【感想・ネタバレ】牧水の恋のレビュー

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Posted by ブクログ

旅と酒の人、若山牧水
好きな歌人です。
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく
漂泊の詩人、旅と酒を愛する、飄々とした、朴訥な、達観したようなイメージを、牧水に持っていました。
しかし、これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との、報われない恋がありました。
絶頂から疑惑、別れ、そして歌へと、俵万智が徹底した調査と鋭い読みで、二人の恋を語ります。
実に丹念に、そして創造力に満ちた、素晴らしい評伝です。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

私ずっと俵万智さんのこと誤解していたかもしれない。恋の歌専門の感情120%、現代の与謝野晶子だと思っていたけれど、とんでもない。やはりプロですね。知識量が途方もない。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

若山牧水という人物がどのような歌人だったのか、俵万智が細かく解説しています。男性が和歌に思いを連ねて吐き出しているので、少々女々しく感じてしまい、初見だと、驚きました。
当時の想いの長けをいろんな友人に吐露していたり、既婚者であることを知らずにお付き合いをしていた牧水の状況、心情を考えると牧水の純真さに惹かれるものがあります。一生をかけて愛したはずであったのに砕けてしまった後、和歌で想いを表現することで作品化し、閉じ込めておきたかったのかな、とも思います。

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2022年01月13日

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