【感想・ネタバレ】20 CONTACTS 消えない星々との短い接触のレビュー

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さすが原田マハ、としか言いようがない。
どうやってそれぞれのアーティストを魅力的なものとして伝えるか、で手土産と1.2の質問としたところも巧みだったし、それぞれの作品が読みたくなる素晴らしい作品だった。
いつもありがとうございます。

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2023年10月25日

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知ってる人もいれば知らない人もおり。そもそも作者の小説で知ってるという場合もあるけど。

こうして自分の興味関心を広げてくれる本はありがたいなぁ。コンタクトしている場面を隣でみていたかった。
そもそもの展示会も見ていたかった。。

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2023年10月13日

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友達から勧められて読んだ1冊
歴史に名を残した有名な芸術家が本を通して身近に感じられた。
今後、美術鑑賞するにおいてより感慨深くじっくり鑑賞することになるだろうと思います。

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2023年01月15日

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ネタバレ

空想のインタビューを覗き見るワクワク感が堪らない。アトリエに、書斎に、あの聖地に。
アート界、芸術界が誇る20名の巨匠を巡って取材を敢行する。

河井寛次郎の「柿は驚くべき誠実な彫刻家だ。」も、手塚治虫の「一流の音楽を聴け、一流の芝居を見ろ、一流の映画を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。」も、フィンセントのアーモンドの花言葉も。

クラムボンはかぷかぷ笑うし、ルーシーの抹茶も、司馬江漢の自作の死亡通知書も、ビアズリーとギャルソンも。
もう随所でマハさんのアート愛が溢れて止まらない。

2022年、既に1番いい宝物みたいな出会いをしてしまった。

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2022年02月12日

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ネタバレ

『原田マハ:才能のすべてを凝縮した妄想短篇集』

京都で開催された展覧会の「発展的資料」作品。小説家、キュレーター、エッセイストとしてのすべての経験をギュッと凝縮した妄想インタビューが20篇!この本を片手に、展覧会に行きたかったな〜。

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2022年01月02日

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日本と諸国を繋いだ芸術家たちを集めたCONTACTという展示会。そこに登場した芸術家の中の20名に原田マハさんがインタビューしにいくお話。もちろん史実に基づいたフィクションなのだけど、本当にインタビューに行ったような感覚になれる本。手土産も興味深く、思わず調べてしまった。
もっと読みたい!と思った本でした。
展示会行きたかったなぁ。

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2021年08月22日

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史実にもとづいたフィクションとはいえ素敵なインタビュー集だ。
みんな愛すべき人物で作品をみてみたくなる。
小津安二郎はBluRay買おうかな。ゴッホは原田マハの作品を読みたいな。

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2022年10月21日

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おすすめ、とプレゼントしていただいた一冊。(裏表紙に作家の直筆サイン入りで…!)

星々との接触がフィクションだということを忘れてしまう。
マハさんと巨匠たちが本当に会っているみたい。
そう思わせるほどの緻密な情報収集・知識の深さと対象へのリスペクトが本当に凄い。

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2022年10月08日

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色々な作家さんたちの妄想突撃インタビュー。
読み始めると??だったのが読んでいくうちになるほど、確かにこういうこと言いそうだなと納得しました。
面白い。

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2022年07月21日

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原田マハさんがディレクションした京都での展示会にまつわる、今は亡き芸術家にマハさんが会いに行く短編集。
端的にその芸術家にまつわるエピソードをもりこみつつ、本当にあっているような会話がちりばめられていて、その芸術家の人柄がよくわかって面白かったです。

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2022年07月14日

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原田マハさん自身が、芸術家の方々を手土産片手に訪問しお話ししていく短編集です。ゴッホや手塚治虫など亡くなっている方々なので、もちろんフィクションなのですが芸術家の方々の人柄が垣間見えるようでほっこりします。
ビール会社のCMの大人エレベーターを見ているような気分で読みました。
私はアートには詳しくないので、各章読む前に検索をしてその人の作品がどのようなものか知ってから読み進めました。画像で見ただけでも心が揺さぶられるような作品の数々。この本をきっかけに新しく興味の扉が開いたような気がします。東山魁夷さんとシャルロット・ペリアンさんが特に惹かれました。深掘りしていきたいと思います。
私自身はとても楽しめた一冊です。

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2022年05月24日

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今は亡き20人の巨匠(星々)たちとのやりとりが、まるでそこにいるかのように生き生きと綴られており、そのやりとりの温かいこと。
宮沢賢治の章が特に好きでした。

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2022年02月14日

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朝も早よから産寧坂をはあはあ言いながらのぼり清水寺へ。ワクワク胸熱しながら展示を観て回った、ICOM京都大会に合わせて行われた「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」。キュレーターとしてのマハさんを初めて知って、なんてカッコいいんだろうと大満足で帰宅したのが2019年9月。

文庫化を待って読んだので更に時空を超えた。20人ものアーティストそれぞれに深い知識と愛情が無ければこんな無謀な試みは出来ない。美術の世界の扉の前で一生懸命手招きするマハさんが見えるような作品だった。

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2022年01月20日

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ネタバレ

2019年に京都の清水寺でマハさんが監修した「CONTACT展」(展覧会)が開催され(見にいきたかったなぁ)、本書はその展覧会の為に書き下ろされました。

今は亡き人も含め、20人の巨匠にマハさんがインタビューを行う形式で構成されています。

アート関係の小説が代表作であるマハさん。

本作はある意味でマハさんが最も書きたかった作品のような気がしてなりません。

過去の作品で主人公として描かれるのは巨匠たちの側にいる女性たち。

なぜなら、それは私の化身だからです。
憧れている画家たちについて書くからには、私自身がその人に自己投影できる存在にしたかった。
(モネのあしあとよりP 112)

でも本作は違います。

マハさん自らが巨匠とコンタクトし、短い時間ではありますが語らいます。

マハさん自身がそれぞれの巨匠にセレクトした手土産持参して、同じ空間で景色を見ながら聞きたかったことを聞き、心を通わせる。

確かにこれもマハさんの空想の世界です。

しかし、当時の時代背景や自然(温度・空気・草花等)のみならず様々なリサーチに裏打ちされた2人っきりの空間にはリアリティがありました。

本作を手にした読者と共にマハさん自身も幸せな時を過ごしたんだろうなぁ。


説明
内容紹介
ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、バーナード・リーチ、フィンセント・ゴッホ、黒澤明、手塚治虫、東山魁夷、宮沢賢治――。アートを通じ世界とコンタクトした物故作家20名に、著者が妄想突撃インタビューを敢行。いちアートファンとして巨匠たちに向かい合い、その創作の秘密に迫る。自ら初めて手がけた展覧会の為書き下ろした格別な創作集。
著者について
一九六二年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。二〇〇五年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。一二年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五郎賞受賞。一七年『リーチ先生』(集英社)で新田次郎文学賞受賞。最新刊は『リボルバー』。

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2022年01月16日

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原田マハ先生がアートの巨星に手土産を持ってコンタクト!なんて面白い試みなんだ!2019年に清水寺でこんな素晴らしい展示があったなんて知らなかったです(泣)

登場する巨星は知っている方(マハ先生の作品で知った方)も知らない方もいましたが、マハ先生の巨星への尊敬がすごく伝わってきました。個人的には私と同郷の棟方志功にもコンタクトしてくださっていてすごく懐かしい気持ちになりました。

『希望』マハ先生もたくさん書かれているファン・ゴッホへのコンタクト。本人は登場しないけど、花咲くアーモンドの木の枝を通してファン・ゴッホの気持ちを探る所は途中から涙が出てきました。その質問をファン・ゴッホにすると、何て答えるんだろう…。マハ先生が予測した答えであって欲しいと切に願わずにはいられませんでした。アーモンドの花言葉、私は知りませんでしたがそういう意味もあの作品には込められているんですね。花言葉で結ぶとても素敵な作品でした。

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2021年11月08日

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妄想対談!ということで、ちょっと痛い感じの進み方もある。ただ、一人ひとりのことを心の底から愛していることがよくわかる。

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2021年10月10日

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存じ上げない方もいらっしゃるので少し迷いましたが、楽しく読ませていただきました。
マハさんのインタビューとお土産、アーティストの答えもまるで本当にあったことのように感じられるのがとても幸せだったと思います。少しだけ知っていた作家さんたちのイメージがもう少し光りだした気がします。

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2021年09月08日

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清水寺で催された展覧会と連動した一冊。
歴史に名を残した20人の物故作家へ妄想インタビュー、という面白い企画。とはいえ、結局本人に会えずに終わってるものもいくつかある笑

マハさんからマハさんに挑戦状が届くと言うスタートで、質問は一つか二つ、必ず手土産持参、インタビューのプロセスと内容をまとめ掌編小説にする、というもの。

インタビューの空気感やお土産を選んだ理由などから、それぞれの作家たちの性格や好みが分かって面白い。

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2024年04月28日

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大好きな原田マハさん。
お盆の連休中に地元に戻った際に、
駅前の書店で発見しました。

私が住んでいた地元は、駅前が開発されて、
大きな書店があるんです。
帰るときは必ず立ち寄ります。

ずっと気になっていた一冊だったので、
綺麗な在庫を見つけて歓喜でした…!

2019年に開催された展覧会(なんと清水寺らしいです)のために書かれた本書。
20名の巨匠(星)たちとコンタクト(インタビュー)している作品。

ゴッホやマティスもいますが、
黒澤明、宮沢賢治を含め、
たくさんの才能を持った方々達が登場します。

マハさんがインタビューしたら…
という設定で話が進みますが、
マハさんの手にかかると、
どの著名人もチャーミングで、
それでいて芯の部分はとても情熱的な人で、
気づけば好きになっていたり、
興味関心を持っていたり。

それは原田マハさんが好きなんだろうな、
敬愛の気持ちを持って書いているからなんだろうなあ、
と思わせてくれます。

個人的に印象に残っているのは、
河井寛次郎と小津安二郎。
二人とも生き方やポリシーが格好良いです。

オーブリービアズリーは、
サロメを読んだ後だったので、
再会した気持ちになりました。
茶目っ気のある彼に会えて嬉しかったです。

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2023年09月02日

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元キュレーターでもあった原田マハが2019年に京都の清水寺で企画した、世界中の故芸術家とマハの時空を越えた出会いの展示「コンタクト展」のために書かれた短編集で、マハが手土産を持って星となった芸術家に会いに行くというもの。発想やアイデアは面白く展示まで実現してしまう行動力も素晴らしい。展示が実際にみられたらもっと評価高かったかも!

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2022年08月07日

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流し読みになってしまいました。私自身の登場人物たちに対する知識がもっとあれば、より楽しめたと思います。ただ、原田さんのリサーチ力には驚かされました。

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2022年05月18日

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原田マハから原田マハへの挑戦状⁉️空想、妄想の短編集かな。セザンヌ、マティスなどの画家は勿論、手塚治虫や黒澤明とも対談。あのリーチ先生との対面には想像とはいえグッときた。ポップな小説で気楽に楽しめました。

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2022年04月18日

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ネタバレ

手土産を持って会いに行くというのがよかった。
妄想だけどリアルに感じるところなのかもしれない。本当に会えたらそんな感じなのかなと思えてしまうのが、やっぱりすごい。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

言いたいことは全部解説で書かれているので特に言えることはない。
原田マハが主人公になり、展覧会のための1冊という特殊な仕様ながらテンションが高く1つ1つの話が楽しいし、各巨匠を身近に感じられる良い1冊だった。
巻末に20名の解説がのっているのも良い。

ある種最強の夢小説ともいえるか。

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2021年10月26日

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