幸せまであとちょっと
鬱々とした出口の見えない普通の幸せへのトンネル。
家族の誰もが美世を必要とはしなかった、むしろ棄てた。生きる為に何も望まず何でもしてきた美世に不器用でも誠実に接しようと努力する旦那様。
きっと今までの人生は旦那様に愛される為の試練だったのだと思いたい。幸せになって欲しいと願わずはいられない作品。
家族から離れ徐々に周囲の人達から愛されていく過程に自分の心も明るく放たれていく感覚がわかります。
幸せという長いトンネルの出口まであとちょっと、美世の暖かな居場所を美世がどのように掴むのか続きが楽しみです。