感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コロナ本がたくさん出てきたが、今まで読んだ中で1番コロナ禍という感じだった。
2度見をした。すごいなぁこのママ。
パパがいるのに彼氏がいるの?え?
で、彼のところに行くために
夕ご飯と明日のお弁当を作って、夕方さっさと出かけていく。
SNS上でケンカする友達のお父さんとお母さん。
イーイーさんの友達のお父さんがコロナで死んでお葬式も普通にできなかった。
日本に来んなよって外国人差別をされる。
ママの彼がコロナ陽性になって、ママは濃厚接触者でPCR検査。
で、とりあえず学校休んでと娘に言うママ。
日曜日はバスケの大会なのに。
よその男と遊んで濃厚接触したママのせいで全部ぶち壊される私の気持ちは?
なのにママは、「これは私の恋愛のせいではない。コロナのせい」と言い切る。単に確率の問題だと。
ママにぶつけた感情が、投げた言葉が的確で、娘はすごい中学生だと思った。
ママに理解してもらえないのは、心が半分焼け焦げたみたいな感じ。でもそう思うのはママが好きだからだと思う。
こういう金原ひとみさんの表現好き。
結局、国のガイドラインに従い2週間も学校を休んだ娘は、ママとは和解し、ラストは和やか。
面白かった。
尾崎世界観さんの話も好き。
Posted by ブクログ
コロナ禍を生きるあなたへ贈る、もうひとつのパンデミック。
5人の作家さんによるアンソロジー♬
『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみ ★3.5
コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生、玲奈のもとにある日突然おとずれた「濃厚接触者」の知らせ。
『オキシジェン』真藤順丈 ★2.5
顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男が企てる、脱ディストピアの叛乱。
『天国という名の猫を探して』東山彰良 ★3
死者は活発に人肉を求め、生者が死んだ様に隠れて生きる暮らしで、ぼくは飼い猫を探す旅に出た
『ただしみ』尾崎世界観 ★3
ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘のない「ただしい」世界。パンデミック禍の孤独な者たちの群像劇。
『MINE』瀬戸夏子 ★2.5
感染症を世界に撒き散らす事を計画する組織"臆病なテロリスト、臆病な殺人者"に志願したわたしが出会った、究極の人工美を備えた少女・アイラ。
.
.
尾崎さん目当てで♡♡
非現実的なSFっぽい作品が多かった中、金原さんのだけは今の世の中とぴったりマッチした内容だった。
そうだよな〜と凄く主人公の気持ちが分かる反面、このお母さんがちょっと理解できなかった。
公認の不倫って??あげくの果てに彼氏がコロナ陽性。
悪びれもせず、娘に言う言葉があり得ないんだけど、、
面白かったけどこんな母親嫌だな
お目当ての尾崎さんは、尾崎さんらしい〜でした笑
結構好きだった。
あと東山さんのもゾンビっぽくて、でも淡々としていて面白かった。
どれもわりと難しいというか、ちゃんとはよく分からない感じだったけど、それでもなんとなく雰囲気で私は楽しく読み切れました♬
Posted by ブクログ
金原ひとみさんと尾崎さんの文章が読みたくて、
金原さんのお話は高校生?の話だったけど、面白かったな
自分にもあんな時があったのかも
尾崎さんの小説は新しい感じがして、面白かった。
定点カメラについて、全然知らなかったから、
Posted by ブクログ
いろんな本を読んでいると自分の苦手なものがわかってくる。
近未来のようなSF的なものは苦手なようだ。
5人の作家さんの中では金原ひとみさんのお話がわかりやすかった。
まさに今、ありそうなコロナの時代。