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Posted by ブクログ 2014年10月05日
短編って並べ方にも技ありですね。
前半は(怪談「箪笥」はさておき)戦後の重く深いけれど地味な「白鳥の湖」「森の妹」「ちゃあちゃんの木」が続き、野坂昭如読んでるような気分に。
ここに、芥川の「地獄変」を思わせる表題作があって、一転!
筒井康隆ばりの「逃げる」「散歩道の記憶」と続き、SFの文字が散...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月31日
半村量のおそらく初期短編集。戦後間もないひもじい時代を乗り切ってきた話をベースにしたSFというか怪談話から、炎に取り憑かれた戸籍のない少年が、火葬場の少年と出会う話など。怪談が多い。
落語や講談的な短編『箪笥』がどうにもインパクトが強く、この本の紹介を見てもほぼ『箪笥』なのはちょっと残念な感じ。た...続きを読む
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