おっちゃんさんのレビュー一覧

王子様、実は顔がコンプレックス

学園の王子様っていうふれこみだけど、前髪で半分顔隠しておそらく顔がコンプレックス。
実際は整いすぎた顔のせいでヤリマン疑惑かけられるわ王子のイメージ崩せないわでかなりの苦労人。
ってか顔半分隠してるのに扱いがアレって相当美形である。

ゆえに自分の顔で判断しない人に惹かれる。
・・・んでも顔で判断せずに表情で理解してくれる人は自分の顔目当てに好きと言ってくれないんです（当然）
王子さまは自分の殻を破れるのか！？

始めて理解。

仁義なき尻尾、原作において幼馴染系男装美少女ヒロイン、夏目さんの「ふっ」て言うのがいまいち理解できなかったのですが、この漫画にて初めて理解できましたｗ
夏目さんとロリ（ババア）系式神ヒロイン、コンとの関係性が深くしのばれます。
そろそろ原作も決着ついたかしらんと思いましたが未だエタってます、嗚呼。

人間の業

ずっとこの物語は暗黒時代と呼ばれた中世ヨーロッパのC教の知恵への弾圧の話だと思っていた。
でもそれは一部の人間の思い込みとそれの手足のように使われた道具の話であった。

きっとこれは善悪の話じゃない。
最後まで読むと人間の業の話だと思わざるを得ない。
今も繰り返される「正義」と「正義」のあらそい。
それには善も悪も無い。
きっとそうやって同じ愚を繰り返し繰り返し行いながら少しずつ進んでいくのだ。

願わくば己の信ずる「正義」を疑う勇気のあらんことを。

「確信犯」を描いた漫画

最近、ふと誤用が多いと言われる「確信犯」という言う言葉を調べてみる機会があった。
「政治的・思想的または宗教的信念に発して、それが（罪になるにせよ）正しい事だと確信して行う犯罪。」
のことだそうだ。
これだけだと意味わからんが、「チ。」と読むと主人公たちのことを言ってるのだとわかる。
「神」が作ったこの世界を正しく理解しようとすると「宗教」が「異端」と認定して刑に処そうとする。
その理由はおそらく「Ｃ教の教本に書かれていたことと違う」からである。

今、我々は言論の自由も信教の自由もありながらその素晴らしさを理解してない人も居る。
そのありがたさを理解しようとするならこの漫画は...続きを読む読むべきである。

恋のライバル出現・・・か？

今回も面白い。
特にだんだん恋心を自覚して凶化、もとい強化されていく宗谷さんが半端ない。
全てを解決する前に主人公が刺されるか逃げ切れるか、ハラハラドキドキがたまりません（棒

おかえりなさい！

下ネタという概念が存在しない退屈な世界で颯爽とデビューされ、あまたの下ネタを乱発し、ニコニコ動画のガガガ放送局では”さわりを詠むのがほぼ罰ゲーム”となった作者の本です。
あわやニドナツで純文学の世界に逝きかけたと思われましたが見事帰ってこられました。
・・まあそれはともかく、下ネタだけじゃないですね。文章の細かいところにいろいろギミックが仕掛けてあって、読み返すときちんと伏線になってます。
烏丸は男でもいいんじゃないかな？と思いましたがヒロインキャラを煽り立てるいい引き立て役になってますね。
下ネタのフアンなら読んでて損はないでしょう。