嫌う自由なヒーロー。正反対の二人は、意外な共通点があることがわかってから急接近するのですが、恋に不慣れで憶病なフリスは、ジョージの魅力も彼への想いも素直に認めることができなくて――。
  • 謎めいた訪問者
    -
    エレノーとその婚約者デイヴを乗せ、車はロンドン郊外を走っていた。つい昨日まで、2人で興したコンピューター機器設置業の会社は、次の仕事の予定もなく倒産の危機に瀕していた。それが、資本家ロバート・キャリントンの登場で状況は一変したのだ。依頼条件はただ1つ、仕事が終わるまで彼の屋敷で生活すること。名高い資本家の彼が、どうしてこんなに小さな会社を選んだのかは謎だが、とにかくおかげで窮地を抜け出すことができた。鉄製の門をくぐり5キロほど走ったところで、ようやく屋敷が姿を現した。年月を経て渋い色合いを醸し出す石壁、煙突の先に見える彫刻――そのとき不意に、エレノーは不可解な既視感(デジャヴ)に襲われて息をのんだ。
  • 愛を重ねる日々に 前編
    4.0
    ハンナはスペイン人実業家の魅力的な夫ミゲルと一緒に、友人の家で開かれたディナーパーティに出かけた。そこでカミーユというフランスから来た妖艶な女性と知り合う。厄介を引き起こしそうな人ね――本能がハンナにそう告げた。ハンナとミゲルの結婚は、両家の事業のための便宜的なものだ。だから、彼との日々がどれほど情熱に満ちていても、ハンナは夫に愛を打ち明けて傷つくのを恐れている。気弱な心を隠し、社交界の華として振る舞うハンナだったが、それを嘲笑うかのようにカミーユはミゲルを奪うと宣言し……。
  • 屈辱に満ちた再会
    完結
    5.0
    「かつての所有物として君を取り戻す」この世で最も憎い男の言葉に、ケイラは打ちのめされた! いったいどれほど私を苦しめれば気が済むの――――父の会社を潰し、両親を不慮の死に追い込んだ、元夫デュアルド。もう2度と会わないと誓ったのに、弟が借金の取り立て人に襲われ、ケイラはデュアルドに頼るよりほかなかった。忌々しくもデュアルドは条件つきで借金の清算を承諾した。それはケイラとの復縁――妻として、ベッドのなかでも彼を満足させることだった!!
  • 永遠のアナスタシア
    -
    招かれざる客ジャクソン・ワイルダーが訪ねてくる。スタジーは祖父の屋敷の窓辺に立って待ち受けていた。2年前他界した祖母の生涯を描く映画を制作したいというジャクソンに、スタジーは初めから敵意と反感を抱いていた。かつて祖父とともに波乱の人生を送った祖母について、興味本位に事実をねじ曲げられそうだったからだ。祖母との思い出を汚されて、祖父が心を痛めるのも見たくない。なのに、なぜか祖父はすんなり同意してしまった。それも、彼女が一緒に題材調査に協力するとまで約束して。これから1週間、ジャクソンと行う共同作業に彼女の苦々しさは募った。■ハーレクイン・ロマンスの初期のころから執筆を開始し、今なお読者の熱い支持を得るC・モーティマー。
  • お芝居が終わったら
    3.0
    知人のディナーパーティに訪れたミシェールは、ギリシア人実業家ニコスに目を奪われ、陶然となった。がっしりとした顎に彫刻のような唇。冷ややかな灰色の目。高級な服に体を包み紳士らしく振る舞っていても、ミシェールを値踏みするような目つきは肉食獣さながらだ。彼女が知人に口説かれ辟易していると、突然ニコスが割って入った。「送っていこう。きみに大事な話がある」吸い寄せられるように彼の車に乗り込んだミシェールは、驚くべき提案を聞かされ、気づけば彼の熱いキスを受け入れていた。
  • 一夜の波紋
    完結
    3.0
    純白のウエディングドレスに身を包み、結婚の誓いを終えたあともティナは不安を隠せずにいた。花婿であるニックの弟バシリさえ亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかったのに…。バシリとの予期せぬ一夜の結果ティナは彼の子を身ごもった--これはお腹のなかの後継者と、名家レアンドロス家の結婚式。そして、弟の子を宿している女性と平然と結婚できるニックには決して心を許してはいけない。いくら彼が魅力的で理想的な伴侶に見えるとしても!!
  • 捨てたはずの愛
    完結
    4.0
    億万長者マルチェロと恋におち、電撃的に結婚したものの上流階級になじめず、さらに夫に愛人がいるとわかり、故郷オーストラリアに逃げ帰ってきたシャネイ。おなかのなかにはすでに娘がいたが、夫には内緒でこの3年間、ひっそりと幸せに暮らしてきた。ところが、ついにマルチェロに居所を知られてしまった!私は無理やりスペインに連れ戻されてしまう。傲慢で手段を選ばず、しかもどんな女性もあらがえない魅力をたたえるあの人に、逆らえるはずがないのだから!
  • まやかしの社交界
    完結
    5.0
    ジアンナの結婚生活は猜疑心に染まっていた。夫は、少女の頃から憧れていた、世界的大企業の若き社長フランコ。結婚は政略であり、恋愛の上には成り立っていない。いまだフランコの本音はわからないままだ。自信のないジアンナに追い討ちをかけるように、夫の元恋人――世界を魅了する女優ファムケが現れた。彼女は資産家と結婚していながら、今でもフランコを誘惑する悪女だ。ジアンナを見せかけの妻と罵り、ファムケはゴシップ誌を騒がせる信じがたい行動に出る!!
  • アリーの秘密
    -
    アリーはクリスマス休暇を過ごすため、スペインのピレネー山脈にやってきた。宿泊先のホテルで出会ったのは、巨大ホテルチェーンの経営責任者デスだ。女性不信に陥っているデスは、アリーに対して何かと不機嫌な態度をとった。ところが彼女の暗い秘密を知るや……。
  • 華麗なる憂鬱
    3.7
    挙式を目前にしながら、花嫁となるアイシャの心は晴れなかった。誰もがこの結婚を名門一族同士の政略結婚だと思っている──夫となるカルロでさえも。幼い頃からカルロに淡い憧れを抱いてきたアイシャは、不幸な事故で10年前に前妻を亡くした彼が突然求婚してきたとき、内心は複雑だった。彼はまだ前妻を忘れてはいないはず。きっと、この結婚は私にとってつらいものになるわ……。果たして、アイシャの予想は的中していた。カルロの取り巻き女性の1人から、みだらな密告があったのだ。
  • 出会いは偶然に
    4.0
    ロンドンの病院で看護師をしているクレシダは、父親と母親を相次いで亡くし、悲しみに打ちひしがれた。大きな衝撃から立ち直るため、クレシダは看護師の職を辞めて心機一転しようと決めた。職業斡旋所で紹介されたのは、オランダの老医師が専門書を英語で執筆するのを補佐する仕事。雇い主の家に向かう途中、クレシダはアムステルダムに立ち寄ったが、運河の入り組んだ中心街で道に迷ってしまう。そんな彼女を助けてくれたのは、背の高い金髪の男性――ヒレス・ファン・デル・テイレだった。■古きよき時代の、心温まるロマンスを描き続けたベティ・ニールズ。本作はヒロインが仕事で訪れたオランダで運命の男性にめぐり合う物語です。
  • 危険な結婚
    4.0
    アナにとって裕福なエリート銀行家リュークとの結婚生活は、まさに幸せそのものだった──夫の元愛人の影が射すまでは。不安が募り、耐えきれなくなったアナは逃げるように家を出た。数日間は平穏に過ぎたものの、9日目になって突然、いつも以上に尊大な態度のリュークがアナの目前に現れて告げた。「僕の妻には家に戻ってもらう。僕のベッドに」驚いたことに、夫はアナが妊娠していることを知っており、さらに彼女の父親が会社で不正を働いた事実まで調べあげていた。なんて卑劣なの! 妻を脅迫して思いどおりにしようだなんて。
  • 記憶を返して
    3.0
    エリーズは交通事故のショックで記憶喪失に陥った。病院のベッドにずっとつき添っていた見知らぬ男性が彼女の夫だそうだが、エリーズはまったく信じられなかった。いくらなんでも、何かぴんとくるものがあるはずじゃないかしら?アレハンドロ――若くして多国籍企業のトップに立ち、社交界でも際立った存在の大富豪がわたしの夫だなんて。出会ってわずか1カ月で結婚したと聞かされても、何も思い出せない。アレハンドロの黒い瞳の奥にくすぶる炎を見るたびに、彼女の胸は不安におののき、やがてさらに衝撃の事実がもたらされた。なんと、エリーズは妊娠しているというのだ!■人気作家H・ビアンチンによる記憶喪失がテーマのドラマティックな今作。新作『彼を愛せない理由』も刊行されていますので、こちらもどうぞお見逃しなく。
  • 彼を愛せない理由
    3.5
    リリーは挙式を目前に婚約者に裏切られ、ミラノに住むおばのもとにしばらく滞在することになるが、一つだけとても気がかりなことがあった。アレッサンドロ――少女のころから憧れていた男性との再会だ。不幸な少年時代を送った彼は、地元の名士であるおばに目をかけられ、イタリア有数の実業家と言われるまでに名をあげた。だけど傷心を抱え、誰も信じられない今、ハンサムなうえに名声も持つプレイボーイに心奪われたくはないのだ。複雑な気持ちを抱えてリリーはミラノに向かう。思いもかけない出来事が待っていることは想像もせずに。■ハーレクイン・ロマンスのトップ作家ヘレン・ビアンチンが描く、愛に傷ついたヒロインとそれを見守るヒーローのはらはらするラブストーリーです。華やかな背景もたっぷりご堪能ください!
  • 結婚はだめ
    3.0
    ★もう二度と男性は信じたくなかった。あなたの銀色の瞳に引きこまれてしまうまでは。★勤めていた会社が倒産し、大手のケイン・エレクトリカルに、社長秘書の職を求めてキムは面接に行く。若くして結婚した夫と死別し、現在は、四歳になる娘と二人暮らし。短かった結婚生活は夫の暴力と屈辱に満ちていて、貧しくても平穏な今の生活はキムにとってかけがえのないものだ。社長のルーカス・ケインは、傲慢で冷酷な人物のようだった。その瞳はとても冷たく、キムを嘲笑っているようにすら見えたが、彼女は幸運にも採用された。娘との生活を支えるため、キムはいい秘書になろうと決心する。そしてときおり見えるルーカスの思いもかけない優しさに、夫の死後、閉ざしていた自分の心が少しずつ溶けていくのを感じる。かつて、夫の墓の前で誓った言葉は今も忘れていないのに……。
  • 二十四時間のシンデレラ
    -
    ★幸せになるはずだった結婚。だが花婿は悪魔の心を隠していた。★十七歳のとき、リリーは火事で両親を失い、弟とふたり残された。その弟は三年前、ギター片手に家を出ていき、以来、行方がわからない。苦労の連続だったリリーだが、愛する人にめぐり合う。ハンサムで、ウエーブを描く赤褐色の髪がすてきなローナン。知り合って二カ月だけれど、ふたりは夫婦になる……。ところが、結婚式の当日、彼は髪を短く切りそろえていた。違和感が胸をかすめる。しかも式が終わると、夫が運転する車は空港ではなく見知らぬ邸宅へ。ここが新居だと言い、家を案内する夫はどこかよそよそしかった。けれど幸福の頂点にいたリリーに不幸の序曲は聞こえなかった。初めての夜のすばらしさ! 幸せな朝を迎えたリリーを待っていたのは、なんとローナンからの別れの言葉だった。「僕は出ていく。理由を知りたければ君の弟にきけ!」
  • もう一度恋に落ちて
    3.6
    高級ギフトショップ〈ベリッシマ〉を経営するジアンナは、ある日、夫ラウルから受けた電話に顔が青ざめた。3年別居する夫とは、そろそろ離婚の手続きにかかるつもりだが、折しも夫の母が末期癌と判明し、ジアンナに会いたがっているという。ラウル――本当は今でも心から愛する私の夫。彼とは数年前、偶然訪れたマヨルカ島で出会って恋に落ちたが、結婚後、夫の情熱はすぐに失われてしまったのだ。もし今マヨルカ島に戻れば、忘れかけていた悪夢が甦るだけなのに。なぜ今ごろ、名ばかりの妻である私が呼ばれたのだろう。ジアンナはいぶかったものの、出発を決意した。■ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2700号を迎えることができました。記念作は、大人気のヘレン・ビアンチンがスペインを舞台に描く愛の再生の物語です。男女の機微を繊細に描く珠玉のラブストーリーです。
  • 夜ごとの情熱
    完結
    -
    スペイン王朝の血をひく令嬢ダニエル。父の死後、破産寸前に陥りながらも、一人で母親を支えてきた彼女に救いの手を差し伸べたのは、貧民街育ちで危険な魅力を漂わせた、やり手実業家レイフだった。だが莫大な額となる援助と引き換えに、レイフは悪魔のような提案をしてきた。彼と結婚して、貴族の血を引く跡取りを産め、ですって…!?
  • 愛の惑い〈うるわしき姉妹〉
    完結
    -
    「二度と恋なんてするもんですか!!」ろくでもない元夫のせいで男性不信に陥っていたリベカは、離婚して2年経った今も男性を遠ざけていた。そんな彼女にもただ一人、気になる男性がいた。それは1年前にたった一度、情熱的なキスを交わしたジェイスだった……。世界的な大企業の経営者でもあるジェイスの、強引なアプローチに頑ななリベカの心も揺れて…!?
  • 危険な結婚〈うるわしき姉妹〉
    完結
    4.0
    「憎んでいる人をどうして愛せるんだろう?」洗練さと権力をあわせもつ完璧な男性・リュークと結婚したアナは幸せな日々がいつまでも続くと思っていた。彼の愛人を名乗る美女セリーンが現れるまでは…。愛する夫の裏切りにアナの心は引き裂かれる。だが憎みながらも、リュークの愛を求めずにはいられなくて…!?
  • 誓いに薔薇の花びら
    完結
    5.0
    大財閥の御曹司・スローンとの身分違いの恋に悩み、一方的に婚約を解消したスーザン。彼を忘れようとした矢先、とんでもない知らせが…。なんと母が、スローンの父親と再婚するというのだ!母の晴れの日を台無しにしたくない…。スーザンはスローンの提案で、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることになり!?
  • 始まりは愛人
    完結
    -
    高校教師・ミケイラは、大富豪・ラファエルから横領容疑で告訴された父親を守るために、捨て身の行動に打って出た…!「告訴を取り下げていただく代わりに、一年間、あなたの愛人になります…!」はじめは取り合わなかったラファエルだが、ミケイラの献身に心を動かされ、契約を結ぶ。こうして始まった“愛人生活”。だが、ラファエル意外な一面や、秘められた過去を知るにつれ、ミケイラは彼に強く惹かれ始めてしまう…!-彼に惹かれる権利など、私にはない。この関係に未来はないのだから…!-
  • 忍び寄る悪夢
    完結
    3.3
    イレーナはデザイナーとして華やかなファッション業界に身をおくが、過去の忌まわしい記憶のせいで、もう男性を愛さないと心に決めていた。そんな彼女に積極的にアプローチする男性が現れた。冷徹な実業家、ギリシア人のサンドロだ。それが新聞のゴシップ記事にとりあげられ、嫉妬に狂った元の婚約者グラントが脅しをかけてきた!おびえる彼女を救いたいと、サンドロがある提案をもちかける。けれどそれは、イレーナにとってもっと危険な罠だった!
  • 週末だけの誘惑
    -
    レイチェルはこの四年間で変わり果ててしまった。やせすぎの体に地味な黒のスーツ。化粧気のない顔は老けて悲しげだ。たび重なる不運で男性不信に陥り、プライドすらもずたずただった。仕事で訪れた高級ホテルで、いつも消極的なレイチェルに、上司のジャスティンはこう提案する。「美容院に行ったらどうだい。髪も化粧もすべて変えてみればいい」数時間後、バーのダンスフロアで待っていた彼は、現れた美女に息をのんだ。「今、きみと踊るのは賢明ではないな」レイチェルは大胆にも上司の首に腕をからめ、きっぱりと言った。「黙って、ボス。ただ足を動かして」
  • 記憶を返して
    完結
    -
    私はこの人を、本当に愛して結婚したの?交通事故のショックで記憶喪失に陥ったエリーズ。匂いたつように魅力的で、社交界を賑わす大富豪・アレハンドロが自分の夫だという。しかも、彼女は妊娠2か月。見たこともない豪邸で、知りもしない男性と暮らす日々…。エリーズの不安はつのるばかりだった。
  • 熱砂に燃えて
    完結
    -
    写真家の兄がアラブの反政府組織に誘拐された。クリスティは兄の解放に影響力をもつ人物との接触を試みる。国際的実業家でもある首長シャリフ。洗練された外見の下に荒々しい野生を秘めている。彼とアラブに行く保証を取りつけたクリスティ。しかし彼の国では未婚女性は妻か愛人を装わなくてはならないという…。
  • 寄り道の恋
    4.0
    ロンドン一の秘書派遣会社を経営するアマンダ・ガーランド。事業は順調、何不自由ない生活を送っている彼女だが、三十歳を目前に、突然子供が欲しくなった。欲しいものを手に入れるには?計画を練り、実行し、目的を達成する。彼女の十八番だ。育児書と栄養剤の購入を部下に頼み、クリニックを予約……。そんなおり、仕事で使ったハイヤーの運転手に、一目で心を奪われた。青灰色の瞳と印象的な笑顔の、ダニエル・レッドフォードに。彼は子供の父親として完璧だ!アマンダを秘書だと勘違いした彼は、彼女の噂話を始める。正体を明かして、彼が驚くのを楽しみにしていたはずなのに、気がつくと別の名前を名乗っていた。そして彼の車の中に、再会を期して、そっとイヤリングの片方を落とした。
  • 囚われの結婚
    完結
    -
    3年前に夫ニコラスから逃れ、オーストラリア北部の町で暮らすケイト。ある日、彼女の唯一の家族である15歳の妹レベッカが家出し、シドニーで警察に保護されてしまう。心配するケイトの元に現れたのはニコラスだった!!彼はレベッカを助ける代わりに、再び一緒に暮らすようケイトに取り引きをもちかけてきた…。
  • 翡翠色の情熱
    3.0
    人気レポーターのアリアンは美しい大豪邸を訪れた。取材相手は経済界の大物で、圧倒的な存在感のあるマノロ。元夫から執拗な嫌がらせを受けていたアリアンは、そのまま彼の屋敷に留まることになった。マノロは互いの利益のために、彼女へ契約結婚を申し出た。愛のない結婚なんて…!憤るアリアンだったが、マノロが元夫から本気で守ってくれていると知って…?
  • 甘い屈辱
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】カサンドラは、兄の頼みに愕然とした。経営危機に陥った一族の会社を救うため、投資家ディエゴの要求を満たしてほしいというのだ。しかもその要求とは、彼と夜を過ごすことですって!? 彼はかつてカサンドラの唇を奪った男。その衝撃的なキスの記憶は鮮明で、彼と顔を合わせるたびに彼女の鼓動は乱された。でもダメよ、彼の危険な魅力にかかれば、身も心も無傷ではいられない。けれど兄のためにはディエゴの要求を受け入れるしかない。――私はどうなってしまうの…!?
  • 一度は愛に傷ついて
    3.0
    私との結婚生活を手記にして出版する!?美貌のモデル・レクシーは父の財産目当てで結婚した前夫の脅迫に悩む。心臓の弱い父のため、絶対に阻止しなくては・・・。既に彼女に新しい恋人がいるとなれば、今さら前の結婚のゴシップなど問題になるまい。自信家の嫌な男・ゲオルグと恋人同士のふりをすることになるが・・・。
  • 残り香の誘惑
    -
    サディは老舗香水メーカー、フランシーヌの調香師。曾祖父が創設した会社は、祖母の家系に受け継がれ、その有名な香水ミュールの調合法を知るのは今やサディのみだ。祖母が亡くなり、筆頭株主となったいとこのラウールは、世界的に有名な合弁企業への買収を持ちかける。ミュールは天然素材のみで作られ、年間の生産量は限られている。合理的な経営方針をとる大企業のもとでは、きっと名声を失うわ。サディは話し合いをするためにラウールのオフィスへと向かった。だが、オフィスに足を踏み入れたとたん、その場に凍りついた。目の前にいたのは、香水の見本市で会ったハンサムな男性――あのときサディを、香水同様に売り物か、と蔑んだ男だった。■南フランス、コートダジュールの小さな町を舞台に、有名な香水をめぐって繰り広げられるゴージャスな恋物語です。
  • バージンロード
    -
    2年間のフランス留学を終えてシドニーに戻ってきたクリス。彼女は大富豪の父の死後、継母と後見人ジャレッドの命令に従っていたが、まるで“籠の鳥”のような生活にウンザリしていた。「せめて、恋愛は自分の思うようにしたい!!」。そう決意して帰国した矢先、クリスは、母親から一方的に『結婚相手』を押し付けられてしまう!!しかも、その相手はあろうことか日頃からクリスが、反発心を感じていた後見人のジャレッドで!?
  • 花嫁は大地に輝く キング三兄弟の受難 I
    4.0
    ★もう男なんてうんざり。私のことは放っておいて。★ほかの女性との結婚を決めたうえに、愛人関係を迫るような男を愛していたなんて。恋人だった上司に裏切られたミランダは、過去を断ち切り新しい人生を築くため、奥地での仕事に飛びついた。だが目的地でミランダを待ち受けていたのは、雇い主の長男ネイサンとの運命的な出会いだった。もう恋愛はたくさん。たとえネイサンみたいに魅力的な人が相手でも・・・・・・。そんなミランダの気持などお構いなしに、ネイサンはことあるごとに彼女を誘惑しようとする。そればかりか、彼はミランダをお金で自由になる人間だと思っていた。
  • 拒絶された花婿
    4.3
    亡き父の借金のため海運王ルーカスと結婚することになったアリーシャ。王者の名に相応しく美しい肢体と漆黒の瞳をもつ彼は、その危険な眼差しで自分のものになったばかりの花嫁を値踏みするように見下ろした。まるで1枚1枚服をはぎ取られていくような不躾な彼の視線に、アリーシャの忘れたい過去が甦る。飽くことなく奪われ、玩具のように扱われた連夜の記憶…。彼にはとても言えない、大金を出して買った女が、ベッドでなんの役にも立たない花嫁であることを――。

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