時系列はドラマとゲーム版の中間
ウィッチャー3が結構売れたので、最近日本後版でも完結した原作を読んでみようと思う方、また、2019年の年末にネットフリックスのドラマが始まるので読んでみようと思う方が多いかと思います。
時系列がわかると、双方の方がより楽しめると思いますので時系列の予備知識をお話しすると、この小説シリーズは1267年からが舞台となります。そしてゲーム版ウィッチャーの舞台が1が1270年、2が1271年、3が1272年と続きます。個人的には5巻とゲーム版ウィッチャー1の間に空白の期間があると思われます。
ドラマの予告映像やキャストの一覧を見ると、恐らくはそれ以前の出来事、1263年のシントラの大虐殺という事件...続きを読むの描写が多かったという印象です。この物語は日本語で翻訳をされていないthe last wish という短編集の出来事です。
私自身はゲーム版1.2、小説1巻、ちょっとゲーム版3、小説2~5巻とバラバラの順番で楽しみましたが、最高に楽しかったです。
大袈裟ですが、小説、ゲーム、ドラマどれから見てもファンタジー好きには至福の時間になる事を約束します。時系列順に楽しむのもいいし、自分が楽しめるものからウィッチャーの世界に触れてみるのがいいと思います。
知識が深まる事に世界に引き込まれる、そんな作品です。故に後半失速するような虚無感は一切ありませんでした。
ネット番組で翻訳者の川野靖子さんが、「原作やゲームの雰囲気、キャラクターの印象に気を使いながら翻訳致しました」と仰っていました。
小説は読み慣れてないので偉そうな事は言えませんが、ほんとに素晴らし翻訳だと感じています。ゲームシリーズのローカライズも20年近く数々の洋ゲーをプレイしてきましたが脱帽の一言です。
総じてオススメできない点が一切ありませんので当然☆5評価です。