ホントに古い作品ですが、良かったです。
作者の柴田先生の作品はたまたまBookLiveで見つけたのがきっかけで、この作品よりも少し後くらいの昭和な作品だったけど個人的に令和のも昭和の作品も好きなので、柴田先生の作品をちょくちょく読むようになり、この作品に辿り着いた感じで読んでみたけれど、現代っ子にし
...続きを読むてみればフレーズなどが「クサイ…」と笑われそうだけど、まぁ純粋な気持ちで読むと純粋に感動しました。
内容は社長令嬢の一人娘ユカとクラスメイトの新(シン)のラブストーリーで格差恋愛?。
ユカは令嬢だけど性格良しで慕われてるけれど、ユカの両親にちょっと問題有り。
両親の問題が無ければユカの人生は順風満帆のはずが、いわゆるユカパパも入り婿状態でユカママの方が家柄が良いらしくて気位も高いママ故に、優しいパパとは政略結婚のためにママの方がパパに対して気を許してないので、実は数年前から元カノと不倫してる。
そしてユカとシンも相思相愛だけど、今の恋愛マンガのようなベタベタラブラブは無くて、ちょっと手を触れただけでお互いにポッと赤くなるような恋愛。
その後、シンに様々な不幸が降りかかり、シンの幼い妹と弟が健気で可哀想でもあり可愛かったです。
そんなユカとシンのラブに立ちはだかるユカママの反対やユカママが選んだエリートの許嫁や、シンを狙うクラスメイトの春日さん、そしてシン自身にも災難が降りかかったりで、ホントにエッチな事などほぼゼロだけど目が離せないくらい最後まで読めました。
そしてユカパパの不倫も、現代の流行の不倫=リベンジみたいな感じとは違い、不倫相手の女性のラストやユカの両親のその後も意外な展開でちょっと驚きました。