検索結果

  • どさんこ大将(上)
    -
    1~2巻605円 (税込)
    男はこう闘うんだ! 北海道日高山麗に、ひとりの怪童があらわれた。姓は山丸、名は常義。幼い頃から比類のない腕力と闘争心、統率力で大人たちからも一目置かれる少年だった。ケンカ、仕事、女……。あらゆる男の闘いに裸一貫、腕と度胸で立ち向う北海道の怪男児の凄絶な生きざまを描く熱血冒険小説。
  • ながめせしまに
    -
    1巻671円 (税込)
    酒場と着物、恋愛模様、修羅場……。 男と女のさまざまな心の機微を描いた短編集。 財界の中心人物の囲われ者だった女、こよなく愛した着物にも飽き次第に男との距離も空き、年齢を重ねていくとこに恐れを感じる表題作「ながめせしまに」。客を足蹴にしたい、という思いから奇想天外な酒場を作り上げる「酒亭抜荷丸」など、新宿、銀座など舞台に夜ごと酒を仲立ちにして希望と後悔を繰り返す7編を収録する。
  • 人間狩り
    4.0
    2030年、他民族雑居化が進んだ東京は、首都機能を失い犯罪の巣窟と化していた。そんな中、東京を脱出した者たちが「東北自治区」と呼ばれる日本人だけが暮らす独立国家を作った――自治区で行政官として治安警備を司る月岡耕司に、ある日、首長の家出した娘を捜索する命令が下された。彼女が無法地帯・東京に潜伏していることを掴んだ月岡は、自らも東京に潜入。だが、そこで目にしたものは驚くべき光景だった!巨匠が描き出すとてつもない近未来像。『二〇三〇年東北自治区』改題。

    試し読み

    フォロー
  • 能登怪異譚
    4.1
    市助には8人の子がいた。その子らが夜ごと寝間を抜け出して、朝まで箪笥の上に坐っている。そのうちに市助を除く家族全員が夜な夜な箪笥に上がるようになって――。(「箪笥」)。能登を舞台に玄妙な語り口で綴る9つの不思議な物語。恐怖と戦慄の半村フォークロア。
  • 八十八夜物語 1
    4.5
    1~5巻440~555円 (税込)
    夏も近づく八十八夜。野にも山にも若葉がしげる。古い歌を口ずさむたびに、亡き母の言葉がよみがえる。「一年のうちで、いちばん美しい季節が八十八夜の頃。あなたの人生の八十八夜を大切に……」。加納妙子、23歳。この美しい季節を無駄にすごせない。殺風景なオフィス、平凡な男たち、ありふれたOL生活に別れを告げようと思った。
  • 晴れた空(上)
    3.0
    1~3巻715円 (税込)
    なぜか、東京大空襲のあとはよく晴れた日が続いた。終戦…その日もまた、青空だった。焦土と化したなか、戦争で両親を失った孤児たち8人の逆境に挑む人生がはじまった。けなげに、しかも逞しく生きぬく彼らを通して、疾風怒濤の「昭和」時代を描く。著者の記念すべき作品として、話題をよんだ感動の大河ロマン。
  • 晴れた空(上)
    -
    1~2巻1,047円 (税込)
    東京大空襲後、上野の地下道に戦災孤児たちが一人、また一人…。スリ、かっぱらいをしてでも生き抜くために団結を誓った八人。そして彼らの「お母さん」となる子連れ未亡人との運命的出会い、謎めいた特攻帰りの男…。半村良畢生の大河ロマン、その奮闘のドラマの幕が切っておろされた!

    試し読み

    フォロー
  • 半村良コレクション1
    -
    1~2巻671円 (税込)
    半村良の初期の短編や中編を収録した。のちの長編のもととなるものや、サイドストーリーとして書かれたものもある。 SF作家としてスタートした著者だが、その後人情もの、時代ものなどのジャンルの小説を書き分け、高い評価を得ている。 第一部は短編でまとめられさまざまな手法でのSF。第二部の中編は伝奇ロマンが綴られる。『半村良コレクション』として刊行されていた文庫を二分冊にした。半村良マニア垂涎の作品集である
  • バク! 1
    完結
    -
    刑事もパトカーも怖くない!!アイツのためなら命がけ!!軟弱少年・バクが、気になる不良少女・小雪のために大変身!!まったく新しい愛と冒険の世界が、スリリングにスタートする!!
  • 幕末
    -
    歴史はときに、血を欲する──司馬遼太郎のロングセラー歴史小説を、『墨攻』や『ムカデ戦旗』で知られる時代劇画の第一人者である森秀樹がコミカライズ! 原作の連作短編集中、「桜田門外の変」と「花屋町の襲撃」の2編を収録しました。 「桜田門外の変」は、尊皇攘夷派の薩摩藩士・有村治左衛門が水戸藩の脱藩志士17名と供に、大老・井伊直弼を襲撃するまでを描いた作品。安政の大獄で父と兄が獄死した松子と治左衛門との、淡い恋も綴られる。この暗殺事件から幕末狂瀾の時代が始まります。 「花屋町の襲撃」は、海援隊の陸奥陽之助(宗光)が、暗殺された坂本竜馬の仇を討つまでの物語。同士として頼ったのは京女のお桂と、剣客「後家鞘の彦六」。竜馬との奇妙な恩義で結ばれた3人の復讐劇の直後、王政復古の号令が下り、幕末は終わりを告げます──。 本作は、週刊文春において2017年5月から10カ月にわたって連載され、動乱の時代を彩った志士たちの群像描写と緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼びました。 なお、司馬遼太郎・森秀樹コンビによる「文春時代コミックス」シリーズとして、2021年6月刊の今作を皮切りに、7月に『新選組血風録 一』、8月に『新選組血風録 二』、9月に『新選組血風録 三』を連続刊行する予定です。ご期待ください。
  • 飛雲城伝説
    5.0
    美少女・鈴女(すずめ)は、戦乱の嵐の中、周囲の信望を得て、飛雲城の女城主となった。鈴女は近隣諸国と友好関係を築き、大国・大潟氏とも和睦し、新国「扇の国」を樹立する。そこへ都の大王家から、北方で勢力を増す築山氏討伐の命が下る――単行本化されなかった新原稿も加え、未完の大長編時代伝奇ロマン、甦った超大作!
  • フォックス・ウーマン
    -
    アメリカの大富豪の弟は、中国・雲南で兄夫妻を殺し、莫大な富を手に入れようとしたが、妻は、地の神の力を持つ道士の住む聖狐院に逃がれ、女児を生んで死んだ。米富豪一家虐殺で唯一生き残ったその女児の胸には、復讐を意味する炎の形の痣があった。悪事に加担した暗黒街の帝王は、満州に強力な軍隊を創設し支配にのり出したが、なぜか狐につきまとわれた――。絢爛妖異の大冒険伝奇ロマンの傑作!
  • 不可触領域
    -
    一組の婚約者が、祭りでにぎわう町をあとに、自動車で東京へ旅立った。だが、山越えの途中、目をふさがれたような深い霧に出合い、動けなくなってしまった。その時、突然、一匹の豹が襲いかかってきたのだ。しかも助けを求めに二人が飛び込んだ家の中には、無惨な集団自殺者の死体が点々ところがっていた。いったい何が起こっているのか。 この事件を発端にして、一つの町を得体の知れぬ恐怖がおおいはじめた。
  • 不可触領域
    -
    湖上祭りに浮き立つ山間の町を離れて、車で東京へ向った伊島と婚約者敬子は、夜とともに白い霧の森に迷いこむ。渦巻く濃密なガスを押しのけて、突然フロント・フードの上に飛び乗ったのは、なんと牙をむき出した一匹の豹だった。さらに森の奥へと進んだ二人は、見るも無残な光景を見た。その“事件”が平和な地方都市に、どのような波紋を投げかけるのか……。現代の恐怖をリアルに描く異色のSF中篇に、ふとしたことで「異次元空間」を垣間見てしまった画家の奇譚「虚空の男」を併録。
  • 文春ムック コミック 新選組血風録
    -
    司馬遼太郎の名作『新選組血風録』が初のコミック化! 没後25年を迎えた巨匠・司馬遼太郎が活写した、近藤勇、土方歳三、沖田総司たち。 その血塗られた闘いがここに蘇る。 同志への粛清を描いた「芹沢鴨の暗殺」 池田屋事件秘話「長州の間者」 沖田総司の愛刀「菊一文字」 の3篇を収録。 特別収録エッセイ・司馬遼太郎「新選組新論」も掲載しています。 ※コミック『新選組血風録』は「週刊文春」誌上に2018~2020年に連載された中から3篇を選び再編集しました。
  • 炎の陰画
    4.0
    1巻550円 (税込)
    昭和二十年三月十日、空襲の劫火をくぐりぬけた戦災孤児の健は、いつしかすべてをなめつくす美しい炎の妖しい魅力にとり憑かれていた……。戦争の傷痕を背負った人間の哀しみと異常な心理を描く表題作、夜になると家族が次々に箪笥に上って座りこむ、能登の民話にヒントを得た奇譚「箪笥」ほか、摩訶不思議な世界への扉を開く異色短篇「白鳥の湖」「森の妹」「ちゃあちゃんの木」「逃げる」「散歩道の記憶」を収録。自らの体験を背景に据えて、短篇の名手が紡ぐ妖(あやか)しの世界。
  • 僕らの青春~下町高校野球部物語~
    3.0
    1巻880円 (税込)
    下町高校は、伝統ある進学校だ。大学進学に向け、クラブ活動も自粛して勉強一辺倒。そんな高校生活に疑問を抱いた2年生3人が、野球の巧い生徒を集めて対外試合をしようと画策。3年生のエースを口説き落とし、チームを結成した彼らは、社会人野球チームとの練習で、その実力ぶりを発揮する。受験のため、青春を犠牲にしてしまうことに反旗を翻した奮戦記。
  • 魔境殺神事件
    3.0
    <死体はそう……80メートルほどの高さに浮かんでいた。その死体はどうしようもなく、宙に浮かんでいるのだ〉ここは世界の火薬庫にして魔境。アフガニスタン、パキスタンの国境地域には少数民族ごとに神と呼ばれる超能力者がおり、その死体も神の一人だった。自ら超能力を持つ松田はインド軍に強制連行され、世にも奇妙な「殺神事件」の究明を命じられた!

    試し読み

    フォロー
  • 魔女街
    -
    1巻396円 (税込)
    人の欲望には限りがない。金がなければないで、より高望みをするものだ。例えそれが空想の世界のものであっても――。 倒産寸前の木工所に勤める紬康平は、ある日銀座通りで一人の男に声をかけられた。男は超能力の研究家と名乗り、康平の特殊な能力を調査したいという。そして男が主宰する研究所に職場を移してから、康平の生活は一変した。贅沢な毎日と、彼を取り巻く美女たち。彼の持つ特殊な能力とは何だったのか。表題作ほか、日常性の裏側にある魅惑の世界を描く5篇を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 魔女伝説
    5.0
    1巻638円 (税込)
    周囲から嫉妬の目をむけられるほどの仲むつまじい若夫婦。だが、ある夜を境に、その妻が別れの手紙さえ残さずに姿を消してしまった。以来、仕事もやめてしまった夫は、妻を探す旅に出かける。そこで彼は、謎めいた動きをする巨大組織や、不可思議な事件に遭遇。あの妻に、かくされた別の世界があったのだろうか。最愛の夫さえ欺いて、果てしない逃亡の旅を続ける美貌の人妻、その手もとでひそやかな光を放つ“光る苔”とはなにか。愛と陰謀が渦巻く長編大ロマン。 カバーイラスト/杉本一文
  • 魔人伝説
    4.5
    1999年初冬、新宿超高層ビルの窓ガラスが突如飛散。それが超能力少年大出敬誕生の瞬間だった。サイコキネシスやテレパシーを駆使し、政財界の頂点に駆け上がっていく敬。世界の「魔王」を目指す彼には、さらに驚くべき真の目的があった! 伝奇小説の第一人者が描く衝撃作。

    試し読み

    フォロー
  • 眩しい道
    -
    1巻682円 (税込)
    週刊誌で連載されただけで、単行本にならなかった半村良の小説を発掘! 有名画家の二人の娘、中学三年生の姉、小学校五年生の妹。彼女たちの美しさは近所で評判だった。 姉はさまざまなアプローチの末に、大手芸能プロダクションの誘いを受け女優としてデビューし、スターへの道を歩きはじめるが……。 ひとりの少女を巡って繰り広げられる大人たちの暗躍、深慮、情熱。芸能プロダクション、テレビ、CM、夜の巷など、ギョーカイを通して少女たちの成長を描く。 半村良の幻とされた小説!
  • 岬一郎の抵抗 1
    4.0
    岬一郎は東京・下町に住むごく普通のサラリーマンだが、彼の体内では不思議な力が成長していた。一方、町内では犬や猫が連続死する異常事態が発生。公害とみた町内有志は都庁に陳情、岬も同道する。ところが、のらりくらりと対応する環境整備課長が、有志たちの前で突然死した。そして第二の突然死が……。日本SF大賞受賞の長編。
  • 産霊山秘録 上の巻
    4.0
    本能寺・関ヶ原・幕末そして戦後……日本歴史に記録されているいくつかの動乱期。そこでは必ず謎の〈ヒ〉一族が暗躍したと伝えられる。三種の神器を用い、人智を超えたその特殊能力を駆使して動き回る〈ヒ〉。そして今、時は戦国、一族の長、随風は信長に天下を取らせるべく活動を開始、白銀の矢となって全国の忍びのところへ飛んだ。数百年にわたる〈ヒ〉一族の運命を描き、日本歴史に新角度から壮大な構想で切りこむ著者会心の長編伝奇SF。第一回泉鏡花文学賞受賞作品。 カバーイラスト/杉本一文
  • 産霊山秘録
    4.3
    はるか古代から続く〈ヒ〉一族は、国が動乱期にさしかかると、特殊な能力を使って危機を救ってきたといわれる。その能力とは、御鏡、依玉、伊吹と呼ばれる三種の神器を使ったテレパシー、テレポーテーションであった。物語は戦国の世、織田信長の比叡山焼き討ちから始まり、関ヶ原、幕末、太平洋戦争、そして戦後の混乱期へと四百年の時を越える。歴史の襞の中で動く〈ヒ〉一族を圧倒的スケールで描くSF伝奇ロマンの傑作。
  • 産霊山秘録
    2.0
    〈ヒ〉一族…日本の動乱期に必ず現われ、三種の神器と特殊能力で天下を平らげたというわれる異能集団。本能寺、関ヶ原、幕末、そして戦後にわたる〈ヒ〉一族の運命を、斬新な視点と壮大な構想で描き、第一回泉鏡花賞を受賞した著者渾身の傑作!

    試し読み

    フォロー
  • 夢中街
    -
    半村良が紡ぎだす独特の幻想的な小説。 作家である私はなぜか夢世界に引きずり込まれ、夢中の犯罪を取り締まる夢中署の刑事から拳銃不法所持を疑われる。そして現実逃避の長期不法滞在は強制覚醒処置を取るといわれる。 飛行夢、既視夢、疑夢といったさまざまな夢を見るうちに、甥の会社で起こった毒入り缶コーヒーの殺人事件を夢刑事とともに捜査をすることになる。 夢と現実は想像でつながり、夢の中の自分を俯瞰していく。夢とも現実ともつかない、自らを「嘘つき」と呼ぶ半村良らしい幻想的かつ伝奇的物語。
  • 夢中人
    1.0
    私は想像力で飯を食う小説家。「夢中自殺」に「飛行夢」と、見る夢もさまざまだ。ある夜、「夢中犯罪」を取り締まる夢中署の夢刑事に出会った。夢の中でも拳銃を使えば不法所持のルートを洗い、現実逃避の「不法夢中滞留者」には強制覚醒処置をとる、というのだ。やがて甥の会社で起きた毒入り缶コーヒー殺人事件を、夢の中から捜査することになるのだが…。名手が綴る、深夜の不思議体験。

    試し読み

    フォロー
  • 女神伝説
    -
    就職試験に落ち、失意の日を送る貧しい大学生・純次は秘密の守護神『サバの女神』に祈った。「女神よ、俺を金持ちにしてくれ!」ある日、彼の前に突如出現した絶世の美女・嵯峨子は、なぜか彼にさまざまな幸運をもたらしてくれた。会社の社長となり、巨額の金を操り、豪華なマンションに住み、夜は嵯峨子と激烈な愛を交わす純次……しかし清楚な少女・春子に彼の心が移ると、嵯峨子はその正体をあらわす。
  • 闇の女王
    -
    日本屈指の大富豪・天羽賀脩一郎は、破産に近い大浪費の末、失踪した。真相究明にのりだした堀井は、無差別殺傷を狙うテロ集団と享楽のみを追う“深海クラブ”の抗争に巻き込まれたが、脩一郎とクラブの関係を探り当て、謎のベールをはがす機会を得た……。鬼才・半村良が流麗な筆致で描くSFファンタジー長編。
  • 闇の中の系図
    -
    1巻396円 (税込)
    天才的な嘘つき浅辺宏一の前に、そんな彼の才能を必要とする秘密組織があらわれた。それは古代より日本の歴史を陰からあやつる謎の一族“嘘部”の集団〈黒虹会〉だった。そして彼もまた闇の中につづく血筋の一人であることを知らされた。――現代によみがえった“嘘部”の活動が開始され、日本の永続的繁栄を目指した雄大な嘘が、いまや国際的なスケールで展開されていった……。日本の歴史と政治の暗部にするどく切りこんだ、著者会心の嘘部シリーズ第1弾! カバーイラスト/杉本一文
  • 闇の中の哄笑
    -
    1巻396円 (税込)
    エリート中のエリートだけが宿泊を許される伊東の名門ホテル。そこに日本の政財界を動かす3人の男達が顔をそろえていた。偶然をよそおった出会いだったが、裏側には権力への激しい執念がどす黒い渦を巻いていた。“汚れきった保守政権は、いまや国民に見放されている。思い切ったスケープゴートをささげ、大衆の信頼を回復しなければ、現体制と我々は破滅だ。”知恵と策謀が火花を散らして斬りむすぶ時、嘘部の末裔“黒虹会”が日本の将来を賭けた大作戦を開始する。 カバーイラスト/杉本一文
  • 闇の中の黄金
    4.0
    1巻440円 (税込)
    邪馬台国を取材中、親友の自殺を知らされた津野田は、その原因を探るべく調査を開始した。そして死の直前、彼もまた邪馬台国のありかを追って、国東半島を訪れていたのを知った。国東に向かった津野田は、そこで見た世界の金市場を牛耳る黄金商人の集まりで、日本歴史に隠された重大な秘密に気づいた。邪馬台国の秘密につながる莫大な黄金の夢を取り巻く人々と、背後に暗躍する“嘘部”一族。古代より、日本歴史を陰から動かす謎の一族嘘部の活動を雄大な構想で描くシリーズ第2弾。 カバーイラスト/杉本一文
  • 湯呑茶碗
    5.0
    定年退職後、優雅な閑居生活を送る老夫婦の隠された願望。植木職人として仕事に復帰した老人。…それぞれが抱える定年後の切実な問題を軸に、郊外のマンションに垣間見えるさまざまな人間模様を人情味溢れる筆致で描く。

    試し読み

    フォロー
  • 夢あわせ
    3.0
    1巻682円 (税込)
    二つの世界、私たちが生きている世界と別の世界がふとしたことから触れ合ったとき事件が起きる。SFの名手の著者が描き出す12の短編。 同じ夢の中に入りたいという仲睦まじい夫婦の願いがかなった時の結末を描く表題作「夢あわせ」、「雪洞夜話」は江戸時代の女郎の悲しい願いが籠められた雪洞の物語。「怪談桜橋」は著者の戦争体験が生み出した東京大空襲の日のリアルな幻想。「特異点」は著者自身のホテル暮らしに想を得た不思議でユーモラスなオハナシ。20種近い職業を経て作家になった著者の経験や生き様から生み出された、読み応え充分の奇抜ながら納得のSF譚。
  • 夢の底から来た男
    3.0
    男はひんぱんにうなされていた――彼のみる夢の中には恐ろしい顔をした男が現れ、彼の前に仁王立ちになるのだった。その男の両手は、たった今まで人間の内臓をかきわけていたかのように血にまみれている。そして今、その血まみれの手の男が現実の中に出没しはじめた。「俺は気が狂ったのか……?」広告代理店に勤め、家庭を愛する平凡なサラリーマンを襲った悪夢の正体は何か? 直木賞受賞作家が描く、戦慄と恐怖のスリラー・サスペンス。表題作ほか「血霊」「自恋魔」など4編収録。
  • 夢見族の冒険
    -
    1巻770円 (税込)
    大学卒業とともに資産家の御曹司に嫁いだ碧は、妊娠中に浮気した夫を早々に見切って、子連れで出戻った。そろそろ暴れてやろうかしら…銀座ホステスとして人生を再出発した碧は、その美貌と才知でたちまち成功を手に入れた。次に碧が目指したのは北海道の秘境。祖父の遺した謎の絵図を手がかりに、隠された黄金探しの旅に出た――夢を追い続け、奔放に生きる"夢見族"を描いた冒険ロマン小説、ついに電子化。
  • 楽園伝説
    -
    伊沢は商社のエリート課長だった。ある日、失踪中の上司が轢き逃げ事故に遭ったのを目撃したことから、巨大な地下組織の存在を知る。それは古代から生き延びてきた秘密組織で、今は大企業の秘密をネタに、サラリーマンの楽園を作ろうとしていた。組織に接触した伊沢は、そこで「王者の愉悦」に耽溺するが、やがて楽園をめぐって組織内で利害が対立、熾烈を極めた抗争となっていく。伊沢自身もその渦の中に巻き込まれていくのだったが…。

    試し読み

    フォロー
  • ラブ・マッチ!
    完結
    4.0
    丸一日、身も心も、男の子のオモチャになっちゃう女の子!!ヘンタイ親子から求婚されちゃう女の子!!とにかくメチャかわいい女の子たちが総登場!!初期の好短編と最新傑作を一挙収録!!
  • ラヴェンダーの丘
    -
    1巻374円 (税込)
    大倉治郎、48歳。かつては国際商社マンとして活躍した。今は第一線を退いて欧亜商事札幌支店苫小牧出張所の所長をしていた――が、元CIA要員、クロフォードからの電話でたちまち過去へと引き戻されてしまう。北方領土の近く、真琴内という小さな漁港で不穏な動きがあるという。謀略阻止の依頼だった。昔の仲間“ジャン”も駆け付けた。過去の罪を背負ったまま生きていた大倉は、自分の死に場所を求めるようにして真琴内へと向かう。
  • 6さいからはじめる プログラミングの考え方
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プログラミング的思考の基本をワーク形式で身につける! パソコンを使ってプログラミングを行う前にぜひ身につけておきたいのが、「論理的に考え抜き、試み、伝える力」、すなわち「プログラミング的思考」です。本書は、子どもの日常から発想した45のワークを通じて、プログラミングに必要な考え方をはぐくみます。アルクの小学生向け新シリーズ「こどもSTEAM」の第1弾。 【こどもSTEAMについて】 世界標準の思考力、視野、教養、創造性など、これからの子どもたちに身につけてほしい教育領域「STEAM」(Science[科学]、Technology[技術]、Engineering[工学・ものづくり]、Arts[芸術・リベラルアーツ]、Mathematics[数学]の頭文字で「スティーム」と発音する)に特化した、アルクの小学生向け書き込み式ワークのシリーズです。理数系の能力と表現力や創造性をバランスよく育みます。 【マヂカルラブリー 野田クリスタルさん推薦】 まずはやってみよう! 物事の見方が変わるかも 【本書の特長】 1)プログラミングを行うときはもちろん、これからの子どもたちに必要な「論理的に考え抜き、試み、伝える力」を、書き込み式のワークではぐくみます。学校の授業の前に取り組んでも、並行して取り組んでもOKです。 2)「時間割」「給食」「お菓子」「謎解き」など、子どもたちにとって身近なテーマから作問していますので、「自分ごと」としてワークに向き合い、実生活での実践にもつながるように構成されています。 2)ワークを通じて「他者と協力して何かを達成する」「意見交換を通じてより良いものを作り上げる」などを経験することで、「これからの子どもの生きる力」を伸ばします。 ※この商品は、固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【対象レベル】小学校低学年以上 【監修者・著者プロフィール】 ●監修: 西原明法(東京工業大学 名誉教授 超スマート社会卓越教育院 特任教授/統括責任者) ●執筆: 栗山直子: 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 環境・社会理工学院 社会・人間科学系社会・人間科学コース助教 森秀樹:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科准教授 齊藤貴浩: 大阪大学経営企画オフィス教授・兼人間科学研究科
  • わがふるさとは黄泉の国
    4.0
    1巻396円 (税込)
    ある時、商社マン室谷は知り合いのデザイナー久子が“自殺村”と称される奇妙な村の出身である事を知らされた。人づき合いが苦手で、古代史やら民俗学の本を読みふける彼は、その村が、古事記に由来する事に気づく。村人は先祖代々、自ら死に急ぎ、現在死に絶えていた。村は死者の国である黄泉の国と地形的につながり、彼の血筋もまた村人の秘密につながっていた……。奇想天外なストーリーの展開を示す表題作他、多元宇宙テーマの「二都物語」等を収めた半村良の傑作短篇集。 カバーイラスト/杉本一文
  • 忘れ傘
    -
    訣(わか)れるために出会いがあるのか。人生を素直に進みたくない“待つ女”靖子の前に、俯いた表情の駒田が佇んだ。秘めやかな互いの仕草に大人同士の恋が香る。結末を識りながら確かめる辛い甘言。名作「雨やどり」につづく絹雲のようにからみつき離れていく、男と女の関係をつづる表題作と辛口恋情ロマンの短編集。

最近チェックした本