読んでいて爽快
はじめてこの作家さんの作品を読ませて頂きました。不眠症という同じ悩みを持つ高校生の男女のお話。独りで病に悩み苦しんでいたが、ある日、同じ悩み持つ理解者が現れ、すこしずつだけど人生が好転する(しそう)、という前向きストーリーは、やはり読んでいて爽快。全体をとおして、病の辛さは伝わってくる一方で、キャラクターが表情豊かで悲壮感を感じないのが読む手が止められなかったポイントだったと個人的には思います。独りで抱える悩みは高校生に限らないですし、多くの人が共感できる作品ではないでしょうか。